比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 4

 

 

八幡side

 

 

エアグルーヴとのあらぬ誤解が解けて解放された俺は、晩飯を食った後に部屋でレポートを書いていた。本当なら3人分ので済むところを俺は5人分だから1枚では収まり切らないから2枚貰っている。なぁんか俺に一緒にレポートを書かないかとか言ってきたトレーナー科の輩が居たんだが、盗まれそうで怖いからお断りしておいた。

 

でもトレーナー科の寮室はある意味贅沢だ、レース科や整備科を選択した生徒は必ず相部屋なのだが、トレーナー科は希望があれば1人部屋にする事が可能なのだ。これは先輩に聞いた話だが、資料だとか物が嵩張るからという理由から来てるらしい。現に俺も少し物が多くなってるしな。

 

 

八幡「………」カキカキ

 

 

♪〜♪〜♪~

 

 

八幡「ん?電話?相手は……ラモーヌ先輩?」

 

 

どうしよう、出るか出ないか……いや、待たせるのもアレだ、出るしかない。

 

 

八幡「もしもし、比企谷です。」

 

ラモーヌ『……及第点ね。』

 

八幡「ワンコールで出られなかったのは謝りますよ。それで、何か用ですか?」

 

ラモーヌ『えぇ。今、時間はおあり?』

 

八幡「……まぁ、レポートも一区切りついたので少しなら。」

 

ラモーヌ「そう……じゃあルドルフと待ってるわ。」

 

 

………は?嘘だろ、この時間に呼び出し?

 

 

八幡「……はぁ、俺の1日はまだ終わってなかったってわけね。はいはい行きますよ。」

 

 

ーーー栗東寮・玄関ーーー

 

 

八幡「フジ〜、居るか?」

 

フジ「おや、どうしたんだい八幡君?」

 

八幡「少し出かける。もしかしたら門限オーバーになるかもしれないからその時は鍵だけ開けといてくれないか?俺が閉めるから。」

 

フジ「門限を破ると聞いてわけを聞かないわけには行かないね……どうしたんだい?」

 

八幡「呼び出しだよ、生徒会長と【メジロの至宝】から。何すんのかは知らん。」

 

フジ「成る程……あんまり行ってほしくはないけど、分かったよ。」

 

八幡「悪いな。」

 

 

会長とラモーヌ先輩が待ってるとしたら……いや、まぁあそこしか無いよな。

 

 

ーーー生徒会室ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

ルドルフ『どうぞ。』

 

八幡「失礼します……」

 

ルドルフ「やぁ八幡君、突然呼び出してしまって済まなかったね。」

 

八幡「いえ、俺も聞いた事ありますから。ラモーヌ先輩が電話1本で会長を呼び出したというのは。」

 

ラモーヌ「あら?まるで私が怖い人みたいな言い方……もしかして、そう思っているのかしら?」

 

八幡「思ってはいませんよ、最初の頃よりかは。」

 

ラモーヌ「最初はそう思っていたのね?それと今も。」

 

八幡「まぁ少なからずは……」

 

ラモーヌ「それはどうして?」

 

八幡「走ってる最中に笑ってるから。」

 

ラモーヌ「……はぁ、つまらない。」

 

ルドルフ「まぁまぁ。八幡君もかけてくれ。立ちっぱなしじゃあ疲れるだろう。今日は君に少なからず迷惑をかけてしまったからね。」

 

 

そう思うんでしたらあの場で引いてくださいよ……何で誰も引かなかったんですか?俺の提案も却下するしで結局5人で実習だったし。

 

 

ルドルフ「さぁ、乾杯しようじゃないか。」

 

ラモーヌ「悪く無いわね、こういうのも。」

 

八幡「……あの、ちょっと俺向こうに「ダメよ、そんな無粋な事をしちゃ。」………」

 

ルドルフ「そうだぞ八幡君、もっと肩の力を抜くといい。今は無礼講なのだからね。」

 

八幡「力の抜けない原因が両隣に居るんですけど?」

 

ラモーヌ「あら?私は今走っていなくてよ?それとも、私の笑顔が怖いのかしら?」ニコッ

 

八幡「いや、そういうわけじゃ……」

 

ルドルフ「ラモーヌ、あまり威圧してはならないよ?どうも我々は周りを居るだけで萎縮させてしまうらしいからね。」

 

八幡「あの……何で向かいに行かないんですか?」

 

ルドルフ「ん?狭かったかな?」

 

八幡「そうじゃないんですけど……何でかなって。」

 

ルドルフ「深い意味は無いさ。強いて言うならば、君とはもう少し砕けた仲になりたいと思っていてね。シービーが言っていただろう?敬語と呼び捨てにしてほしいと。そのくらいの仲にはなりたいと思ってるんだ。」

 

ラモーヌ「貴方に敬語で呼ばれるのは少し違和感があるわ。だから普通に話してちょうだい。」

 

八幡「それは……2人に対してエアグルーヴやアルダンのように話せって事ですか?」

 

ルドルフ「端的に言えばそうなる。」

 

 

2人に対して普通に………

 

 

八幡「こういう感じになるけど、これでいいのか?」

 

ルドルフ「あぁ、とても良い感じだ。」

 

ラモーヌ「もう少し砕けた感じにならないかしら?例えば……貴方のお気に入りの後輩に接している時のように。」

 

八幡「いや、それはちょっと無理ですね。そんな風に出来たら勇者ですよ。」

 

ラモーヌ「口調が戻っているわ、気を付けなさい。」

 

八幡「……ラモーヌにもこうしろと?」

 

ラモーヌ「えぇそうよ。ルドルフだけ特別扱いなんてさせないわ。これでも貴方には目をかけているのよ?けれど……ふふふっ、シービーが駄々を捏ねる姿が目に浮かぶわね。おかしいと思わない、八幡?」

 

ルドルフ「確かに八幡君が我々の事を普通に呼んでいるのをシービーが見たら、詰め寄って来そうだ。」

 

八幡「笑い事じゃないですよ……」

 

ル・ラ「口調。」

 

八幡「……初日なんですから大目に見てくださいよ。無理ですっていきなりなんて。」

 

ルドルフ「では慣れるまで特訓と行こうか。」

 

ラモーヌ「そうね……夜は長いものね。」

 

八幡「あの、門限とかは……」

 

ラモーヌ「私がそんな事、気にすると思って?」

 

ルドルフ「大丈夫さ、寮のスペアキーなら持っている。心行くまで特訓しようじゃないか。」

 

 

………俺の意思は無関係なんですね。

 

 

 




八幡が2人を呼び捨てにしてるのをシービーに目撃されたら、絶対あたしもって言いに来そうですねww
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