比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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学園で昼食

 

 

ルドルフside

 

 

食材を買った我々は再び学園へと戻って昼食を摂る事にした。彼の事を知りたいが為に提案したというのに、これでは笑ってしまうな。しかし彼の口ぶりからして、それなりに料理の腕が立つみたいだ。心なしか少し期待してしまうな。

 

しかし彼は何を作るのだろうか?買ったのは幾つかのミックスサラダ、ミニトマト、ツナ缶、鳥肉にレモン、2L炭酸水、スナック菓子だった。スナック菓子に関しては種類が別々だった……調味料は学園のを使っても大丈夫という事だったので買ってはいない。サラダは分かったのだが、他のあれだけで何を作るというんだ?

 

 

八幡「じゃあ調理するからルドルフは待っててくれ。下ごしらえもするから少し時間はかかるから、気長に待っててくれ。」

 

ルドルフ「何か手伝おうか?」

 

八幡「いや、大丈夫だ。俺も自分の腕を少し確認したいしな。ちょうど良い機会だ。」

 

ルドルフ「そうか、では任せるよ。」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「ただ待ってるのも退屈だと思うから、これ飲んで待っててくれ。」

 

ルドルフ「これは……レモン入りの炭酸水かい?」

 

八幡「まっ、飲んでみれば分かる。」

 

 

……一見炭酸水にレモンを入れただけにしか見えないが、そうではないのか?

 

 

ルドルフ「……っ!!」

 

 

これは……炭酸水とレモンの酸味で酸っぱいとばかりに思っていたが、この甘味は何だっ!?レモンからはこの甘味は出せないと思うが、一体何を使ったんだ?

 

気になる……気にはなるが彼も調理中だ。あまり邪魔はしたくない、彼が調理を終えた時に聞いてみるとしよう。しかし一体どんなものを作っているんだ?

 

 

八幡(ルドルフの奴、驚いてんな。まっ、即席にしてはよく作れた方だな。レモン汁があって助かった、アレが無かったら作るのに時間掛かってたからなぁ……調味料あるって聞いてたから頼りにしてたし、無かったら絞るしか無かったからな。さて、調理調理っと。)

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「ルドルフ、待たせたな。俺が食いたかった料理を作ってきたぞ。」

 

ルドルフ「ほう……唐揚げだったのか。」

 

 

比企谷君が作ってくれたのは唐揚げだった。白米と味噌汁は学園が用意してくれたのをそのまま使用したのだろう。買ったミックスサラダにツナ、半分にカットしたミニトマトが盛り付けられていた。

 

 

八幡「あぁ、まぁな。食べてみてくれ。もし不安なら俺が先に食べるが。」

 

ルドルフ「いいや、せっかく作ってもらったのにそんな失礼な事はしないさ。しかし少し色が違うね。」

 

八幡「それも食べてみれば分かる。」

 

ルドルフ「では、いただくよ。」

 

八幡「んじゃ俺も。」

 

 

ルドルフ「………」サクッ!

 

 

おぉっ、良い噛み応え………むっ?この味は、まさかチーズか!?だが肉の断面にチーズは挟まってない、何処に……まさか、衣にっ!?

 

 

ルドルフ「比企谷君、この唐揚げの衣はまさか………さっきのスナック菓子を?」

 

八幡「そうだ。まぁそれだけだとあまり味しないと思ったから粉チーズも使ってる。他のも普通の唐揚げとは違って面白いと思うぞ。」

 

ルドルフ「まさか食事でこんなにも楽しくなるとは思わなかったよ…… 美味佳肴、素晴らしい料理だよ。」

 

八幡「まだ一口食っただけなのにその反応かよ。」

 

ルドルフ「という事は他の唐揚げにもさっき買ったスナック菓子を使っているのか?」

 

八幡「あぁ、使ってるぞ。」

 

 

因みに彼が買ったのはチー○ス、カラ○ーチョ、柿○種、えび○ん、ベビー○ターラー○ンを買っていた。どんな味になっているのだろうか。

 

 

エアグルーヴ「っ!会長、それに比企谷も……外出に行ったのではないのですか?」

 

ブライアン「………」

 

ルドルフ「あぁ、行ったのだが彼が料理を出来ると聞いてね、腕前を披露してもらうと共にご馳走してもらっているのだよ。結果は言うまでもなく美味だよ。」

 

エアグルーヴ「この料理をお前がか……しかしこの唐揚げ、揚げ時間に差があるように見えるのだが?」

 

八幡「いいや、寧ろ同じ揚げ時間だ。使ってる具材が違うから色味が違うって事になる。」

 

エアグルーヴ「何?一体何を使っているのだ?」

 

 

比企谷君は唐揚げに使った具材と調味料をエアグルーヴに説明すると、エアグルーヴも驚いた表情をしていた。それもそうだ、我々では思いつきもしなかった組み合わせだからな。

 

 

ブライアン「おいトレーナー、それはまだあるのか?あたしにも食わせろ。」

 

八幡「うぅ〜ん……俺はこれでいいがルドルフがどう答えるかだな。一応足りなかった時の為に多めに用意してあるが、そんなに鶏肉は買ってないから。」

 

ブライアン「………ルドルフ。」

 

ルドルフ「どうやら気になってしまっているようだな。いいだろう、君にも分けよう。」

 

ブライアン「よしっ!」グッ!

 

エアグルーヴ「……おい、私にも1つ貰えるか?」

 

八幡「なんだかんだお前も気になってんだな。」

 

エアグルーヴ「今のを聞いて気にならん方が少なかろう。後学の為に味を知っておきたい。」

 

八幡「じゃあ何が食べたい?」

 

 

こうして私の昼食は大満足という形で終える事が出来た。しかし彼は色々な事が出来るのだな。

 

 

 




衣をスナック菓子に変えた事はありますか?僕はあります。
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