比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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憑依の理由

 

 

八幡side

 

 

ラモーヌ「それじゃあ、聞かせてもらえるかしら?先週末、一体何をしていたのかしら?」

 

八幡「……何で取調べみたいな感じになってんの?」

 

アルダン「ライスさんからある程度の事は聞きました。それでも私達は看過出来る事ではありません。」

 

八幡「いやそんな事言われてもなぁ………」

 

シービー「ズルいじゃん2人だけっ!!何であたし達に声を掛けなかったのさ!?おかしいよね?ねぇおかしくない?」

 

八幡「いや、俺も何がおかしいのかは知らんけど悪かったって。除け者にしたつもりは無いんだよ。」

 

葵「………」チラ…

 

 

なんかよく分からんが、俺のチームであるカペラのメンバー3人から取調べもとい尋問を受けている。理由は何となく察してくれたと思うが、先週末の日曜日に京都に行った事を知りたいのだろう。

 

 

アルダン「教えてくださっても良かったのではありませんか?日曜日がトレーニングがお休みの日だったとはいえ、予定をくらいは言ってくださっても良かったのでは?」

 

八幡「いや、そうかもしれないが………」

 

ラモーヌ「ライスシャワーと2人で出掛けたのはこの際目を瞑るわ。ライスシャワーはトレーニングに復帰してから連日トレーニング漬けだったもの、息抜きは必要だわ。けれど、ルドルフも一緒に居た事は別よ。」

 

シービー「えぇ!?ルドルフも居たの!?」

 

八幡「………」

 

ラモーヌ「その通りよシービー。現地で会っていたというのは調べがついてるわ。」

 

八幡「それ、ルドルフから聞いたのか?」

 

ラモーヌ「えぇ、そうよ。」

 

 

アイツもアイツでもうちょっとは隠す努力をしろよ……今日みたいに責められるのは俺なんだぞ?

 

 

八幡「で?お前達は何をしてほしいんだ?」

 

ラモーヌ「話が早くて助かるわ。次の休みの日、私と出掛けてもらえるかしら?勿論、2人でよ。」

 

アルダン「私も兄様とのお出かけを希望します。姉様とは別日で2人きりで。」

 

シービー「そういう事ならあたしもっ!」

 

八幡「……やっぱそうなんのか。けどな?これからは皆忙しくなるぞ?これからルドルフの天皇賞が控えてるしアルダンのNHKマイルCもある。毎週行くのは無理だからな。」

 

アルダン「では最初は私と行きましょう、兄様。」

 

ラモーヌ「あら………抜け駆けとははしたなくてよ、アルダン。」

 

アルダン「早い者勝ち、と言うではありませんか。」

 

シービー「じゃあその次あたし〜!」

 

ラモーヌ「………まぁいいわ、最後に私ね。」

 

 

ラモーヌ(その代わり、兄様には色々と聞かせてもらうわ。2人とどう過ごしたのかを、ね。)

 

 

………なんか狙われてるような気がするのは気のせいか?ラモーヌから視線を感じるんだが?

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「はぁ〜………やっと行ってくれたか。」

 

葵「お疲れ様です、比企谷君。長いお話でしたね。」

 

八幡「全くだ。ただチームメイトと出かけただけでこの騒ぎだ、アイツ等の将来の旦那が行動を束縛されないか心配になってくる。」

 

葵「あはは……ですが私は彼女達の気持ちは何となく察せますよ。好きなお兄ちゃんを取られたような気持ちだったんだと思いますよ?」

 

八幡「そしたら俺は何人の妹を放置させてる事になるんだ?チームメンバー以外からも不本意な形で兄と呼ばれてるんだが?」

 

葵「ま、まぁ他の子達はチームメンバー程、比企谷君と接点はあまりありませんから。」

 

 

………何もなければ良いんだがなぁ。

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

八幡「………」

 

ライス「あっ、お兄様〜!」

 

カフェ「……お兄さん。」

 

八幡「よう、ライスにカフェ。お友達も一緒か?」

 

カフェ「お友達でしたら、私の後ろに居ます。それよりも……」

 

八幡「………ん?どうした?」

 

カフェ「いえ、何でも……(お婆さん、すぐにお兄さんの隣に行きましたね。それにしても……よく似ています、特にあの逆立った髪の毛。)」

 

八幡「え、何?ホントに何?何かあるなら言ってくれよ。黙って見つめられる方が怖いんだが?」

 

ライス「えっと、多分だけどね。お兄様の隣にお祖母様が居るんじゃないのかな?」

 

八幡「お祖母様………は?俺の婆ちゃんって事かっ!?そうなのか?」

 

カフェ「はい、本人にも聞きました。」

 

ライス「ライスに憑いて来たんだって。」

 

八幡「……何で俺じゃないの?」

 

カフェ「それも聞いてみたのですが、お兄さんに迷惑をかけない為だそうです。ライスさんに憑いたのは少しでも負担を減らす為にお手伝いをしたいからだそうです。」

 

八幡「手伝い?」

 

ライス「うん、ライスも気のせいだと思ってたんだけど、そうじゃないって気付く事もあるんだ!連続で赤信号で停まらなくなったし、お菓子を作る時にお塩とお砂糖を間違えなくなったり、急に天気が変わらなくなったり、何もない所で転びそうになる事も無くなったんだよ!」

 

八幡「そ、そうか。それは良かったな……」

 

 

婆ちゃん、多分苦労してんだろうな……でもどうやって手伝いしてるんだ?

 

 

八幡「婆ちゃん、コーヒー飲む?ちゃんと砂糖入れて甘くするから。間違えて塩を入れる事もしないから安心してくれ。」

 

カフェ「お飲みになるそうです。ライスさんは行っても大丈夫だと思いますが、私はこれで「コーヒーサイフォンで作るコーヒーなんだけどなぁ……しかもベルギー産。」っ!も、もしかしてDiguoですか!?」

 

八幡「そっ。Diguoのロイヤルファミリーだ。アラビカ種のストレートだが、飲むか?」

 

カフェ「是非っ!」キラキラ

 

 

珍しくカフェの瞳が輝いている。やっぱコーヒーの話となると目の色を変えてくるな、カフェの奴。

 

 

 




妹達の催促がきましたね。

そしてお婆ちゃんの憑依した理由が判明しましたね。
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