比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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悲願叶う!

 

 

ーーーーーー

 

 

実況『さぁ此処からが1番の大勝負だ日本ダービー!!最後の直線に向きました!!現在先頭はハワイアンコ-ラル!半バ身のリード!最内からギャラントリーダーも脚を伸ばしてきている!!他はどうだ!?中からサクラチヨノオーとメジロアルダンが並びながら上がってきているぞ!!』

 

 

チヨノオー「やっぱり……っ!やっぱりアルダンさんは凄いっ!でも私だって!!」

 

アルダン「負けられない……負けたくない……っ!!」

 

 

実況『さぁ200の標識を通過して、先頭代わったメジロアルダン!!メジロアルダンが先頭に立って半バ身後ろにサクラチヨノオーも並んでいる!そして外からコクサイトリプルとヤエノムテキが良い脚で上がってきた~!!』

 

 

ヤエノ「私を忘れてもらっては困りますっ!!」

 

 

実況『さぁ内をついたメジロアルダン、メジロアルダン!!外からサクラチヨノオー!サクラチヨノオー!!更に外からはコクサイトリプルとヤエノムテキの2人が追い込んできて3番手争いか!!粘るメジロアルダン、メジロアルダン!サクラチヨノオー必死に食らいつくっ!!』

 

 

チヨノオー「いやだ、いやだいやだっ!!まだ諦めないっ、まだ行けるっ!!」

 

アルダン「っ!!」

 

 

実況『迫るサクラチヨノオー!!2人接線だ、大接戦だ!!迫るチヨノオー、粘るアルダン、さぁどっちだ!?どっちが勝つ!?並んだ、抜くか!?粘るか!?いや譲らない!!どちらも譲らないっ!!』

 

 

ア・チ「やあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

実況『残り100も無いぞ!さぁどっちが抜ける!?メジロか、サクラか!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルダン「儚きガラスの身よ、高く、大空へ。」

 

チヨノオー「っ!!」

 

アルダン「その身は、誰よりも輝くからっ!!」ゴオオォ!!!

 

 

実況『メジロアルダン前に出た!メジロアルダン前に出た!!再び前に出たメジロアルダンっ!!サクラチヨノオーも頑張っているが並べないっ!!勝ったのは18番、メジロアルダン~!!!』

 

 

アルダン「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

チヨノオー「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

 

実況『やりましたメジロアルダン!!メジロ家が遂にっ、遂にダービーを制しましたっ!!【スピードのサクラ】【スタミナのメジロ】と言われていたこの戦い、勝ったのはメジロアルダン……悲願のダービー制覇ですっ!!』

 

 

アルダン「「はぁ……はぁ……ふぅ……」

 

チヨノオー「やっぱり凄いです、アルダンさんは………」

 

アルダン「っ!チヨノオーさん。」

 

チヨノオー「えへへ、負けちゃいました。でも不思議です、確かに悔しいって気持ちはあるんですけど、清々した気持ちです。自分の全てを出し切ったからでしょうか……よく分からないですけど、何だか気持ちが良いんですっ!アルダンさん、おめでとうございますっ!!」

 

アルダン「………最後の直線、貴女に並ばれていなければきっと抜かれていました。そのくらいチヨノオーさん、貴女の気迫を感じました。最後に勝てたのはきっと、チームメンバーの皆様と兄様の力があったからだと私は感じます。チヨノオーさん、とても良いレースでした。」

 

チヨノオー「はいっ!!」

 

 

アルダンとチヨノオーが握手を交わすと、レース場は大きな歓声に包まれた。

 

 

マルゼン「さぁて、そろそろ行こうかしら。」

 

シリウス「おいおいいいのかよ?お前が目にかけてた奴だろ?」

 

マルゼン「今のあの子には必要無いわ。それよりも、こんなに熱いレースを見せられちゃったから脚が疼くのよね。シリウスちゃん、付き合ってくれる?」

 

シリウス「………お前の口車に乗せられるのは癪だが、付き合ってやるよ。ちょうどその気分だったからな。」

 

 

ーーーウィナーズサークルーーー

 

 

アルダン「……どうして、此処に?」

 

八幡「いや、特に理由は無いが……まぁ、何だ………よく頑張ったなって最初に言いたかったんだよ。」

 

アルダン「………」

 

八幡「……んな目で見るな、自分でも分かってるよらしくねぇって//」

 

アルダン「兄様、見ていただけましたか?私の走りを。」

 

八幡「……あぁ、しっかりとな。」

 

アルダン「良かったです……ガラスの輝きと兄様の導きが、私の道を照らしてくれました。」

 

八幡「……ほれ、さっさと行くぞ。」

 

アルダン「お待ちください兄様、まだ兄様から『よく頑張ったな。』と言われていません。」

 

八幡「………」

 

アルダン「………」キラキラ

 

八幡「(無駄に目を輝かせやがって……くっ、言うんじゃなかった。)……よく頑張ったな、流石は俺の妹だ。」

 

アルダン「っ!!あの、兄様!最後のをもう1度お願いしますっ!」

 

八幡「言うかアホ、恥ずいからもう言わん。」

 

アルダン「聞き取れませんでしたので、もう1度お願いしますっ!」

 

八幡「聞き取れなかったのにどうしてそんなに嬉しそうな顔をしているんだ?ん?ほら行くぞ。」

 

アルダン「あっ、待ってください兄様!」ダキッ!

 

 

ウィナーズサークルから地下バ道へと続いている方向へと足早に歩く八幡の腕を、アルダンは両腕で捕まえた。

 

 

八幡「……抱き着く必要ってある?」

 

アルダン「あります。兄様からもう1度さっきの言葉を聞く為です♪」

 

八幡「……諦めるって選択肢は?」

 

アルダン「ありません。」

 

八幡「はぁ………控え室に着いたらな。」

 

アルダン「はいっ♪」ニコッ!

 

 

 




アルダン、ダービー制覇!!
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