比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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八幡の就職活動 1

 

 

八幡side

 

 

皆さん、どうもこんにちは。この度トレーナー職を退職して無職の30代、比企谷八幡です。この間のライスの卒業に伴って俺もトレーナー職を先月末で退職した。有給とかもあるからまだトレセン学園に籍はある形になっているが、既に周りからは退職したように見られているから、余程大きな事が無い限りは学園に行く事も無いと思っている。

 

そんな俺も次の就職先を探さなければ食べてはいけない………事もないのだが、世間体を気にするのであれば就職はしなければならないと思っている。まぁ今の俺の家の周りは俺の事を知ってるから問題無いっちゃ問題無いんだけどな。ライスのお願いで俺はライスがご両親の家の近くに家を建てて、俺も一緒に住んでほしいと言ってきたのだ。流石にマズいと思って断ろうとしたのだが、ライスの両親も一緒に居たのが運の尽きだった。

 

 

ラック『まぁ!それは良い考えねライスちゃん!トレーナーさ、あっもうトレーナーさんじゃないから……比企谷さんね!比企谷さんがよろしければ、ライスちゃんと一緒に過ごしてあげてくれませんか?この子、比企谷さんと離れ離れになるのがすっごく寂しいみたいで……』

 

お父様『比企谷さんの事は我々もよく知っているつもりです。人柄も申し分無いと思っていますし、妻も僕も大賛成です。どうでしょうか?』

 

 

………という感じで退職前に相談(優しい脅迫?)されてしまったので、今はライスの家に住まわせてもらってる状態だ。しかし今はそれどころでは無いのだ。現在俺はURA本部の副会長室に赴いている……理由はさっき来た電話の内容を詳しく聞きたかったからだ。

 

 

スピード「やぁ比企谷君、トレーナーを辞めてしまった事は残念に思うが君の選んだ道だ、君の選択を尊重しよう。それで、電話の件だったね。」

 

八幡「はい……お電話でお話した件ですが、シンボリ家の専属料理長との事でしたよね?せっかくのお誘いですが、現在自分は元担当ウマ娘とそのご両親のご厚意でそちらに住まわせていただいてるので、住み込みは出来ません。」

 

スピード「そうか……それは残念だ。ならば料理長の件はどうかな?」

 

八幡「あの、それも聞きたかったんですが……何故俺が料理長に?それならスタッフで良いのでは?」

 

スピード「それも考慮して現在の料理長と相談した結果、君のレベルに至ってもいないのに自分の下に置くのは考えられない、という事だよ。」

 

八幡「………」

 

スピード「どうだろう?引き受けてはもらえないかな?無論、何か要望があれば言ってほしい。」

 

八幡「いや、要望も何も【♪〜♪〜】っ!」

 

 

……誰からって!?メジロ家!?

 

 

スピード「私の事は気にせず、出ると良い。」

 

八幡「……失礼、もしもし比企谷です。」

 

アサマ『もしもし比企谷さん、私メジロ家現当主のメジロアサマと申します。』

 

八幡「ご無沙汰しています。それで、どのようなご用件でしょうか?』

 

アサマ『孫娘達がこれまで大変お世話になりました。そこで次のご就職先なのですが、是非とも我がメジロ家にお仕えしていただきたくお電話をさせていただきました。実のところ、アルダンとラモーヌが寂しそうにしておりましてね。お恥ずかしい話ですが、元担当トレーナーである比企谷さんのお力をお借りしたいのです。条件でしたら何なりと申して下さい。可能な範囲でお受け致します。』

 

 

………この時、俺の携帯はある程度大きな音量にしていた程度でスピーカーモードにしていなかったのだが、ウマ娘の聴力を甘くみていた。

 

 

スピード「……ほう?」

 

八幡「っ!」

 

アサマ『どうかしましたか、比企谷さん?』

 

スピード「失礼……」

 

 

スピードシンボリさんは俺から携帯を奪うと、スピーカーモードにしてから机の上に携帯を置いた。

 

 

スピード「ご無沙汰している、メジロ家当主殿。URA本部副会長のスピードシンボリだ。」

 

アサマ『……ご無沙汰しております、スピードシンボリ副会長殿。早速質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?』

 

スピード「あぁ、構わないとも。」

 

アサマ『何故比企谷さんと一緒に居るのでしょうか?現在比企谷さんはトレーナー職を退職したばかりだと孫娘達から聞いておりますが?』

 

スピード「あぁ、その通りだ。その件で彼の今後の就職で力になれると思ってね、詳しい事を説明する為にこちらに赴いてもらっているというわけだ。」

 

アサマ『………比企谷さん、今もそちらに居らっしゃいますか?』

 

八幡「あっ、はい。居ます。」

 

アサマ『少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか?1時間でそちらに向かいます。』

 

 

………………………え?

 

 

八幡「あ、あの……向かうってもしかして、URA本部に来るという事ですか?」

 

アサマ『はい、そう捉えていただいて結構です。』

 

八幡「えっと……自分はこの後は特に予定は無いので大丈夫ですが、流石にスピードシンボリさんは「私も構わない。今後に関わる重要な話だ、その為ならば喜んで時間を作ろう。」………だ、そうです。」

 

アサマ『ありがとうございます。では至急そちらに向かいます、しばしお待ちください。失礼致します。』

 

 

………切れた。

 

 

スピード「ははは……君は人気者だな。まさかメジロ家からもオファーが来るとはね。」

 

八幡「いや、そんな事は……アルダンとラモーヌが寂しがっているからってだけでしょう。」

 

スピード「さぁ、それはどうかな?他にも惚れた理由があるかもしれないぞ?」

 

八幡「………あるでしょうか?」

 

 

でもこの後、シンボリ家とメジロ家の2人に挟まれながら話し合いをするんだよな?なんかすっごい胃がキリキリしてきた………

 

 

 




八幡の就職活動?の背景にはこんな事が……まだ途中ですけど。
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