比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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皆で晩ご飯

 

 

ライスside

 

 

車椅子のライスが来たら、皆きっと迷惑するだろうなぁ………って考えてたんだけど、ライスの為に皆すっごく手助けしてくれるんだ。ライス、それがとっても嬉しいの……手でも充分に押せるんだけど、それでも後ろのハンドルを握って押してくれる。とっても優しいチームにライスはいっぱいありがとうって言ったんだけど、『このくらいは当たり前。』って言ってくれる。

 

 

ライス「あっ、良い匂い……」

 

アルダン「きっとお兄様が調理しているのでしょう。見に行きますか?」

 

ライス「ううん、此処からでも大丈夫。」

 

アルダン「分かりました。」

 

シービー「ライス〜八幡から味見お願いだってさ〜。はいコレッ!」

 

ライス「ラ、ライスでいいんですか?」

 

シービー「良いの良いの!ほ〜らっ!」

 

ライス「は、はい……あむっ……っ!お、美味しい!これってもしかして炭火焼き?」

 

シービー「えっ!?そうなの八幡っ!?この鮭って炭火焼きなの!?」

 

八幡「あぁ、七輪に炭もあったからせっかくならと思ってな。本格的な方が良いだろ?それにしてもよく炭火だって分かったな?換気も回してるから気付かれないと思ったんだが。」

 

ライス「うん、ライスも料理するからちょっとだけ分かるんだ。」

 

八幡「そうか、隠すのは無理だったか。」

 

シービー「あたしは最初から気付いてたけどねっ!」

 

八幡「お前はこっちに居たからだろ。」

 

アルダン「凝った調理をしているのですね。」

 

八幡「舌の肥えてそうなお客さんが居るからな。」

 

アルダン「あら、それは私と姉様の事を言っているのでしょうか?」

 

八幡「さて、どうだろうな?まっ、本音は食うなら美味い方が良いと思ったからだけどな。」

 

 

その後もお兄様はライスにだけ味見をお願いして来た。その時、シービーさんが凄く食べたそうにしてたんだけど、ライスは頑張って気にしないようにしながら味見をしたんだ。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「お〜い、出来たから卓に運んでくれ〜。」

 

シービー「はぁ〜い♪」

 

ルドルフ「うむ。」

 

八幡「アルダン、ライスを席に案内してやってくれ。椅子の無いところがライスの席だから。」

 

アルダン「分かりました、ではライスさんはこちらで待っていましょうか。」

 

ライス「うん、ありがとうアルダンさん。」

 

ラモーヌ「良い香りが漂っているから期待が出来そうね。どんな風に仕上がっているのか楽しみだわ。」

 

 

確か、鮭のひつまぶしとキノコのホイル焼き、バンバンジーって言ってたよね。どんな風になっているのか楽しみだなぁ〜!

 

 

ライス「わぁ〜!」

 

アルダン「まぁ……素晴らしい……」

 

ラモーヌ「………」

 

シービー「早く食べたい………」

 

ルドルフ「こらシービー、運びながら考え事していると危ないぞ。」

 

シービー「だってあたし、八幡がライスに試食をお願いする度にあたしに持って行かせるんだもん!」

 

八幡「俺は火元から離れるわけにはいかないし、近くにシービーが居たんだからしょうがないだろ。それとも何か?ライスにこっちまで来て味見しろと?」

 

シービー「そんな事言ってないもんっ!!」

 

 

あわわわ……な、なんだか大変な事に!?

 

 

ルドルフ「まぁまぁ。その辺にして、楽しい夕食にしようじゃないか。」

 

ラモーヌ「ルドルフの言う通りよ、食卓で騒がしい人ははしたなくてよ。」

 

シービー「ぶぅ〜!」

 

八幡「その辺にして皆席に着け〜。」

 

シービー「誰のせいでこうなったと思ってるの?」

 

八幡「はいはいごめんね〜。」ナデナデ

 

シービー「んんぅ〜♪」

 

八幡「さっ、席に着くぞ〜。」

 

 

久しぶりだなぁ〜こんなに大勢でご飯を食べるのって。チームで食べるのってこれが初めてだよね……今年って8月の豪華な食事って食べたのかな?

 

皆席に着いてからいただきますをして、早速ひつまぶしに箸を進めて口に運んだ。さっき食べた鮭だけでも美味しかったけど、ご飯と合わせるともっと美味しい♪

 

 

ライス「お兄様、これってどうやって作ったの?」

 

八幡「ん?鮭は皮を取って七輪に、米は普通に炊いて盛り付けた。そんで仕上げにバター醤油をかけてある。因みにバターと醤油は減塩、低脂質のを使ってるからある程度のカロリーは抑えてある。」

 

ラモーヌ「……だから今日の買い物では食材をじっくり見ていたのね。」

 

八幡「その通りだ。お味はどうだ、奥さん?」

 

ラモーヌ「えぇ、とても美味しくてよ。専属の料理人として雇いたいくらいには、ね。けれどその呼び方は私を揶揄っているのかしら、あなた?」

 

ルドルフ「……どういう事だい?」

 

ラモーヌ「今日の買い物に行った時、私達は夫婦に見られてしまったのよ。ねぇ?あなた?」

 

八幡「お前の雰囲気が学生らしくないんだよ。ったく、今度あのスーパーに行くのが怖いんだが?」

 

ラモーヌ「なら付き添ってあげましょうか?」

 

八幡「結構だ。」

 

アルダン「では妹である私が行きましょう。誤解を解きに参りましょう。」

 

八幡「はぁ………ウチのチームの妹達はどうしてこんなにも良い子揃いなんだろうな。」

 

シービー「んもぅっ八幡!照れるよぉ〜!」

 

八幡「お前じゃねぇよ、ライスとアルダンだわ。」

 

ルドルフ「妹……ならば我々全員なのではないか?」

 

ラモーヌ「そうね、私達全員が対象よね。」

 

八幡「……妹属性持ちのライスと実際お前の妹であるアルダンの2人だ。」

 

 

お、お兄様からよく言われるけど、ライスって良い子なのかな?

 

 

 




次回、いよいよ凱旋門賞!!(ホント漸くです……)
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