ライスside
クラウ『そうかぁ〜!それじゃあ今はもうトレーニングを始めてんだな!?』
ライス「うん、今は前みたいに走れるようにトレーニング中なんだ。まだ身体作りの最中。」
クローネ『そうでしたか……ライスさん、私に出来る事があれば何でも言ってくださいね。貴女はライバルである前に私の友人です、それに貴女の頼みは私は何だって聞くつもりです。』
クラウ『おいおい聞き捨てならねぇぜ、それはあたしも同じだぜ。ライス、何かあったら言えよ!一緒にトレーニングって事ならトレーナーに直談判して日本に行こうって話に持ってくからよ!』
ライス「えへへ、ありがとう。」
カーネギー『3人だけで盛り上がり過ぎ〜!私だって居るんだけど〜?凱旋門賞を連覇した私も居るんだけど〜!?』
クローネ『すみません、ライスさんにしか興味が無かったもので。』
クラウ『その話なら3人の時でやったろ?もう掘り返すなよめんどくさい……』
カーネギー『あっ、そういう事言うんだ!?この中ではライスの次走で1番役立てるのは私なんだけどなぁ〜!宝塚記念は中距離のレースだから、1番距離が適しているのは私なんだよ〜!』
ライス「そうだね、カーネギーさんは中距離が得意だもんね。」
クローネ『故に、長距離が適性の我々にはついてこられないという致命的なデメリットがありますが。』
カーネギー『言わないでよ、気にしてるんだからっ!!皆は長距離なのに私だけ中距離って何!?新種のいじめじゃないのコレッ!?』
ライス「そ、そんな事無いよ!ライスにとってカーネギーさんは海外で最初に出来たお友達だから!!」
カーネギー「ラ、ライス………うぅ、私は幸せだよ。こんなに良い人が友達なんだもん………」
クラウ『コレか、ライスの言ってたいきなり祈り出すってのは。』
ライス「う、うん。そうだよ……カーネギーさん、大丈夫だからもう祈らなくていいよ?」
カーネギー『ホントもうライスって
クローネ『いえ、天使が妥当でしょう。もしくは擬人化した女神です。三女神像の横にライスさんの像を増やすべきです。』
クラウ『お前等ライスを神格化し過ぎだろ………』
ライス「ふふふっ♪」
寮に戻ったライスは、ヨーロッパのお友達のカーネギーさんとクローネさんとクラウさんとお話をしてるんだ。皆は今、日本語の勉強をしているみたいで、リスニングや発音の練習とかもしてるみたい。何でか理由を聞いたらカーネギーさんが『勿論宝塚記念を応援する為っ!!』って言ってくれたのはとっても嬉しかったんだ。お金の事もだけど、ライスの為にここまでしてくれるのは素直に嬉しい♪
ライス「あっ、そういえば皆はレースってどうするの?去年はドバイとかサウジアラビアとかのレースで始まってたみたいだけど、今年は?遠征するの?」
クローネ『私はその方針です。ドバイゴールドCで始動します。』
クラウ『あたしはサガロSからだ。今年こそステイヤーズミリオンを達成してやるぜ!去年はゴールドCでクローネに負けたおかげで取り損ねたからな、今年は勝つ!!』
クローネ『私も負けませんよ?』
カーネギー『けどさ、そのレースに決まったらライスの宝塚記念の応援行けなくなるんじゃない?宝塚記念とゴールドCって同じ日に開催されるから2人がそれに出るって決めちゃったら………』
クローネ『予定変更します。今年はステイヤーズミリオンには参加しません、宝塚記念の観戦を考慮した上でレースを決める事にします。』
クラウ『だな、今年は中止だ。あたしも予定色々と組み直すか。』
ライス「え!?そ、そんな簡単にっ!?」
クローネ『ライスさんの復帰レース以上に大切な事は今の時点では存在していませんので。』
カーネギー『だね〜。あたしも春はコロネーションCを走ったら後はライスの宝塚記念と夏のレースに向けてって感じだし。』
ライス「え、えっと……やっぱり皆ってライスのレースを観に来るつもりなの?」
カーネギー『そのつもりだよ?友達の復帰レースは生で観たいしねっ♪』
クラウ『まだ決まってはいねぇけど、トレーナーに話して行くつもりだぜあたしはっ!』
クローネ『私はライスさんの宝塚記念が出走予定と決まった段階で観に行くと伝えています。レースに出走が決まったら教えてください。絶対に説得してみせますので。』
や、やっぱりそのつもりだったんだ………
クラウ『まぁでも、あたしもトレーナーには気付かれてると思うけどな。あたし結構分かりやすいって言われるからな〜。』
カーネギー『あっそれ私も〜!もしかしたら私達が話を切り出す前に日本に行こうって言われちゃったりしてね。』
クローネ『能天気ですね………行かないと言われたらどうするおつもりですか?』
カーネギー『駄々捏ねるっ!!』
ライス「………」
カーネギー『そのくらい私は本気なんだからね!』
う、うん……誠意は伝わるんだけど、そこまでしてライスのレースを観に来る価値ってあるのかな?
クローネ『しかし、そうですね……私もトレーナーが渋るようであれば日本古来より伝わる作法の1つ【ドゲザ」というものをやってみましょう。』
ライス「そ、そんな事しなくていいからっ!」
ど、土下座までするの!?ダメだよそんなの〜!
何が何でも行くぞという意志が伝わりますね。