比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡がお兄ちゃんだったら? 4

 

 

八幡side

 

 

……とりあえず自己紹介をしておこう、俺は八幡という名の中央トレーニングセンター学園に配属しているトレーナー兼カウンセラーだ。え、カウンセラーなんて存在してたのかって?まぁ……色々と事情があるんだよ。今日もトレーニングが始まるまでの間、カウンセラー室で俺は静かに過ごしている。まぁ時に騒がしくなるが、それも致し方ない事だと割り切っている。この騒がしさに慣れる子ってのはきっと俺と妹くらいのものだろうしな。

 

 

1『〜〜っ!!』ユビサシ∼

 

2『wwwっ!!』ケラケラッ!

 

3『〜〜〜っ!!』プンプンッ!!

 

八幡「君達今日も楽しそうだな、走らないのか?」

 

1『〜〜〜』ノビィ∼

 

八幡「あっ今日は休みと……そうなの。てか君達に休みっているの?偶に妹と併走してるけど、途中から脚消してズルしてるよね?」

 

1・2『っ!!?』ギクッ!!

 

3『………』ヤレヤレ……

 

……っとまぁこんな風にこのカウンセラー室には存在しない筈の何かが存在している。んで俺はその何かを視認出来るのだ。これは俺の生まれつきで子供の頃から奇妙な体験を何度もしている。因みに俺の妹も俺と同じで視えてしまう体質だ。

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

八幡「ん?もう昼休みか……じゃあ俺は昼飯に行くから、守衛よろしくな。」

 

4『……リョウ…カイ。』

 

八幡「それと君達も、ちょっかいかけないようにな?もしやったらこの前みたいに経を唱えるからな?」

 

1・2『っ!!』ビシッ!!&ケイレイッ!!

 

八幡「……なんかあったら知らせてくれな?」

 

3『っ!』コクッ!

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

八幡「さて、妹は何処に……おっ、居た居た。にしても、奴は相変わらずみたいだな。」

 

お友達『………っ!!』ユサユサッ!

 

カフェ「え、何?どうしたの?」

 

八幡「ようカフェ、俺も相席していいか?」

 

カフェ「あ、兄さん!勿論です、どうぞ座ってください……皆さんも待ってたんですよ。」

 

 

『『『〜〜〜!!!』』』イェ∼イ!!

 

 

八幡「……のようだな。」

 

 

俺の妹、それは高等部に籍を置いているマンハッタンカフェだ。梟を思わせるような黄色の瞳に長くてしとっとした黒髪、白い流星が俺のアホ毛と同じように重力に逆らうかのように天辺に逆立っている。隣には常に一緒に居るお友達がカフェを守ってくれている。

 

 

八幡「んで?カフェは何頼んだんだ?」

 

カフェ「今日はあまりお腹が空いていなかったので、イタリアンセットにしました。」

 

八幡「そうか……んで食後にコーヒーだろ?イタリアンだからモカってところか?」

 

カフェ「……流石です、兄さん。」

 

八幡「俺もお前のコーヒーを見るようになってからは飲むようになったからな。俺は甘い豆だけだがな。それでも砂糖とミルク使わずに飲んでんだから前よりかは楽しめるようにはなったな。」

 

カフェ「兄さんにもコーヒーの奥深さを知ってもらえて何よりです。」

 

八幡「だからこそ残念だなぁ〜。」

 

カフェ「?何がです?」

 

八幡「ついこの間やっと届いたんだよ。ベルギー産のコーヒーメーカー、Diguoのロイヤルファミリー。きっとお前の腕なら良いコーヒーが飲めると思うんだがなぁ……今週の休みは友人と遊びに行くんだろ?」

 

カフェ「っ!!Diguoのロイヤルファミリー…っ!?アレはイギリスの王室御用達のコーヒーメーカーでとても高価で入手困難の一品だった筈……兄さん、それを手に入れたのですか?」

 

八幡「あぁ……ほれ、写真。」

 

カフェ「わぁ………」キラキラ

 

 

カフェの奴、楽しそうに見てんな……たった1枚の写真なのに。変なのが写り込んでるが、俺もカフェも見慣れてるから今更反応はしないしな。

 

 

カフェ「あ、あの……私も使ってみていいですか?私もこれで作ったコーヒーを飲んでみたいです!」

 

八幡「元々そのつもりでもあるから安心しろ。俺1人だけで使おうだなんて思ってないし。」

 

カフェ「っ〜!ありがとうございます!」ニコッ!

 

八幡「お前は嬉しい時は本当に嬉しそうな顔をするな。前にやったマキネッタでも同じような反応してたし。そんなに嬉しいか?」

 

カフェ「はい、とても……それに兄さんと過ごす時間はとても楽しいですから。」

 

八幡「そうなのか?学園の友人と居た方が楽しいんじゃないか?少しだけ歳は離れてるが、兄ってのは一緒に居ると逆に嫌になるんじゃないか?」

 

カフェ「私の場合はそんな事はあり得ません。私にとって兄さんは1番の理解者ですから。私がまだ小さかった頃、兄さんが居なければ、もっと浮かれていたかもしれませんから。」

 

八幡「何度目だよその話は。てかお前達も何ホッコリしてんだよ?お前達も何度も聞いてんだろ?」

 

『『………』』ホワホワ∼

 

『イイ、ハナシ……トテモ、ホッコリ……」ホッコリ……

 

八幡「あぁはいはいそうかよ、てかお前も分かってるんだよな?」

 

お友達『っ!!」コクコクッ!!

 

八幡「それと知ってんだからな?お前がしょっちゅう俺の家に来てカフェが来た時用に使ってる部屋で寛いでんの。深夜に来てるんだろうが、俺にはお見通しだからな?」

 

お友達『っ!!?』ギクッ!!?

 

カフェ「え……そんな事してたの?私だって行きたいのを我慢しているのに。貴女だけズルい……当分の間、兄さんの住んでる所に行くのも私の部屋に来るのも禁止。」

 

お友達『っ!!』ガァーン!!

 

カフェ「……兄さんもお友達が来たら追い返してください。慈悲は要りませんので。」

 

八幡「まっ、今回ばかりは黙って抜け出したお前が悪いな。甘んじて受けなさい。」

 

カフェ「ふふっ、当分と言っても2週間くらいだから。その日は兄さんの所に行くから一緒に、ね?」

 

お友達『っ!!♪〜』コクコクッ!!

 

八幡「ったく、調子の良い奴だ。」

 

カフェ「でも憎めないですよね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、カフェさんとトレーナーさんって、2人だよね?さっきから他の誰と話してるんだろう?」

 

「や、やっぱりホントなんじゃない?あの2人には見えない何かが視えているって……」

 

「そ、そうなのかな?でもなんか雰囲気あるよね、あの2人の空間だけ。本当に居るのかな?」

 

『……ホントウニ、イルヨ?』

 

 

 




今回の妹役はマンハッタンカフェでした〜!

やっぱり八幡にもあった視える子ちゃん能力。
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