八幡side
ルドルフとのトレーニングを開始してから1週間が経過。俺のトレーニングに忠実に従って今日もトレーニングを続けているルドルフ。2日目のトレーニング前にデビュー戦の事で軽いミーティングをした時には少々驚いたような顔をされたが、すぐに普通の顔に戻ってトレーニングの内容を言ってからトレーニングを続けているという流れになっている。新潟1,000mのデビュー戦の事を短過ぎると考えているかもしれないが、今はとにかく地力をつける。誰も辿り着けない強固な土台を作る、それがジュニアクラスでの最大の目標になる。それが達成できなければ、無敗の3冠の道は大きく閉ざされる事になる。このジュニアクラスは1番気の抜けない1年になるだろう。
同期2「なぁ比企谷、お前シンボリルドルフを担当してるんだろ?」
八幡「ん?あぁそうだが?」
同期2「……あんま言いたくないんだけど、あのトレーニングって本当にシンボリルドルフの走りを見た上でやってるんだよな?」
八幡「当然だ、何でそんな事聞くんだ?」
同期2「………どう見たってあのトレーニングって短距離向けのトレーニングだよな?この前の模擬レースでは長距離を走っていたのに何で真逆のトレーニングをさせてるんだ?俺がサブで入ってるとこのトレーナーも言ってたぞ?アレはどういう意図でやらせているのか分からないって。」
八幡「まっ、そうだろうな。別に理解してもらおうとは思ってないから別にいいけどな。」
同期2「けどもっとマズいのは、これがウマ娘の間でも話題になってるって事だ。つまりお前は我等の生徒会長に無意味な事をさせているトレーナーって認識になってる可能性があるって事だ。配属されてすぐに噂になったから、出回る情報もかなり早い。トレーナー間でもウマ娘間でもお前の事で持ち切りだ。」
八幡「………」
同期2「俺は何か理由があってあのトレーニングをさせてるって思ってるから疑ってはいないけどよ……誤解は早く解いておいた方が良いかもしれないぞ?」
八幡「って言われてもな、別に誤っていても解は出てんだからそれで良いんじゃね?別に間違ってたからって補修があるわけでもないんだから。」
同期2「そりゃそうだけどよ………」
八幡「それに安心しろよ、デビュー戦になったら嫌でも分かる事になるからよ。」
同期2「え?」
八幡「まっ、7月のデビュー戦を期待しててくれ。」
さて、俺も仕事仕事っと。
ーーーショッピングモ-ルーーー
ルドルフ「済まないね比企谷君、手伝ってもらって。」
八幡「気にすんな。それに部室の備品ともなれば俺も無関係じゃない、このくらいの事なら手伝うからいつでも言ってくれ。」
ルドルフ「心強いよ。」
八幡「にしても、お前って私服になるとマジで学生には見えないな……」
ルドルフ「あはは、よく言われるよ。こうして外に出た時にも言われる事があるんだ。」
八幡「ふぅん……まぁ俺はどんな格好でも構わねぇけどな。」
ルドルフ「君はそういうのには無頓着そうに見えるからね。」
八幡「ある程度は気にするが、拘りはしない方だな。」
先生からはそこも指摘されたっけなぁ~。『人前に出る服は常に見られていると思え。』って言われてたっけ。何度かショッピングモールに連れて行かれてファッションとかも学ばされた記憶がある。トレーナーには関係無いだろって思ったけど、表彰式とか見て関係大有りだなって痛感したもんなぁ~。
ルドルフ「比企谷君、どうかしたのか?」
八幡「いや、少し学生時代の事を思い出していただけだ。」
ルドルフ「ほう……そういえば君の学生の頃はどんな感じだったんだい?やはり今のように勤勉だったのかな?」
八幡「俺が勤勉?そんなわけ無いだろ、ぐうたらしてたよ。本格的に動いたのは此処に来る前の大学時代だけだ。」
ルドルフ「そうなのかい?とてもそうには思えないが……」
ーーー学園校門前ーーー
ルドルフ「では比企谷君、部室の方は頼んだよ。」
八幡「おう、任しとけ。」
さて、部室の直行す「やぁ、ルドルフのトレーナーさんっ♪」…?
シービー「あれ?あたしの事、忘れちゃった?」
八幡「いや、忘れてはいないぞ。」
シービー「そう?ならいいんだけど。」
八幡「で、何か用?俺これから部室に行くんだけど。」
シービー「ん~用って程でもないんだけど……君を見かけたから声をかけた的な。」
八幡「そっか……じゃあ失れ「ちょっと待った!」い……何?」
シービー「ねっ、ちょっと散歩しようよ!」
八幡「悪いが散歩という名のショッピングをしていたから断らせてもらう。」
シービー「えぇ~良いじゃん、来たばかりでまだ学園の事あんまり知らないでしょ?案内してあげるよ。」ニコッ
八幡「ルドルフにしてもらうからご安心を。」
シービー「良いスポット知ってるよ?」
八幡「そういうのは自分で探すから。」
シービー「歌舞伎揚げ、一緒に食べる?」
八幡「食べません。諦めが悪いですね?」
シービー「あたし、追込の脚質だから♪」
八幡「関係無くね?」
シービー「いいじゃ~ん行こうよ散歩~!あたしもそれ整理するの手伝うからさ~!」
八幡「他所を当たりなさい。俺じゃなくても他に「嫌だ、君が良い。」山ほど………それ、絶対に他のトレーナーの前で言うなよ。それから腕を離しなさい。」
シービー「散歩、行こっか♪」ニコッ
八幡「だから行かないって……っていうかもう行っていい?」
シービー「じゃあついてってもいい?」
八幡「……部室の前までな、中に入るのはダメだぞ。」
シービー「えぇ~ケチだなぁ~。」
八幡「当然の措置だ、何故担当してない奴を招いてもないのに持て成さなきゃいけねぇんだよ。」
ったく、何でこんなに懐かれたんだ?
今に見てろ、度肝を抜かしてやるっ!!
そしてウマ娘3期 5話を見た感想……ドゥラさんからはグル姉って呼ばれてたんですね、エアグルーヴさん。