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実況『最終コーナーを曲がって最後の直前コースに向きました!!先頭はクローネ、粘り込みを図るつもりか!?後ろからも他のウマ娘達が猛追して来る!!前に迫って来ているのはカーネギーだ!!』
クローネ(やはり来ましたか!ですが、私だって負けられない理由に加えて意地もあります!!)
カーネギー(絶対追い越すっ!!)
実況『さぁ逃げるクローネ、後ろからは追い込んで来るカーネギーが迫っている!2番手以降から後ろの差は開いている!!いいや!!大外から一気にクラウロードも猛烈な脚で追い込んで来た〜!!』
クラウ「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」
実況『さぁ今年の凱旋門賞も大詰め!!!一体誰が勝つのか!?この3人の勝負になるのか!?他のウマ娘はどうだ!?この3人に迫れるのか!?』
シアター(くっ、何であんな脚が使えるっ!?しかも先頭のウマ娘に至ってはペースメーカーでずっと先頭だったんだぞ!?後ろに居たあのアイルランドもだ!!なのにどうしてあんな走りが出来る!!?)
マズル(あたしと同じくらいの場所に居たのに、もうあんな所に……一体どんな手品を使ったんだ?)
クローネ「負けられない……絶対にっ!!」ゴオォォ!!
カーネギー「追い抜くっ!!」ゴオォォ!!
クラウ「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」ゴオォォ!!
実況『残り200m!!最早優勝争いはこの3人だっ!!!後ろとの差を2バ身から3バ身引き離している!!4番手にはエルナンドとアップルツリー、外から漸くホワイトマズルが来た!しかし前は3人だけの争いだ!!先頭は誰だっ!?3人ほぼ横一直線で並んでいる!!誰も譲らない!!一歩も譲らない展開になっている!!!』
クローネ(まだ……まだです!!まだ勝負は終わってません!!諦めるものですか!!)
カーネギー(もう少し……あと少し!!ほんの少しなんだっ!!)
クラウ(ここまで追い込んだんだ!!後はこの2人を抜くだけだ!!勝つのはあたしだ!!)
『うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』ゴオォォ‼︎
実況『3人か後ろとの差を更に引き離した!!最早3人だけのレース展開っ!!残り100m!!最後の戦い誰が勝つのか!!?もう残り僅か!!一体誰が前に出るんだっ!!?』
ルドルフ「……凄いな、これが世界最高のレースか。」
アルダン「はい、とても魅入られます………」
八幡「そんな単純なもんじゃない。」
アルダン「?どうしてです?」
ラモーヌ「気付かないのかしら?あの3人はライスシャワーの友人なのでしょう?このレースに賭ける思いは相当強い筈よ。あの走りを見れば一目瞭然よ。」
八幡「けど、これで分かったろ?目の前の3人は俺がこの前言った真っ向勝負をしている。走りと走り、気持ちと気持ちのぶつかり合いだ。全くの互角の勝負だ。」
ラモーヌ「……そうね、とても凄い走りだわ。」
シービー「それにライスも凄い魅入っちゃってるもん。あたし達の声、多分聞こえてないよ。」
ライス「………」ギュッ!
ライス(頑張って……頑張って、皆っ!)
『おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!』ゴオォォ‼︎
実況『さぁ残り50mも無いぞ!!一体誰が前に出るんだっ!!?一体誰が前に出るっ!!?抜け出すのはどのウマ娘だっ!!?』
クローネ(勝ちは譲りませんっ!!)
カーネギー(絶対に勝つっ!!)
クラウ(まだ終わってねぇ!!)
カーネギー「おおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」ゴオォォ‼︎
実況『カーネギー出た!!カーネギー出た!!カーネギー出た!!僅かにカーネギーが抜き出したっ!!!カーネギー抜け出してゴールイィィィンッ!!!最後、僅かに抜け出したのはカーネギーだっ!!!今年の凱旋門賞の激闘を制したのは、カーネギーだっ!!!』
カーネギー「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
クローネ「ふぅ…ふぅ…ふぅ…はぁ…はぁ…」
クラウ「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」
実況『最後の最後まで分からないレースでした!!カーネギー、クローネ、そしてクラウロードの3人の長い長いぶつかり合いでしたが、僅か数十mの攻防を制したのは地元フランスのカーネギーがこの凱旋門賞を制しましたっ!!』
カーネギー「はぁ……はぁ……や、やったぁ………」
クラウ「ぜぇ……ぜぇ……くっそぉ……っ!!」
クローネ「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」グッ!!
ファブル「いやはや、何とも凄いレースになりましたね。見てるこちらも熱くなりましたな。」
オライエン「全くですね。2人もクラウ同様相当の覚悟だとは思ってましたが、素晴らしいレースでしたな。負けた筈なのに負けた気がしませんね。」
アップル「しかし、これも日本に居る友人の力なのでしょうかね?昨日ライスシャワーとお話をしたみたいなのですが、彼女の声を聞けたおかげで元気1万倍とも言っていましたからね。」
ファブル「はははっ!ミスライスシャワーが見ていたら、きっと元気付けられる事が出来た事でしょう。今度はミスライスシャワーも合わせて4人でレースをしてみたいものですね。」
オライエン「トレーニングだけでは実力は測れませんからな、今のミスターファブルの提案はいつかは実現してみたいですね。」
文字通り、負けられない戦いでした……すっごい大接戦!!