比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 2

 

 

八幡side

 

 

はぁ~……………何で幸せな時間ってこんなにも早く過ぎ去ってしまうんだろうな?もう昼休みが終わって次の実習の時間だ。けどライスの多過ぎるくらいの昼食を分けてもらっただけでなく、元気ももらったから放課後までやり切るだけの元気は残っていると思う。けど今日の実習はどの学年とやるんだ?

 

このトレセン学園の午後実習は教官側にはスケジュ-ルが送られて、どの学年の生徒が実習に来るというのが知らされるのだが、俺達トレーナー科の生徒にはギリギリになるまで張り出される事は無いので、俺達トレーナー科は気が気じゃないのだ。何でこんな事するんだろうな?困った俺達の顔見るのを楽しんでるとか?だとしたらすっげぇ恨むぞ。

 

 

葵「あっ、比企谷君!やっと来たんですか……もう実習の学年が張り出されてましたよ!」

 

八幡「いや、どうせギリギリになるなら早くても遅くても変わんないかなって。で、どの学年?」

 

葵「今日は高等部3年生ですよ……あの学年はってちょっと何処行くんですかっ!?」

 

八幡「いや済まん、ちょっと昼飯ライスと一緒に食べたからつい食べ過ぎてお腹苦しくてな……保健室に。」

 

葵「嘘言わないでください!1ヶ月前の実習で比企谷君が用事で欠席した時の空気なんて凄かったんですからね!?比企谷君が居ないと知った途端に空気が凍り付いたんですから!」

 

 

うん、それ聞いた。何かすっげぇ空気悪かったって……少し仲の良い連中からも『今日ばかりはお前を恨む!』って言われたくらいだし。俺、別に行きたくなくて休んだわけじゃないのに……解せぬ。

 

 

葵「逃がしませんからね!」

 

1「おい比企谷、今日は絶対に居てもらうからなっ!」

 

2「そうだ、高等部3年の時は絶対参加だっ!」

 

3「何かあった時はお前を生贄にするからそのつもりでな。」

 

八幡「よし良い度胸だお前等、もし生贄にしたらオグリと同じ席で飯食ってもらうからそのつもりで。」

 

3「は、はぁ!?おいそれはシャレになんねぇって!」

 

 

うるせぇ!俺を犠牲にして生き残ろうたってそうはいかねぇからな!

 

 

ーーー数分後・コース場ーーー

 

 

教官「今日は高等部3年生と実習に取り組んでもらう。因みに実習のペアだがトレーナー科1人につきレース科は3人とする。尚、トレーナー科の実習のテーマだが今日は任せる事にする。つまりお前達のこれまでの経験と知識がそのままレポートに書かれる事になるからな。それじゃあ好きにペアを組んでくれ。」

 

 

やれやれ、またとんでもない無理難題を吹っ掛けられたもんだ……そうでなくても先輩達の動きを見なきゃならないってのに。

 

 

シービー「やっほ~八幡!あたしと組もう?」

 

エース「おいおい抜け駆けすんなよシービー。あたしも比企谷と組みたいんだからよ。」

 

 

やっぱ来たか、この2人。最初に声を掛けてきたのがミスターシービーというウマ娘で、かなり……というかめっちゃ自由なウマ娘。だってすげぇぞ?昼飯にデリバリーのピザ注文するくらいだから。んでもう1人がカツラギエースで、活発的な性格のウマ娘だ。一応、シービー先輩のセーブ役をしているような人だ。

 

 

八幡「あの~この前の実習もでしたけど、他の人のペアにしないんですか?」

 

シービー「いやぁ~あんまりそういう気にならないんだよね~。それよりもさ八幡、前に言った事忘れてるでしょ?」

 

八幡「……?」

 

シービー「やっぱりね~。敬語、使わなくていいって言ったじゃん。あたしの事は普通で良いって!」

 

エース「おいおいあんまり無理強いするもんじゃねぇぞシービー。」

 

八幡「すいません、先輩に対して慣れ慣れしくするのはちょっと……」

 

シービー「えぇ~でももう1年の仲なんだよ?もういいじゃん!呼んじゃえよ~シービーって♪」

 

ルドルフ「こらこらシービー、無理を言ってはダメだよ。せっかくこうして打ち解けたのだからね。」

 

 

シービー先輩に注意をしたのはこの学園の生徒会長を務めているシンボリルドルフ。この人、ホントに生徒なのかと思うくらい大人びてる人だ。けどシンボリルドルフ先輩、打ち解けるのに時間がかかった人は貴女もそうですからね?

 

 

シービー「じゃあそう言うルドルフはどうして此処に?」

 

ルドルフ「何、私も八幡君のペアに立候補したくてね。しかし今はちょうど3人、揃ったという事かな?」

 

シリウス「はっ、バカな事言ってんじゃねぇよ。あたしとコイツ等でペア成立だ。【皇帝】様は他所に行きな。」

 

ルドルフ「シリウス、それは約束していた事ではないだろう。であればその発言は無効だと思うが?」

 

シリウス「ならコイツに決めてもらおうぜ。おい比企谷、あたしかコイツ、どっちか決めろ。」

 

八幡「え………」

 

 

俺に全部を丸投げしたこの人はシリウスシンボリ。シンボリルドルフ先輩と同じシンボリ家のウマ娘で名家の生まれだ。その割には素行があまり良いとは言えない人だが、不良生徒からは慕われている。

 

 

ルドルフ「シリウス、後輩イジめは止めてもらおう。」

 

シリウス「別にイジめてなんかねぇよ、かわいい子犬(パピー)に選択権を与えてやってるだけだ。」

 

エース「お前等、後輩の前でそんなみっともねぇ事すんなよな。あたし等で勝手に決めちまうぞ?」

 

シービー「ごめんね~八幡。」

 

八幡「いや、それはいいんですけど……他の人じゃダメなんですか?」

 

エース「つっても他の奴なんて「いいかしら?」うおっ!?」

 

ラモーヌ「貴方のペア、まだ決まっていないようだから来たのだけど……私をお誘いしてはくださらないのかしら、八幡?」

 

 

ずっとコース場を見ていたから気にしてなかったけど、来てしまった……メジロ家の令嬢、メジロラモーヌ先輩。この人も本当に高等部かと思うくらいの雰囲気を持ってる人だ。

 

 

シリウス「おいラモーヌ、余計な事すんじゃねぇ。今あたしかルドルフのどちらかをコイツに決めてもらうとこなんだよ。」

 

ラモーヌ「あら、そんな些細な事を私が気にすると思って?八幡、シービーとエースを連れてコース場行きましょう?」

 

ルドルフ「待ってほしいラモーヌ。まだ正式に決まったわけではない、もう少し待ってくれ。」

 

 

………ホント毎回の事なんだが、すんげぇ思う。何でこの人達はいつもいつも俺の周りでこんな言い争いをするんだ?まだトレーナー科の生徒余ってるんだからそっちに行ってくれよ。

 

いや、それとも俺が「あら、いけない事を企んでいる顔ね?ダメよ、そんな事をしちゃ。」………逃げ場も無いのか俺は。

 

 

教官「比企谷、またお前か……」

 

八幡「俺がやりたくてやってるわけじゃないですよ……」

 

シービー「もうさぁ、来た順番で良くない?」

 

教官「あぁ、そうして「「「却下。」」」く……何とかしろ比企谷。」

 

八幡「………」

 

 

教官、俺にこの先輩達を御するなんて無理言わないでくださいよ……

 

 

 




八幡、後輩だったら先輩達に振り回されてる模様。

ウマ娘のアニメ4話を視聴して思いましたが、ライスが作ったライスとパンと缶詰、すんごい食べたいです!!僕もトレーニングするから作ってくれないかなぁ………(無理)
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