比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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新年のトレセン学園

 

 

エアグルーヴside

 

 

放送『次は〜府中〜府中〜お出口は右側となります〜。』

 

エアグルーヴ「着いたか。長時間座りっぱなしというのは、やはり楽な物ではないな。だが静かだったおかげで読書には集中出来た。さて、降りる準備をせねば。」

 

 

ーーー改札口ーーー

 

 

エアグルーヴ「……僅か3日だけだというのに、懐かしく感じる。いかんな、歳でもないというのに。」

 

「あの、エアグルーヴさんですか!?」

 

エアグルーヴ「?はい、そうですが?」

 

「あの、私エアグルーヴさんの大ファンなんです!次のレースも応援してます!!頑張ってくださいっ!!」

 

エアグルーヴ「ありがとうございます。次も必ず、勝利を収めて見せます。」

 

「か、カッコ良い〜………あっ、すみません!じ、じゃあ失礼します!次のレース頑張って下さい!」

 

エアグルーヴ「ありがとうございます………ありがたいものだ、ああして応援してくれる人から直接声を貰えるのは。」

 

 

ーーートレセン学園・栗東寮ーーー

 

 

スズカ「あら、エアグルーヴ。帰って来たのね。」

 

エアグルーヴ「スズカか。今し方な。それよりも、明けましておめでとう。」

 

スズカ「えぇ、おめでとう。今年もよろしく。」

 

エアグルーヴ「あぁ。お前も変わりはないか?」

 

スズカ「今からでも走りたい気分よ。」

 

エアグルーヴ「お前は本当にそれしか無いのだな………お前らしいといえばお前らしいが。」

 

ファイン「あっ、グルーヴさん!お帰りなさい♪それと、明けましておめでとうございます!」

 

エアグルーヴ「あぁ、明けましておめでとう。今年もよろしく頼む。それとファイン、1つ聞いておくぞ。」

 

ファイン「ん?何?」

 

エアグルーヴ「私の居ない間、また祖国からの仕送りが届いて私の寝る場所を奪ってはいないだろうな?」

 

ファイン「無い無い!それは無いよ!ただ単にまだ届いてないだけだから!」

 

スズカ「寝る場所を奪うというのは否定しないのですね………」

 

ファイン「だって私もどれだけ来るか予想つかないんだもん。連絡したらしたで多く送ってきた事もあるから下手な事が出来ないんだよね〜。」

 

エアグルーヴ「……まぁいい、変わっていないのならそれに越した事は無い。ひとまず私は荷解きをしてから部室に向かう。ではな。」

 

スズカ「えぇ、また。」

 

ファイン「またね〜。」

 

 

とりあえず部屋はいつも通り過ごせるようで何よりだ。ファインの家族は加減を知らんから、本当に困る。確か去年もそんな事があったな。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

エアグルーヴ「ふぅ………お母様から言われた事はある意味では正しい。奴にも少しは優しく振る舞ってやらねばならない………よしっ。」

 

 

ガチャッ

 

 

エアグルーヴ「失礼する。トレーナー、帰っ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルドルフ「やぁ、エアグルーヴ。実家への帰省は楽しめたかな?」

 

ブライアン「漸く帰ってきたか。」

 

シービー「ヤッホー、お帰り〜♪」

 

マルゼン「ハ~イッ♪」

 

八幡「おう、お帰り。」

 

 

………いつぞやの鬼ごっこをした時のメンバーが部室の中に居た。そしてトレーナーも普通に座って普通に仕事をしていた。

 

 

エアグルーヴ「……ただいま戻りました。それと、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。おいトレーナー、これは一体どういう事だ?何故会長やシービー先輩、他のトレーナーの担当であるマルゼンスキー先輩まで居るのだ?」

 

八幡「いや、もう俺が聞きたい。お前が電話した時にはシービーが居て、その後にルドルフが来て、マルゼンが来て、最後にブライアンが来て今に至る。シービーはいつものお願いで、ルドルフはダジャレ、マルゼンはドライブ、ブライアンは肉、ってところだ。」

 

エアグルーヴ「掻い摘んだ適当な説明だが、どうしてこれだけで理解出来るのだろうか?」

 

八幡「頭良いからだろ。はい、というわけでエアグルーヴ帰ってきたから君達は部室から退場して下さい。」

 

シービー「えぇ〜私の走りは?」

 

ルドルフ「ダジャレを教えてはくれないのかい?」

 

マルゼン「おハナさんには断られちゃったのよ〜。」

 

ブライアン「おい、料理は出さないのか?」

 

八幡「シービー、最初から言ってるが見ない。ルドルフ、シービーがシビれた。マルゼン、お前のタッちゃんドライブはそこらのジェットコースターよりも迫力あるから無理。ブライアン、まず此処には食材が無い上にキッチンも無いから。」

 

 

そして皆さんは渋々といった感じ(会長は少しだけ満足気味で)で部室から去って行った。しかしシービー先輩はこの部室に入り浸り過ぎだ。私が奴と電話していた時から居たとは………少し驚いたぞ。

 

 

八幡「はぁ〜やっと落ち着いた。けどなんか用事でもあったのか?トレーニングは明日からにするって前から決めてただろ?」

 

エアグルーヴ「あぁ。貴様に……その、手土産だ。手ぶらで帰ってくるのもアレだと思ってな。私ではなくお母様のチョイスだがな。」

 

八幡「ほぉ〜……ありがとな。一人暮らしには困らない便利なインスタントラーメンに冷凍食品か。ありがたく頂戴する。」

 

エアグルーヴ「あぁ。」

 

 

ふぅ……落ち着け、いつも通りだ。いつも通り普通にしていれば問題は無い。

 

 

 

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