比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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世間の反応とお昼ご飯

 

 

八幡side

 

 

ライスが退院してレースに向けてトレーニングを再開したという情報は既に出回っていて、去年の11月からトレセン学園に取材班が来ていた。加えて復帰は絶望的だと言われていたライスがこうして走る事が出来ているのは奇跡だと言われたりもしていた。1人の記者からは『診断結果を覆しただけでなく見事に現役復帰の兆しまで見える。これはトウカイテイオーの有マ記念制覇以来の奇跡だろう。』と表現もされた。

 

しかし今回、俺とライスが出した答えは周囲からの風当たりは良いとも言えないし、弱いとも言えない。おまけに世間からも良い反応はあまり無かった。

 

 

『よりにもよって何で宝塚記念!?』

 

『地獄を見たレースに何でまた出るの?』

 

『他のレースに出た方が良い。宝塚記念は来年の阪神まで待っても良いと思う。』

 

『天皇賞じゃないってのは予想してたけど、宝塚記念は予想してなかった。悪い意味で裏切られた。』

 

『トレーナーは何考えてんのか分からない。』

 

『トレーナーは今度こそライスを潰す気。』

 

 

といった内容が書かれていた。まぁこれは当然の反応だと俺は思っている。俺も最初は目黒記念か鳴尾記念で復帰予定だったからな……けど別にこのくらいならなんて事は無い。俺も出走すると決めた以上、このバッシングは甘んじて受けよう。

 

まぁ俺の事はいい、今は担当達の事だ。俺達の初戦はアルダンの共同通信杯を予定している。まだデビュー戦を勝っただけで2戦目がまだだ。そのままトライアルの弥生賞やスプリングSに出るのは少し不安だからシービーも出たこのレースで実力試しと実績を増やしたい。

 

 

八幡「その次はルドルフの日経賞、シービーの大阪杯、可能性でラモーヌのドバイ……って感じだな。後はアルダンのレース次第では皐月賞出走も考えておくか。出来れば出走したいところだが、無理は禁物だ。ある程度アルダンの脚元を強化するようにしてきたとはいえ、まだ完全に克服出来たとは言えないから、レース後にどうするかを決めておくか。」

 

シービー「あっ、今朝ラモーヌに聞いたんだけど、ラモーヌのお婆ちゃんが『貴女に任せます。』って言ってたんだって。だからラモーヌ次第じゃない?」

 

八幡「そうかぁ〜……じゃあ本人から聞いてみるか。あっそうだライス、今日は何食べたい?」

 

ライス「あ、今日もいいの?」

 

八幡「あぁ、勿論だ。今は身体を強くするのと同時に作らなきゃならん。何でもいいぞ、お兄様何でも作ってやる。」

 

ライス「そ、そう?じゃあ……人参ハンバーグと人参サラダ、ご飯大盛りとお味噌汁……後はお兄様にお任せにしようかな。」

 

八幡「ふむ……今日はたくさん食べたいか?」

 

ライス「あっ……うん!たくさん食べる!」

 

八幡「よし、じゃあ待ってろ。すぐ作ってくる。」

 

 

ライスの注文があった4つは定食風にするとして、後はどうするか……よし、ライスだしアレにしよう。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「待たせたなライス。まずは注文していた品だ。まだ作ってるからそれ食べて待っててくれ。」

 

ライス「わぁ〜美味しそう♪いただきま〜す!」

 

シービー「美味しそうだね〜。あたしも注文してこよっと、きっとライスのしか作ってないと思うし。あっ、ライス〜おかずの交換しない?」

 

ライス「あ、はい。いいですよ。」

 

シービー「ありがとぉ〜♪」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「ライス〜お任せ出来たぞ〜。」

 

ライス「んっ!?……んっ、オムライスだ!それと……もう1つはなぁに?」

 

八幡「ガパオライス。ライスとお肉を一緒に食べると美味いぞ。今日はご飯をたくさん使って作った料理だ。食べ切れなかったらシービーが居るから安心して任せてやれ。」

 

シービー「いいよいいよ〜任せてよ♪」

 

ライス「は、はい!」

 

八幡「お代わり欲しかったら言ってくれ、ハンバーグなら作ってあるから。」

 

ライス「うん!」

 

 

ホント、吸い込むかのようにどんどん料理が減ってくなぁ……ダイ○ンの掃除機も驚きの吸引力だ。思ったが、寮の飯はどうしてるんだろうか?ちゃんと食べれてるのか?

 

それからライスは何度かお代わりをして、漸くご馳走様を果たした。シービーに料理を譲る事なく。

 

 

ライス「ふぅ〜……美味しかったぁ〜。お兄様、ご馳走様でした。今日も美味しかったよ。」

 

八幡「それは何よりだ。じゃあ午後の授業も頑張れよ、その後はトレーニングだからな。」

 

シービー「やっぱり八幡の作る料理は美味しいよね〜。勿論学食も美味しいけどさ。」

 

八幡「そういや他の連中はどうしたんだろうな?」

 

シービー「ルドルフとラモーヌはあそこで食べてるよ。こっち来ても良かったのにね。」

 

ライス「ライス達が使ってる席の数を気にして来なかったのかな?」

 

シービー「かもね。後で八幡の料理食べれたって自慢しよっと。」

 

八幡「やめろよそういうの、後で俺が大変になるんだから。」

 

シービー「えぇ〜どうしよっかなぁ〜。」

 

八幡「そうか、よし分かった。ルドルフとラモーヌにはアフターケアが必要だな。トレーニング前にシービーに自慢されなかったか聞いてから行うとしよう。」

 

シービー「冗談だよ八幡〜。あたしがそんな事するわけ無いじゃんか〜。」

 

 

………イマイチ信用ならんな。

 

 

 




久しぶりの学食風景。
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