比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡がお兄ちゃんだったら? 5

 

 

ーーーーーー

 

 

学生1「ねぇ知ってる?ていうかもう行った?商店街に開店したお料理屋さん。」

 

学生2「行った行った!あのお店美味しいよね〜!量が多いのにお値段リーズナブルだし、雰囲気良いからあたしも週に1回は行ってるよ。」

 

学生1「そうなんだよね〜!私も週2〜3回は行ってるから顔覚えられちゃったし『いつものか?』って言ってもらえるようになっちゃってるんだよね〜♪」

 

学生2「え、もうそのレベル?」

 

学生3「けどさ、2人は知らないでしょ?トレセン学園の大食漢三銃士も行きつけのお店になってるんだよ。オグリキャップさんとスペシャルウィークさんとライスシャワーさんの3人。」

 

学生2「え……ホントに?じゃあタイキシャトルさんとヒシアケボノさんとかも?あの人達も食べるよ?」

 

学生1「私、全員見た事あるけど、店主さん1度も途切れされる事無く料理運んでくるんだよね。」

 

学生3「そうそう!店主さん凄腕なんだよ!オグリキャップさん達食べるのも早いのに、それにも負けないくらい作るの早いから。」

 

学生2「でもさ、それだと値段とかヤバくならない?食べ過ぎたらお会計大変な事になるんじゃない?」

 

学生1「じゃあ今日行ってみる?3人で行く?」

 

2・3「賛成っ!」

 

 

トレセン学園の生徒の間で話題になっている商店街にあるお料理屋さん。料理の量が多いだけでなく、値段が安く美味しいという事で人気を集めていた。

 

 

ーーー料理屋パクバクーーー

 

 

学生2「此処此処〜♪」

 

学生1「既にテンション上がってるじゃん。でもその気持ち分かる〜♪」

 

学生3「ほら早く入ろう!」

 

 

チリンチリン〜♪

 

 

店主「いらっしゃいませ。」

 

学生2「店主さんやっぱり暗いなぁ〜……」

 

店主「うっせ、これが俺のデフォだ。」

 

学生2「けどもうちょっと明るくした方が良いよ?その方が人気出るよ〜?女の人とかにもモテると思うしさっ♪」

 

店主「よし、お前今日はいつもの3倍の量食べ切るまで学園には返さねぇ。」

 

学生2「嘘ですごめんなさい今でも店主さんは素敵です生意気言ってすいませんでしたなので増量と出禁だけは勘弁してくださいっ!!!」

 

学生3「おぉ〜息も吸わずに一気に言い切った。」

 

店主「冗談だ。お前達今日はいつもので良いのか?それならすぐ用意するぞ?」

 

1・2・3「いつものでっ!!」

 

店主「ん、じゃあ作るから待っててな。」

 

 

店内は複数席もあればカウンター席もあって、奥には畳が敷いてある。写真が額縁に入って飾られていたり、掛け軸や習字の漢字なんかも壁に貼られていた。和洋を合わせたような内装が特徴だった。

 

 

学生3「ほら、メニューのこれ見て。【大食い専用コースメニュー】っていうのがあって、2,500m級、3,000m級、3,200m級、3,600m級、最後に4,000m級。こんな風に分けられてるんだよ。」

 

学生1「へぇ〜初めて知った!こんなのがあるんだ〜2人はやった事あるの?」

 

学生2「あるわけ無いじゃん……普通の量でもお腹いっぱいになるのに、あれ以上は無理だから。」

 

 

チリンチリン〜♪

 

 

学生1「………あっ、ねぇちょっと!」

 

学生3「ん?あっ……オグリキャップさんだ!」

 

学生2「わっ、ホントだ!」

 

八幡「いらっしゃいま……お前はまた来たのか?昨日も来たってのに、これで5日間連続だぞ?」

 

オグリ「だが聞いてくれ、料理が美味しい上に安く食べられるんだ。来てしまうだろう?」

 

八幡「もう面倒だからお握り100個とかでいい?」

 

オグリ「それはダメだ!トレーニング中だったら問題無いが、此処に来たならば色々な物を食べたい!そんな事を言わないでくれ……」

 

八幡「はいはい分かったよ、好きな席に座れ。」

 

オグリ「あっ、メニューは「2,500m級を2セット、だろ?」……あぁ。よろしく頼む、兄さん。」

 

1・2・3「兄さんっ!!!?」

 

オグリ「むっ?どうかしたのか?」

 

学生1「あ、あの……店主さんとオグリキャップさんの関係って………」

 

オグリ「店主は私の兄さんで私は妹だ。」

 

1・2・3「えええぇぇぇぇぇ!!!?

 

 

ーーーーーー

 

オグリside

 

 

私の兄さん、八幡がこのお店を開いたのは2年前。その時私は兄さんから連絡を受けてすぐに食べに行ったものだ。その時は久しぶり過ぎて多くは食べられなかったが、お腹も心も満たされた良い食事だった。兄さんは昔から料理上手で私が食べたいと言った物はなんでも作ってくれる優しい兄なんだ。だから皆もこのお店に来てくれるのだろう。タマとクリークもよく来ると言っていたしな。

 

 

八幡「ほい、2,500m級の1品目〜3品目な。」

 

オグリ「おぉ〜やはり美味しそうだ!」

 

八幡「しかし…お前の友人のタマとクリーク、まだ1度も一緒に来た事無いよな?何でだ?」

 

オグリ「タマが『ウチも食い過ぎてまうから調子狂うんやっ!』って言うんだ。確か『チビ達にも食わしてやりたいから、ウチは普通でええねん!』とも言っていたな。」

 

八幡「ふぅ〜ん……今度一緒に連れて来てやれ。んでその時はお前の食う2,500m級を2人に分けてやれば良い。その方が美味くなるだろ?」

 

オグリ「っ!あぁ、そうだな。そうしよう!」

 

 

こうやって兄さんは私にアドバイスをくれたりする。子供の頃に私の走りも見てくれたから、きっと良いトレーナーになると思う。だがそう言ってみたら………

 

 

八幡『そしたらお前が実家帰省しても俺の飯食えなくなるし、担当優先になるからどの道飯食えなくなるけど、それでも良いか?』

 

 

あの時は頭から雷が落ちたかのような衝撃が走った。だから兄さんにはこの仕事を続けてもらおうと思っている。私が毎日来ている限りはお金には困らないと思う。

 

 

八幡「何考えてんのかは知らんが一応言っておくぞ?お前の支払ってる料金じゃ、材料費は10%も賄えてないからな?」

 

オグリ「っ!?」

 

 

こ、こうやって兄さんは私の考えている事まで読んでくるんだ……だから私はいつまで経っても兄さんには敵わない。

 

 

 




今回はオグリ回でした。

大食いな妹を持つって兄としてどんな気持ちなんでしょうね?
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