比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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インタビューと休日

 

 

八幡side

 

 

まだメインレースも始まっていもいない新潟レース場は、ルドルフの走った3レースで興奮状態だった。勝ち時計、53.1秒は実況も言ってたが日本レコードタイムで世界レコードまで後0.3秒というとてつもないタイムだ。それをメイクデビューで出してしまったのだから、他の1,000mに走っているクラシッククラスとシニア級のウマ娘達からすれば面子を丸潰れにされたも同然だ。

 

そんで俺はルドルフが戻って来るのを見計らって控え室に向かったのだが、メチャメチャ走りたいって顔してたな。多分物足りないのだろう。だがそれは次の機会まで待ってもらうしか無いな。

 

充分に休んだところでルドルフと俺は勝利インタビューを受けるので、指定の場所に向かっていた。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

「それではインタビューを始めます。新潟第3レースを日本レコードで勝利を収めました、シンボリルドルフさんです!まずはおめでとうございます。」

 

ルドルフ「どうもありがとうございます。」

 

「驚愕の日本レコードでの勝利となりましたが、お気持ち如何ですか?」

 

ルドルフ「隣に居る私のトレーナーの尽力の賜物だと感じると同時に、自身の走りがより良いものになっていると証明出来ましたので、嬉しく思っています。」

 

「レース展開は思惑通りだったのでしょうか?」

 

ルドルフ「えぇ。自分の他に前に行くのは分かっていましたので、慌てず落ち着いて自分のペースで走りました。」

 

「今回のレース、1,000mの短距離という内容でしたが、不安は無かったのでしょうか?」

 

ルドルフ「勿論感じていないと言えば嘘になりますが、トレーナーと話し合って決めた事です。不安はあれど、実力を充分に出せば勝てるレースだと思っていました。」

 

「成る程、では次はトレーナーにお伺いします。何故この1,000mをデビュー戦に選んだのですか?」

 

八幡「まず始めに皆さんご周知だと思いますが、ルドルフには短距離の適性はありません。それでどうして短距離のデビュー戦を選んだかというのは、感覚をつけさせる為です。」

 

「……と、いいますと?」

 

八幡「ルドルフは生徒会長を務めるだけあって聡明で頭も切れる。今回の1,000mでルドルフには1,600mのレースを教えました。皆さんもルドルフの追い出しの早さには多分驚かれたと思います。アレは短距離ではなくマイルを想定しての走りをしたからです。結果は日本レコードの大差勝ち、これ以上無いくらいの結果です。」

 

「では次のレースはマイルになる可能性がある、という事でしょうか?」

 

八幡「その点につきましてはルドルフと今後の事を話して決めたいと思っています。最低でも年内に1〜2レースはやりたいと思っています。」

 

「ありがとうございました。以上、シンボリルドルフさんと比企谷トレーナーでした。」

 

 

ーーー夜・トレセン学園校門前ーーー

 

 

八幡「今日はお疲れさん、明日は休みだから身体を休めろよ……つっても、生徒会の仕事があるんだろうから学園には来てるんだろうけどよ。」

 

ルドルフ「生徒会長案件の書類もあるからね、1日空けただけでも書類が残っている事があるんだよ。」

 

八幡「だろうな。まぁお前の行動にとやかく言うつもりは無い。目に余るものでなければな。」

 

ルドルフ「そう言ってくれると助かる……時に比企谷君、少し聞いても良いだろうか?」

 

八幡「何だ?」

 

ルドルフ「明日は日曜、そして私は休みをもらっている。どうだろう、親睦を深める為にも共に出掛けるというのは。」

 

八幡「お前がそれで良いのなら俺は何も言わないが、いいのか?1人になれる時間が無くなるぞ?」

 

ルドルフ「寧ろ私は君という人間に興味がある。これまでのトレーナーとは全く違うタイプだからね、やはり気になってしまうのだよ。」

 

八幡「……分かった。じゃあ生徒会の仕事が終わったら連絡くれ。」

 

ルドルフ「承知した。ではまた明日、集合場所は此処にしよう。」

 

八幡「了解。」

 

 

さて、俺も帰って次のメニューの用意しておこっと。何だかすげぇデビュー戦になったし、帰ったら誰か待ち受けてそうで少し怖い………

 

 

ーーートレーナー寮ーーー

 

 

沖野「よう比企谷、待ってたぜ!」

 

八幡「只今戻りました、では失礼します。」

 

沖野「まぁ待て待て、色々聞かせてくれよ。どんな手品使ったんだよ?」

 

八幡「手品だなんて。俺はマジシャンじゃないので普通にトレーニングさせたとしか言えませんよ?」

 

沖野「そうなのか?でも信じられねぇな、直線とはいえあんなのジュニアクラスのウマ娘が出せるタイムじゃねぇだろ。」

 

八幡「それはアレですよ、ルドルフだからとしか。」

 

沖野「いくら潜在能力が高いといっても適性の無いウマ娘があの走りをするのは無理だ。」

 

 

流石は変態なだけあってよく分かってる……

 

 

八幡「インタビューでも言いましたけど、マイルを想定した走りをさせたんです。それにトレーニングでも短距離で走らせたのは、ルドルフの末脚を磨く為です。」

 

沖野「ほう、それは何でだ?」

 

八幡「今のルドルフは3,000mを走れるだけのスタミナを有しています。それは4月の模擬レースで明らかです。それならスピードやパワーを鍛えるトレーニングをした方が確実にこのジュニアで活躍出来ます。2,000mを走り切るだけのスタミナを持ってるんですからね、今は保持するくらいでちょうど良いんですよ。後からでも伸ばす事は出来ます。」

 

沖野「ほう……その方法は?」

 

八幡「じゃあそういう事ですので、失礼します。」

 

沖野「つれねぇなぁ……少しは教えてくれよ〜!」

 

 

嫌ですよ、ハヤヒデとブライアンのせいで俺のトレーニングが少しだけ露見してんだから。これ以上広まってたまるか。まぁ担当決まってトレーニングを始めてる時点でそれは無理な話だけどよ。

 

 

 




お休みは何をするんでしょうかねぇ?
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