比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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異例

 

 

ルドルフside

 

 

八幡「今年トレーナー合格者の事前研修?」

 

ルドルフ「うむ、それをこの中央トレセン学園で行いたいと先方立っての希望でね。しかも今年は合格者が多いみたいでね、この中央トレセンのみならず他の地方にも人員を回さなくてはならないからね……その事前準備として我々が受け持つ事になったというわけだ。」

 

八幡「また面倒な事を引き受けたな理事長は………」

 

ルドルフ「現時点でメインを受け持っているトレーナーには今年の合格者の面倒を見てもらいたいと思っているそうだ。これが詳細になっている。」

 

八幡「それをこれから通達するんだろ?他のトレーナーが何て言うか分からんぞ?」

 

ルドルフ「中央トレセンのトレーナーは皆優秀だ、きっと理解してくれる筈さ。」

 

八幡「それとこれとは別な気がするんだが……ところで、今年の合格者は何人なんだ?」

 

ルドルフ「6人だそうだ。」

 

八幡「俺の時の倍か、確かに多いな。3人でも多いって聞くのによ。」

 

 

今年はそれ程豊作だったという事か、喜ばしい事だ。しかし何処に配属されるかはまだ分からない、どの地に行っても頑張ってもらいたいところだ。

 

 

八幡「けどよ、今年に限って何でそんな事を?俺の時なんてそんな話、1度も聞いてないぞ。」

 

ルドルフ「……1度も?」

 

八幡「あぁ、1度も。まぁ多分、俺の在籍してた大学で初めてのトレーナー合格者だったからかもしれないけどな。」

 

ルドルフ「ふむ……確か君の出身大学は千葉県にあったんだったかな?」

 

八幡「あぁ、千葉の私立大学だ。」

 

ルドルフ「今年の合格者の3人は、その千葉県の大学出身みたいだ。」

 

八幡「ふぅん……まぁ何でもいいけど。」

 

ルドルフ「もう少し関心を持ったらどうだい?」

 

八幡「何が何でも知りたいってわけでもないし、俺にお鉢が回ってくる事は無さそうだしな。チームトレーナーがメインになりそうだな。」

 

ルドルフ「確かに君はまだ配属されて1年目、話が上がる事は無いと思うが……君には実績がある。可能性は低くとも無いとは言い切れない。」

 

八幡「俺に関しては0じゃないのかよ……」

 

 

そんなに落ち込む事かい?まぁ時間を割いてしまう事になってしまうのは手痛いが……

 

 

ーーー昼休み・カフェテリアーーー

 

 

八幡「……なぁルドルフ、生徒会室での話の続きなんだが、千葉の大学出身はどんな連中なんだ?」

 

ルドルフ「細かい事までは分からないよ。だが3人中1人はその大学を卒業してから資格を手にしたようだ。」

 

八幡「卒業してから、か……自ら進んでそうしたか、それか何か理由があってそうしたかのどちらかだな。まぁトレーナーの資格は最難関で有名だ、手にしたければ1年くらい勉強するのは当たり前だしな。」

 

ルドルフ「ふむ……やはり欲しい者からすればそういうものなのか。」

 

八幡「少なくともそうだろうな。もしお前達がレースに走るのに資格が必要だとしたらどうする?」

 

ルドルフ「あぁ………絶対に取るだろうな。君はそれと同じだと言いたいんだな?」

 

八幡「自分のやりたい事に資格が必要なら、それを何年経とうと取りに行くのが当たり前だからな。」

 

ルドルフ「確かにその通りだな。」

 

八幡「お前もそうだろ?やりたい事がある、だからその手始めとして3冠を獲りに行く……そうだろ?」

 

ルドルフ「あぁ、その通りだよ比企谷君……それには君の力が必要不可欠だ、これからも共に歩もう。」

 

八幡「あぁ、それは勿論だ。」

 

ルドルフ「うむ。それで比企谷君、君にしては随分と気にしているように見える。知り合いでも居るのかい?」

 

八幡「別にそういうわけじゃない。俺の地元でもあるからな、知り合いだったらって思っただけだ。けど俺の同い年と1つ下の知り合いなんてたかが知れてる、知り合いかもって思えるのが精々だ。」

 

ルドルフ「君の交友関係は狭いのか?」

 

八幡「狭いな、針1本と言ってもいい。」

 

ルドルフ「それは流石に細過ぎる気がするのだが……」

 

八幡「昔の俺はぼっちだったからな、今のような職業になるとは夢にも思わなかったな。」

 

ルドルフ「そうなのか………」

 

 

学生時代の頃の比企谷君か……少々気になるな。

 

 

八幡「ところでルドルフ、お前の隣になんか居るぞ?」

 

ルドルフ「あはは……気にしないようにしていたのに。何か用かな、オグリキャップ?」

 

オグリ「……ルドルフ、これは誰が作ったんだ?このメニューはカフェテリアには無かった筈だ。」

 

ルドルフ「……メニューを覚えているのか?」

 

オグリ「一通りは。」

 

八幡「その能力を方向音痴に少しは回せよ。」

 

ルドルフ「あはは……んんっ、君の問いに答えるとするならば、答えはイエスだ。作ってくれたのは比企谷君だよ。」

 

オグリ「おぉ、トレーナーが……っ!」

 

八幡「まぁこのくらいならな。」

 

オグリ「最近のルドルフの食事に少し違和感を覚えていたんだ、見た事の無い料理に加えてとても美味しそうに思えたんだ。」

 

ルドルフ「成る程……」

 

八幡「んで?お前はどうしたいんだ?」

 

オグリ「………」ジィ∼…

 

八幡「………言っておくが俺はお前の飯の面倒を見るつもりは無いぞ?」

 

オグリ「少なくてもいい!」

 

八幡「……ちょっと待ってろ。」

 

オグリ「?」

 

ルドルフ「きっと君の為に料理を準備しているのだろう。待っているといい。」

 

オグリ「っ!あぁ、そうさせてもらう!」

 

 

 




トレセン学園での研修、どんな子が来ますかね?
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