カーネギーside
ファブル「成し遂げたね、カーネギー。このレース、ミスライスシャワーが見たらきっと喜ぶでしょう。」
カーネギー「うん!ありがとうトレーナー!!」
クラウ「……悪りぃトレーナー、負けちまった。」
オライエン「いいや、謝る必要は無いよクラウ。寧ろよくあんな後方から追い込んで2人と競り合った、大きな成長だ。」
アップル「よく頑張ったね。結果は惜しくも2着だったけど、殆ど僅差だったからね。それに他のシニア達相手によくやったよ。」
ルプルー「えぇ、素晴らしい走りでしたよ。」
クローネ「……ありがとうございます。しかし負けは負けです、次のレースでは負けません。」
クラウ「おっ、再戦か?良いぜやろうじゃねぇか!今度は勝ちを譲らないからよっ!」
カーネギー「次のレースで一緒になっても私が勝つからねっ!」
今日は私が勝てたけど、レース展開的に2人が勝ってもおかしくなかった……次のレースで一緒になってもまた勝てるようにトレーニング頑張ろっと!
クローネ「……これでライスさんが見てくれていれば、満点なのですが、今は入院中ですからね。」
オライエン「今の日本は夜中だから、入院中のライスシャワーは見られないだろうしね。明日になってからのお楽しみだろう。」
ファブル「そうなる【♪〜♪〜】ん?おや、ミスター比企谷からだ。」
トレーナーさんから電話が来たみたい!懐かしいなぁ〜ライスに会いたいけど、流石に居ないよね〜。
ファブル「やぁミスター比企谷、見てくれ……ひ、比企谷トレーナー!どうしてそこにミスライスシャワーが居るんだい!?退院したのかいっ!?」
カーネギー「え、ライスッ!!?」
クローネ「ライスさんが居るのですかっ!?」
クラウ「あたし達にも見せてくれっ!!」
連絡が来たのはタブレットだから画面が大きいので皆で見る事が出来た。わぁお、本当にライスが居る!!
八幡『こんばんは、皆さん。それと3人はレースお疲れさん。チーム全員で見させてもらった。』
ライス『見られないって言っちゃったけど、チームのメンバーとお兄様のおかげで今日だけ外出許可が降りたんだ。だから皆の走りをしっかり見れたよ!とっても凄い走りだったね!!』
クローネ「今日はライスさんの為に走りましたからね。」
クラウ「間違いではねぇな。」
ライス『皆の走りを見てたら、ライスも頑張って治して早く走りたいって思ったんだ。』
カーネギー「よしっ、作戦成功!!あっ、それとライス、そのままテレビ見ててね!インタビューあるんだけど、そこで発表するから!」
ライス『そ、そうなの?じゃあそのままに……あっ、でもお兄様の家だから………』
八幡『他に見る番組も無いからこのままにしておこう。お前達のインタビューと発表とやらを楽しみにしておく。』
カーネギー「うん、お願いね!」
ファブル「じゃあ申しわけ無いけど、そろそろ切るよ。インタビューがあるからね。」
八幡『分かりました。じゃあ改めてお疲れ様でしたと、カーネギーとミスターファブルは凱旋門賞制覇、おめでとうございます。では。』
ファブル「……じゃあカーネギー、インタビューの準備は出来ているかい?」
カーネギー「うん、いつでもバッチリ!!」
ファブル「それじゃあ行こうか。」
では出撃と行きましょうか!!
カーネギーsideout
ライスside
シービー「へぇ〜そんな事言ってたんだ〜……あたしフランス語なんて分からないからちんぷんかんぷんだったからさ〜。」
ルドルフ「私も断片的に拾う事は出来たが、完全には理解出来なかったよ。その点兄さんとライスは完全に理解していたから流石だね。」
ライス「2ヶ月フランスに滞在していたから、単語から覚える事が出来たんです。苦労しましたけど。」
アルダン「異なる国では言葉で苦労しますからね。ライスさんの苦労が目に浮かびます。」
八幡「おっ、そろそろインタビューだ。」
通訳『それでは只今より、凱旋門賞を制覇したカーネギーさんよりインタビューを伺います。カーネギーさんおめでとうございます!』
カーネギー『どうもありがとう〜!』
『これで世界最強の称号を得ました、それに加えて6組目の親子での凱旋門賞制覇となりましたが今のご気分はいかがですか?』
カーネギー『えっと、勝てた事はすっごく嬉しいです。けどこのレースに出た他の17人には申しわけ無いんですけど、正直に言うと世界最強とか親子制覇とか全然興味無いんです。今日のレースは友人の為に走りましたので。』
『友人の為、ですか?』
カーネギー『はい。私には日本にとても仲の良い友達が居ます。その友達は今、レースの故障による重い怪我と必死に闘っています。その友達を勇気づける為にこのレースに出走すると決めました。』
『では、今日の優勝はきっとそのお友達に大きな勇気を与えられたでしょうね!』
カーネギー『はい、そうだと良いです。』
ライスの為にレースに出走してくれたんだ……じゃあ、もしかしてクローネさんとクラウさんも?
『では最後にお友達に一言どうぞ。』
カーネギー『友達だけじゃないんですけど、発表があります!ほら2人共!』
クラウ『やっと出番か、待ちくたびれたぜ!』
クローネ『漸く出番ですね。』
八幡「何で2人もインタビューに?」
シービー「八幡、彼女はなんて?」
八幡「発表があるって言って2人を呼んだ。」
カーネギー『じゃあ発表します!
私1着のカーネギーと2着のクローネ、3着のクラウロードが走った凱旋門賞で貰う予定の賞金、私達の友達に治療費として全額寄付しま〜す!!因みにトレーナー、学園、IFUAにも許可とってあります!!』
※凱旋門賞の獲得賞金額はこのようになってます。尚、これは2023年の賞金額です。
1着:2,857,000ユーロ(4億2,855万円)
2着:1,143,000ユーロ(1億7,145万円)
3着:571,500ユーロ(8,572万5,000円)
4着:285,500ユーロ(4,282万5,000円)
5着:143,000ユーロ(2,145万5,000円)
合計:5,000,000ユーロ(7億5,000万円)
なのでここから4着と5着を除くと………
総額:4,571,500ユーロ(6億8,572万5,000円)
となります。凄い大金です………
『ぜ、全額……ですか?』
カーネギー『はい、全額です!皆と話し合って決めていました!余ってもそのまま友達に寄付します!!』
ライス「ね、ねぇお兄様?凱旋門賞の賞金って幾らくらいなの?」
八幡「世界最高峰のレースだからな、当然格式高いレースだし低いわけが無い……ん?これって例のメモか?どれどれ………は、嘘だろ?」
ルドルフ「ど、どうしたんだい?分かったのかい?」
八幡「……小数点捨てたら6億9,000万円。」
シービー「えええぇぇぇぇぇ!!?」
ライス「え……そんな大金、どうすればいいの?」
八幡「治療費として寄付って言ってたが、そのまま寄付するって言ってたしな………受け取るしか無い。」
八幡(ライスの奴、ドン引きしてる………金額が金額だから喜べないよな。現実味の無い金額だし。)
ーおまけー
八幡「おい。」
生焼け肉「はい。」
八幡「お前、等々現実世界とこっちの世界の常識を一緒にしやがったな?」
生焼け肉「いやだって、レースの賞金とか考えるの面倒くさくなったんだもん。ならもう現実と同じにしちゃえって思っちゃってさ。」
八幡「じゃあ俺達トレーナーはどうなんだよ?」
生焼け肉「現実の調教師がレースに勝った時に貰う配分と一緒にする。調教師の比率は10%だから、前々走で勝った天皇賞・春の賞金が2億2,000万円だから八幡が貰ったのは2,200万円って事ね♪」
八幡「………ヤバくね?」
生焼け肉「ヤバいけど、今更でしょ?」
八幡「……そういう事にしておこう。」