比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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不快のわけ

 

 

八幡side

 

 

葉山『この学園に研修に来た葉山と一色です。』

 

 

えええぇぇぇぇぇ!!?何で此処に来るんだよぉ〜!?まさか後を尾けてきたのか!?いやいやあり得ない、何にしても俺はルドルフの机に隠れるとしよう。流石にアイツ等と面向かって話したいとは思わんし。

 

 

八幡「………(俺、ルドルフの机、隠れる!)」ジェスチャー

 

エアグルーヴ「……会長、研修生のお2人が来ているそうですが、如何されますか?」

 

ルドルフ「わざわざ此処まで来てくれたんだ、歓迎しようじゃないか。(比企谷君、ちゃんと隠れていてくれ。)」

 

エアグルーヴ「はい。会長の許可も出た、入れ。」

 

葉山「失礼します。」

 

いろは「失礼しまぁ〜す。」

 

ルドルフ「ようこそ生徒会室へ、歓迎しよう。当校の生徒会長を務めているシンボリルドルフだ。君達を出迎えたのがエアグルーヴ、座っているのがナリタブライアン。2人は副会長で私の補佐をしている。」

 

葉山「4月からトレーナーになる葉山です。」

 

いろは「一色いろはで〜す♪」

 

 

アイツ、こんな所でも猫被ってんのかよ……男なんてトレーナーくらいしか居ないんだから止めとけって。

 

 

ルドルフ「葉山君に一色君か……その名前、覚えておくよ。それで、生徒会室にはどんな要件で来たのかな?こう言っては失礼になるかもしれないが、君達が来るような理由は特に無いと思うのだが。」

 

葉山「えっと、シンボリルドルフさんの担当トレーナーの事で少し聞きたい事があったんだ。」

 

ルドルフ「私のトレーナーについて?」

 

いろは「えっとぉ〜デビュー戦から見てたんですけど、会長さんのトレーナーって同じ高校に通ってて、私の先輩で葉山先輩の同級生なんですよ〜。」

 

ルドルフ「ほう……そうだったのか。では君達は仲が良かったのかな?」

 

葉山「仲が良かった……とは言えないかな。」

 

いろは「でもなんだかんだ頼りになる人でしたよね。」

 

葉山「まぁね。」

 

ルドルフ「それで、聞きたい事というのは?」

 

葉山「あぁそうだったね、ごめん。実はヒキ()()君を探していてね、場所を知っていたら教えてほしいと思っているんだ。」

 

ルドルフ「………残念ながら私も彼の居場所は知らない。それに今週は弥生賞、私も彼もトライアルレースの準備で忙しくてね。あまり他人に時間を割ける余裕が無くてね。」

 

 

エアグルーヴ(会長が耳を絞っておられる……やはりこの男がアイツの呼び方を間違えたのが原因か。)

 

 

ブライアン「………おい。」

 

葉山「っ!えっと、ナリタブライ「失せろ。」アンさ……え?」

 

ブライアン「………聞こえなかったか?失せろと言ったんだ。」

 

いろは「な、何でそうなるんですかっ!?」

 

ブライアン「………言わないと分からないか?」

 

葉山「済まないけど、理由を教えてくれるかな?」

 

ブライアン「………チッ、不快だ。ルドルフ、あたしは見回りに行く。」

 

ルドルフ「あぁ、お願いするよ。」

 

 

ブライアンの奴、声だけでも分かるがあれは相当だな……今度美味い飯作ってやろう。

 

 

ルドルフ「さて、君達は何故ブライアンに指摘されたのか本当に分からないのかな?」

 

葉山「あ、あぁ……突然だったからね。不快にさせてしまったのなら謝りたいと思ってるけど、理由が分からないからね。」

 

エアグルーヴ「分からぬと来たか。そっちの貴様も同じ答えか?」

 

いろは「わ、私もちょっと……」

 

エアグルーヴ「そうか。貴様等は人の苗字を間違えておいて何とも思わないのだな。さっき出て行ったブライアンを含め、私も会長も酷く不快な思いだ。例え居場所を知っていたとしても貴様等に教える事など何1つ無い。即刻お引き取り願おうか。」

 

 

まぁ……気付くよな。ブライアンがそこを気にするのは意外だったが、この2人なら当たり前だ。特にエアグルーヴはそういうところ見逃さなさそうだし。

 

 

葉山「……いろは、行こう。」

 

いろは「は、はい……」

 

 

2人はあっさりと生徒会室を後にし、室内の空気の重さが若干軽くなった。

 

 

ガチャッ

 

 

ブライアン「………行ったぞ。」

 

エアグルーヴ「そうか……おい、どうなっているのだお前の知り合いとやらは?人の苗字もまともに覚えられないのか?」

 

八幡「そんなのアイツに直接聞け。俺はあの呼び方を許した覚えなんてねぇんだから。それよりも悪かったな、気分悪くさせちまったみたいで。」

 

ルドルフ「いや、比企谷君が謝る事じゃないさ。しかし、高校生の頃の知り合いだったらしいが……アレは少しいただけないな。」

 

ブライアン「………」

 

 

全員の耳が絞ってる……やっぱ怒ってるみたいだな。

 

 

八幡「あぁ〜………ご機嫌取りって意味じゃないけどよ、晩飯作ろうか?好きなの作ってやる。」

 

ブライアン「っ!!肉だ、肉を食わせろっ。」

 

八幡「1人は肉ね。エアグルーヴは?」

 

エアグルーヴ「バランスが取れている食事であれば何でも構わん。お前の料理の腕は確かだからな。」

 

八幡「じゃあ定食だな。最後にルドルフ。」

 

ルドルフ「そうだな……私もエアグルーヴと同じで構わないよ。」

 

八幡「なんか皆いつもと変わんなくね?」

 

エアグルーヴ「変える必要も無いからな。」

 

八幡「よし、じゃあルドルフが弥生賞勝ったら豪華飯にする。これ決定な。リクエスト、何でもあり。」

 

ルドルフ「あはは、負けられない理由が1つ増えてしまったな。」

 

 

本当なら皐月賞にしてやりたいところだが、今のこの空気を変えられるのなら安い出費だろ。

 

 

 




どうやらやらかしてしまった様子ですね……
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