比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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チーム全員で

 

 

ルドルフside

 

 

ルドルフ「……何?チームで凱旋門賞を?」

 

八幡『あぁ。お前多分この事知らないだろ?朝からシービーとメジロ姉妹が来てな、んであれこれしてる内にライスの外出許可が取れて全員で凱旋門賞の観戦をする事になったんだ。お前、どうだ?来れそうか?』

 

ルドルフ「無論、そちらに行こう。住所を教えてほしい、業務が終わり次第そっちに向かおうと思う。それにしてもよく許可が取れたね?」

 

八幡『アルダンのおかげでな。じゃあ待ってる、業務頑張れよ。』

 

ルドルフ「……憶測で話すが、そっちにライス以外の全員が揃っているのかな?」

 

八幡『まぁな。今夜は色々と楽しくなりそうだな。』

 

ルドルフ「そうだな。ではまた後で。」

 

八幡『あぁ、じゃあな。』

 

 

………兄さんの家に行けるのか。ふふふっ、思いもよらない形で叶ったな。楽しみが増えてしまったな。これはチームの打ち合わせが兄さんの家になるのも時間の問題かな?

 

 

エアグルーヴ「会長、トレーナーからですか?」

 

ルドルフ「あぁ、今夜兄さんの家に行く事になったんだ。凱旋門賞の観戦にね。」

 

エアグルーヴ「……わざわざトレーナーの家に出向いて、ですか?」

 

ルドルフ「ライスが1日だけ外出していい事になったみたいでね、チーム全員で見る事になったんだ。」

 

ブライアン「……兄貴も物好きだな。」

 

ルドルフ「きっと兄さんも不本意だと思うぞ、そう言ってやるな。」

 

 

兎に角、今日は早く仕事を終わらせる理由が出来た。兄さんの家で日々の疲れを癒す為にも、今日は作業スピードを上げるとしよう。

 

 

エアグルーヴ(……会長の記入と押印のスピードが上がった、それ程までに楽しみというわけだろうか?)

 

ブライアン(……兄貴の家か。大して興味は無いな。)

 

 

しかしブライアンがこうして作業を付き合ってくれるのは頼もしい限りだ。

 

 

ーーー数時間後ーーー

 

 

ルドルフ「ふぅ……これで終了だな。」

 

エアグルーヴ「お疲れ様でした、会長。」

 

ルドルフ「あぁ、お疲れ様。ブライアンは既に帰ってしまったようだが、助かったよ。」

 

エアグルーヴ「しかし、会長のトレーナーは少し脇が甘いのでは?幾ら担当とはいえ簡単に家に上げてしまうのはどうかと思うのですが……」

 

ルドルフ「君も知っているだろう?兄さんと私達のチームは距離感は割と近い。私も今では偶に兄さんに脚のマッサージや爪の手入れをしてもらっているくらいだ。そのくらい頼りになるのだよ。」

 

エアグルーヴ「マ、マッサージに爪切りっ!?そ、そのような事を………それはもしかして、チーム全員に行っているという事なのでしょうか?」

 

ルドルフ「ラモーヌとメジロアルダンはまだ受けてはいないな。私とシービーとライスは受けたよ。兄さんの施術は的確でね、気持ちが良いんだ。君も受けてみたらどうかな?」

 

エアグルーヴ「っ!?私は遠慮しておきます!!」

 

ルドルフ「そうか。」

 

 

ーーー校庭ーーー

 

 

ルドルフ「……むっ、兄さん?」

 

エアグルーヴ「っ!」

 

八幡「よぅ、仕事終わったか?」

 

ルドルフ「あぁ、終わってエアグルーヴと雑談をしていたところだ。兄さんはどうして学園に?」

 

八幡「お迎えついでに昼ご飯の買い出し。」

 

ルドルフ「おぉ、それは楽しみだ。」

 

エアグルーヴ「……おい、貴様まさかとは思うが会長に荷物持ちをさせるつもりではなかろうな?」

 

八幡「助かりはするがそんな事をさせるつもりは無い。男が財布持ちで女がエコバッグ持ちなんてカッコ悪過ぎだろ。」

 

エアグルーヴ「……ならば構わない。だがまだ不安が残る、私も同行させてもらってもいいか?」

 

八幡「俺ってどんだけ信用無いんだよ……」

 

ルドルフ「であれば兄さん、信用を得る為にもエアグルーヴに昼食をご馳走するというのはどうかな?」

 

八幡「昼食で得られる信用なんて安いと思うが、1人増えたところであんま変わらないか。ルドルフ、昼食のリクエストはあるか?」

 

ルドルフ「そうだな……兄さんの好きな食べ物、ではダメだろうか?」

 

八幡「俺の?ん〜……ラーメンだな。」

 

ルドルフ「ではそれで頼むよ。」

 

エアグルーヴ「あの、会長……本当にそれでよろしいのですか?」

 

ルドルフ「あぁ、構わないとも。」

 

八幡「ラーメンだけっていうのも味気ないから炒飯と青椒肉絲も付けるか。これだと野菜が少ないから野菜炒めも作るか。」

 

 

不思議だな、兄さんが食事の話をしていると自然とお腹が減る。去年のフレンチもたくさん食べさせてもらったが、どれも美味だった。

 

 

八幡「んじゃ行くか。」

 

ルドルフ「車で来たのかい?」

 

八幡「あぁ、その方が多く買えるしな。」

 

エアグルーヴ「それはどの道荷物を持たせる気があったのではないのか?」

 

八幡「カート使えば車まで持って行けるだろ。お前の中での俺ってどんだけダメ男なんだよ。」

 

ルドルフ「まぁまぁ、その辺にしてそろそろ向かおう。兄さんの家で帰りを待っている3人が居るのだからね。遅くなっては機嫌を損ねてしまうよ。」

 

八幡「そうだな、何を言われるか分からないし。あっ、そうだ。エアグルーヴに1つ言っておくぞ。」

 

エアグルーヴ「……何だ?」

 

八幡「ラーメンの事、ファインには言うなよ?絶対面倒な事になるから。」

 

エアグルーヴ「まるで過去にも同じ事があったかのような言い方だな?」

 

八幡「この前ルドルフのデビュー戦で新潟に行った時、食ったラーメンの写真送ったら『今度、新しいラーメンのお店に行くからねっ!』って。んでその後に『勿論、一緒にイッテクレルヨネ?』ってすぐに来たから……」

 

エアグルーヴ「貴様の自業自得な気がするが、私はプライベートを誰かに言う趣味は無い。聞かれない限りは誰かに言う事は無い。」

 

八幡「ん、それだけで充分だ。」

 

 

 




ルドルフも参加決定!
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