比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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研修生の歓迎?

 

 

ルドルフside

 

 

八幡「………」

 

 

ピッ!

 

 

ルドルフ「はぁ……はぁ……どうかな、比企谷君?」

 

八幡「良いタイムだ、軽めでこのタイムなら今週の弥生賞も楽な手応えで勝てるかもしれないな。」

 

ルドルフ「お世辞はよしてくれ。相手は同年代の中でもトップの実力を持っているんだ、油断をしてると脚元を掬われる。油断大敵さ。」

 

八幡「それを忘れていないのなら大丈夫だろう。」

 

ルドルフ「……まさか試したのかい?」

 

八幡「ちょっとな。驕っているようなら治そうとも思ったが、どうやら杞憂だったみたいだ。」

 

ルドルフ「全く君という人は……だが、良い具合に解れたよ。ありがとう。」

 

八幡「別に礼を言われるような事はしてねぇよ。それよりも、これが終わったら体育館だろ?」

 

ルドルフ「あぁ、研修生の歓迎だ。私も挨拶を一任されているからね。」

 

八幡「トレーナーは全員出席だからな、顔を出さないと何を言われるか分からんからな。」

 

ルドルフ「君の顔見知りが居た事には少々驚いたが、会いづらい相手なのか?」

 

八幡「別にそういうわけではないが、面倒な奴等だよ。1に迷惑2に傍迷惑、3にクソ迷惑って感じだ。」

 

ルドルフ「……君にはまともな交友関係を持った友人は居なかったのかい?」

 

八幡「1人だけ居たな。」

 

 

ーーー数時間後・体育館ーーー

 

 

生徒会長としての挨拶も終わったところで、私はエアグルーヴとブライアンと共に比企谷君の傍に居る。彼は本当に目立つのが嫌いなのか、合格者とは触れ合わずに静かに佇んでいるだけだった。

 

 

エアグルーヴ「会長から聞いてはいるが、会いたくないというだけで挨拶もしないのは失礼だと思うが?」

 

八幡「いや、ルドルフから聞いてるなら1〜3のヤツも聞いてんだよな?マジで厄介事しか持ってこない奴等なんだよ。流石にこの期間でそれは無いと思いたいが、そうも言ってられねぇんだよ。」

 

ブライアン「ほっとけばいいだろ。」

 

八幡「ブライアン、お前でいうとこのマヤノみたいな感じの奴がずっと着いてくるって感じだ。」

 

ブライアン「………面倒だな。」

 

八幡「だろ?だから極力関わり合いたくねぇんだよ。それに見てみろ、もう侍らせてやがる。」

 

ルドルフ「言い方はともかく、コミュニケーション能力は高いようだね。」

 

エアグルーヴ「あれのどこが問題だと言うのだ?あれこれ文句を言う貴様の方が問題だと思うぞ。」

 

八幡「いや、普通にしてる分にはいいんだよ。俺だって人の交友関係に口出しも文句も言わん。だがどうしようもなくなった時に来るのは迷惑でしかねぇよ。『ヤバいですぅ〜。』とか『頼む。』じゃねぇんだって。どうにも出来なくなるくらいなら最初から友達作んなって言ってやりてぇよ。」

 

エアグルーヴ「……お前がそこまで言うとはな。」

 

ルドルフ「だがそれも過去の話だ。きっと彼等も成長しているだろう、君のそれも過去の遺物と化しているかもしれないのだからね。」

 

八幡「そうなっている事を願うよ。後マジで此処にだけは配属にならないでくれ。」

 

ブライアン「……嫌がり過ぎだろ。」

 

八幡「ていうかさ、もう出てもいいか?弥生賞の事で忙しいっていう体で抜け出しても文句は言われないだろ。本当ならこれに費やしてる時間だって惜しいくらいなんだぞ。」

 

エアグルーヴ「今日のお前は文句ばかりだな……トレーナーならばこういう事も成し遂げて行くものだろう。」

 

八幡「俺は無駄な事は出来るだけ省いて進みたいんだよ。だから抜け出してもいい?」

 

ルドルフ「はははっ、今日の比企谷君程、正直な姿は見た事が無いよ。」

 

エアグルーヴ「笑い事ではありません会長。こんなぐうたらな奴が会長のトレーナーだと知られたらどうするのですか?」

 

八幡「大丈夫だ、人前ではちゃんとする。」

 

エアグルーヴ「ならば今もシャキッとせんか!」

 

 

だが比企谷君はトレーニングとなると真面目そのもの。それにウマ娘の事を自身より優先して考慮してくれる。エアグルーヴもトレーナーが決まってはいないが、もし彼女を選んだとしても上手く付き合う事が出来るだろう。

 

 

ルドルフ「では君の意思を汲んでこの場から退散しようじゃないか。生徒会室での雑務を条件に。」

 

八幡「いいだろう。」

 

エアグルーヴ「即決とは……もう何も言うまい。」

 

ブライアン「あたしのをやる。」

 

エアグルーヴ「自分のはちゃんと自分でやれ。」

 

 

ーーー生徒会室ーーー

 

 

八幡「ほい、終わり。確認よろしく。」

 

エアグルーヴ「……適当にやっていないだろうな?」

 

八幡「そう思うんなら確認してくれ。」

 

エアグルーヴ「………」

 

ルドルフ「私から頼んだ事とはいえ、手伝ってもらって済まないね比企谷君。」

 

八幡「このくらいならどうって事はない。」

 

ブライアン「………おい、この後はあの研修生達はどうする?」

 

八幡「仮住まいとしてトレーナー寮に隣接してある施設を貸し出すから、そこの案内だと思う。それが終わったら自由だと思うぞ。」

 

エアグルーヴ「会長、確認終わりました。全て大丈夫でした。」

 

ルドルフ「ありがとう。しかし、手分けするとこうも早く終わってしまうものなのか、随分と時間が余ってしまったね。」

 

八幡「ならゆっくりしたらいい。偶には息抜きも必要だしな。」

 

エアグルーヴ「貴様に言われても説得力が無いぞ。」

 

八幡「今の、ルドルフの言葉だぞ?」

 

エアグルーヴ「っ!?お、お前が言うからそう聞こえるだけだっ!」

 

八幡「因みに冗談。」

 

エアグルーヴ「なっ……おい、そこに直れ。」

 

八幡「ジョークだって、ホワイトジョークだ。」

 

エアグルーヴ「どこがだっ!!」

 

 

コンコンコンッ

 

 

エアグルーヴ「くっ………後で覚えていろ。」

 

八幡「俺が悪かったから勘弁してくれ……」

 

エアグルーヴ「はい、どちら様でしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉山『この学園に研修に来た葉山と一色です。』

 

 

 




おっとぉ……早速ピンチかぁ?
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