八幡side
12月最後のレースが終わって新たな年に入った今、俺は今自宅に居るのだが俺だけではない。
ルドルフ「……うむ、段々と良い香りがしてきたな。流石は兄さんだ。」
シービー「八幡〜ご飯まだぁ〜?」
八幡「ゴロゴロしてるだけの奴が何言ってんだよ全く。アルダン、その食器は食卓に置いてくれ。ライスはご飯の盛り付けを頼めるか?」
アルダン「かしこまりました。」
ライス「分かったよお兄様。」
俺の自宅にはチーム・カペラが全員集合しており、もうすぐ夕飯の予定だ。ライスとアルダンは俺のお手伝いをしたいと言ってきたので手伝ってもらっている。食器や盛り付けだって立派な手伝いだと思わないか?
八幡「……そういやラモーヌは?まだ降りて来てないのか?2階で何してんだ?」
ルドルフ「私と居た時は兄さん部屋の書物を読んでいたが、これ程長く本を読むのも少し変だな……」
八幡「……シービー、お仕事だ。ちょっと見に行ってきてくれるか?」
シービー「はぁ~い!」
……さて、調理の続きっと。
八幡sideout
シービーside
シービー「ラモーヌ、そろそろ晩ご飯出来るよ〜。本ばかりに集中しないで出ておいでよ〜。」
………あれ、返事無いなぁ。これは相当のめり込んでるのかな?大声出そうか!いや、そしたら近所迷惑だからダメだよね〜。1部屋ずつ確認していこうっと。
まずは………
シービー「1番可能性のある八幡の部屋だよね〜。」
ガチャッ
シービー「ラモー……ってあれ、電気消えてる。この部屋じゃないのかなぁ?うぅ〜ん……まぁいいか、別の部屋見に行こっと。」
シービー「助けて誰か………」
ルドルフ「ど、どうしたんだシービー?」
シービー「ラモーヌが居ない………」
ルドルフ「何?だが私は彼女が2階から降りて来たところを見ていないぞ?」
シービー「それは私も一緒だよっ!!」
八幡「何だ、ラモーヌ居ないのか?」
シービー「うん、全部の部屋見たのに居なかったの!かくれんぼしてるわけじゃないのにっ!!」
八幡「誰もそんな事疑ってねぇよ……っていうか隈無く探したのか?意外と単純な所に居たりすんだぞ?」
シービー「ううん、ドア開けて全体見渡しただけ。」
八幡「………もうちょい丁寧に探せよ。」
シービー「人の家だよ!?隈なく探す方が失礼じゃん!あたしだってそのくらいの常識はあるんだよ!!」
八幡「あ、なんかどうもね。仕方ない……アルダン、少しの間見ててくれ。後3分くらいしたら火を止めてテーブルに移すだけだから。」
アルダン「はい、分かりました。」
八幡「ん、頼んだ。ほいじゃシービー、行くぞ。」
ーーー2階ーーー
八幡「それじや、俺の部屋から見ていこうか。この部屋が1番怪しいんだよな。」
シービー「この部屋で本を読んでたってルドルフが言ってたから、多分そう。」
ガチャッ
八幡「……ふむ、確かに電気は消えてるな。」
シービー「そうでしょ?だから他の「けどこの部屋に居るのは確定だな。」え、何で!?」
八幡「俺は普段、この部屋に来た時にこのボタンを押して電気を付ける。んで寝る時にはリモコンを使って電気を消すからボタンが点灯状態になってるのは誰かが居る証拠と受け取ってもいい。んで大抵の場合、電気を付ける時は1度消灯にしてからもう1度点灯にしなゃ付かない仕組みだ。」
パチッ
八幡「すると……はい、不自然に膨らんでいる俺の布団に注目。そんで枕に乗せてる顔に注目。」
シービー「ま、まさか………」
八幡「多分あそこにラモーヌが「1人八幡のベットを抜け駆けしてたって事っ!?」……いや全然違うから。絶対注目するところそこじゃねぇから。」
シービー「いぃ~やっ!!絶対そこだからっ!!布団、引っ剥がすね!!」
バサッ!!
ラモーヌ「……んっ、眩しい………」
八幡「お前は人のベッドで何おやすみしてんの?」
ラモーヌ「……あら、兄様にシービー、おはよう。随分乱暴な起こし方ではなくて?」
シービー「いやいや!!1人八幡のベッドで堪能しておいて何言ってるのさっ!?」
ラモーヌ「けれどシービー、よく考えてみてちょうだい?目の前に兄様のベッドがあれば寝てみたいと思うのは自然な事だと思わないかしら?」
シービー「っ!!た、確かにっ!!」
八幡「納得してんじゃねぇ、アホ。」
ーーー1階ーーー
八幡「済まん、待たせた。」
ライス「お帰りなさい、お兄……シービーさんどうかしたの?なんかラモーヌさんの事見てるけど……」
八幡「あぁ気にしなくていい、ただの醜い嫉妬だから。気にしたら負けだ。」
ライス「?うん、分かった。」
シービー「うぅ〜次はあたしだからっ!!」
八幡「次とか無いの。ほら席に着け、後の準備はアルダンとライスが用意してくれたのか?」
次はあたしっ!!でも八幡の料理はしっかり食べるからここは言う事を聞いてあげるっ!!
アルダン「会長も手伝ってくださいましたので、とても早く終わりました。」
ルドルフ「いや、私は何もしていなかったよ。2人の手際の良さに感服したくらいさ。」
アルダン「ところで兄様、姉様は何処にいらしたのですか?見つけにくい場所に居たのですか?」
八幡「その話はしないでくれ、コイツが暴走しかねないから。後でこっそりラモーヌに聞いてくれ。」
アルダン「は、はぁ……分かりました。」
ルドルフ「その時は私も聞こう。」
八幡「なんか増えた……まぁいい、んじゃ食べようか。それじゃ、いただきます。」
ア・シ・ル・ラ・ラ「いただきます!」
ラモーヌ、八幡のベッドで仮眠!