比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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競り合いの模擬レース

 

 

八幡side

 

 

八幡「よし、全員準備はアップも終わって出来ているな?それじゃあ、5分だけ戦略確認の時間を取る。各々、先頭でゴール出来るように作戦はしっかり練っておくように。再確認だが、レース条件は左回りの距離2,400mだ。」

 

シービー「はぁ〜い♪」

 

ルドルフ「承知した。」

 

アルダン「かしこまりました。」

 

ラモーヌ「分かったわ。」

 

 

さて、この場合俺は中立でないといけないから4人の作戦を聞かないようにしないとな。しかしトレーナーとしては複雑だ、俺と出掛けるだけでこのガチ具合………レースでもこんなのは見た事無いんだが?

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

八幡「よし、5分経過……集合。」

 

シービー「いっちばぁ〜ん!」

 

八幡「はいはい1番早くて偉いね……よし、揃ったな。じゃあ早速模擬レースを開始する。それじゃ、昨日引いたくじの順番に並んでくれ。俺の合図でスタートだ。」

 

ラモーヌ「ふふふっ、楽しみね……」

 

ルドルフ「あぁ、そうだな。」

 

アルダン「皆さん格上ですのでお手柔らかに……と言うつもりはありませんので、どうぞよろしくお願いします。」

 

 

……よし、全員位置に着いたな。よし、それじゃ後はスタートの合図だな。周りも心無しか緊張が走っているように見える。

 

 

八幡「よし、じゃあスタートするぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコン!!

 

 

音が鳴ったと同時にスタートした。先頭は……ルドルフか。その後にアルダン、ラモーヌ、シービーの順番か。粗方予想通りだな。さてと………隣の画面からこんにちはしている人に聞いてみるか。

 

 

八幡「解説のライスさん、これをどう見ますか?」

 

ライス『え、えっと……逃げの作戦が居ないと思うからちょっとスローになってるかな。先頭の会長さんはある程度スタミナを温存しておきたいと思うから。』

 

八幡「成る程、ありがとうございます。ルドルフ以外のメンバーはどう思いますか?』

 

ライス『今1番理想的なレースをしてるのはシービーさんかな、シービーさんの脚質は追込だから。でも最後のスパートは大変そうだけど。アルダンさんとラモーヌさんは1番良い位置でレースを出来てるから、これを最後まで出来たら1着を獲れそう。』

 

 

うん、やっぱりよく見てる。ポジションがトレーナー或いは専門家目線だ。俺と思っている事が似ている……うん、ありがたい。

 

 

八幡「解説どうもありがとう。因みに今の解説は新入生の皆さんや新しく入った新人トレーナーさん達も聞いてるぞ、きっとありがたい解説だったと思うぞ。」

 

ライス『ふええぇぇぇ!?聞かれてたの!?』

 

八幡「こういう刺激、無かっただろ?偶にはしてやんないとなって思ってよ。でも的確だったぞ、良い解説だった。っとそうこうしてる内にそろそろ3〜4コーナー中間だな。さて、誰が先に仕掛けるかねぇ?ライス、実況もしてみるか?」

 

ライス『し、しないよぉ〜!』

 

 

シービー(さぁて、あたしはそろそろ進出かな♪)

 

ルドルフ(この辺りでシービーは動き出すだろう。ラモーヌとアルダンはまだだろうが、私も行かせてもらうとするか!)

 

アルダン(この中では私が1番未熟……なので私も此処でスパートを!)

 

ラモーヌ(アルダンはいつ仕掛けるのかしらね……ルドルフとシービーは動き出すと思うけれど、早くしないと本気を出せないまま終わってしまうわよ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「4コーナー回ってきたな。先頭は……ルドルフか?内からアルダンも来ているな。その外にラモーヌとシービーってところか。横一線になりそうだ。」

 

ライス『こ、此処からじゃ分からないね……ゴール板を通過してからじゃないと分からないかも。』

 

八幡「内から来たアルダンは賢いレース運びをしているな。さて、直線になってからのお楽しみだな。今のところ完全に4人の競り合いだな。」

 

ルドルフ「そう簡単に先頭は譲らないよっ!」

 

アルダン「追い抜いて見せます!」

 

ラモーヌ「良い気迫ね……」

 

シービー「一気に行くよぉ〜!!」

 

八幡「……おいおい、完全に横一線じゃねぇか。もう100mしかねぇのにこのままじゃ結果が分からんぞ。皆頑張れ〜。」

 

ライス『頑張ってくださ〜い!』

 

 

4人は並ぶように目の前のゴール板を通過した……直線全員が競り合うかのように走っていたから見ただけじゃ誰が先頭か分からん………別視点のカメラでゴール板の所だけを撮影してたから、そっちの映像を確認している。

 

 

ラモーヌ「はぁ……ふぅ……兄様、誰が先頭だったのかかしら?」

 

八幡「無茶言うな、全員並ぶように入線したんだから今確認中だ。まっ、取り敢えず全員お疲れさん。分かってると思うが座り込まないようにな。なるべく立ったままでな。結果が出るまではこの場に居てくれ。」

 

ルドルフ「やはり先頭ではペース配分が難しいな、ある程度調整したつもりだったのだがね。」

 

シービー「全員追い抜けると思ったんだけどなぁ……やっぱり懸かってるものが違うから〜?」

 

八幡「………」

 

 

今ゴール板のカメラ映像を確認しているんだが、分からん。誰が先頭これ?

 

 

アルダン「兄様、誰が1着か分かりましたか?」

 

八幡「いや、正直言うとサッパリだ。全員横一線に見える。若干カメラの位置は高めにしたつもりなんだが、それでも分からんな。」

 

ラモーヌ「それじゃあ、今回は全員同着かしら?」

 

八幡「……そうなるな。」

 

ラモーヌ「それで良いのね?」

 

八幡「仕方ないだろ、分からないんだから。」

 

ラモーヌ「ふふふっ、言質は取ったわ♪では兄様、私達4人全員とデートをよろしくお願いするわ。」

 

八幡「………そうか、同着って事は全員1着だもんな。仕方ない、背に腹は変えられんからな。」

 

シービー「全員同着かぁ〜……まっ、デート出来るから良いやっ♪」

 

八幡「まぁこれで、お前達のガチの走りってのを周りにも知ってもらえたと思うから良しとするか。」

 

 

しかし、1人1人と出かける日を調整しないとな……

 

 

 




結果、4人同着。
八幡、1人1人とデート。
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