比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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研修初日

 

 

八幡side

 

 

研修1日目。取り敢えず今日は全員を集めて駿川さんが施設の案内をしている。此処に配属される新人ならばありがたい話だし、そうでない連中にとっても設備の充実さを知ってもらえるからな。勿論、地方がそうでないというわけではないが、中央トレセンに比べると見劣りするのは事実かもしれない。

 

そんで今日は日曜日、つまりトレーニングは休みの日だ。本番まで残り1週間だが、追い切りを含めると1週間も無い。だからといって別の事をするわけでもない。いつも通りに追い切りを済ませ、いつも通りの日常を送り、いつも通りルドルフをレースに送り出す、それだけだ。

 

 

さっきも言ったが今日は日曜日、そんで今は昼時。つまりは……例のあの日である。

 

 

ライス「お、お兄様〜……居る?」

 

八幡「おっ、来たなライス。やっぱり今日もトレーニングしてたのか?」

 

ライス「うん、ちょっとでも強くなりたいから。」

 

八幡「ん、そうか。ならお腹は減ってると見て間違い無いか?」

 

ライス「えへへ、もうお腹ペコペコ……」

 

八幡「うし、じゃあライスが1番乗りだからな。メニューはお前が決めていいぞ。因みに同じのをルドルフにも用意するから安心しろ。」

 

ライス「で、でもそんな大事な事をライスが決めてもいいのかな?」

 

八幡「いいに決まってんだろ、ライスが1番なんだから。早い者勝ちって言葉があるくらいなんだからよ。ほれ、食べたいの言ってみ?」

 

ライス「……じ、じゃあ!」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

たづな「そしてこちらがカフェテリアとなっております。今日は日曜日なので学生は少ないのですが、とても良い匂いが漂っていますね。」

 

1「これってカレーの匂い?」

 

2「あぁ、そうだな。」

 

葉山「それじゃあ誰かが利用してるって事ですか?」

 

たづな「そうですね。あっ、あの生徒がカレーを食べているからですね。」

 

 

ライス『〜〜っ♪』

 

 

3「す、凄い量を食べてますね……」

 

たづな「彼女はこの学園の中でも小柄なのによく食べると有名なんですよ。」

 

いろは「あの身体のどこに入ってるんでしょうか?」

 

たづな「では私達も昼食にしましょうか。メニューはテーブルに置いてある表、ボードにも書いてありますのでお好きなのを頼んで下さいね!」

 

 

……研修生達も来たのか。まぁ今は昼時だから当然っちゃ当然か。しかしルドルフ達、今日は遅いな。ライス1人でカレー食べ尽くすぞ?

 

 

ライス「お兄様、おかわりしてもいい?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。たくさん食べろよ。」

 

ライス「うん!ねぇお兄様、どうしてお兄様の料理ってこんなに美味しいの?」

 

八幡「んぅ〜?さぁな、俺も分からん。まぁ1つ言える事は食ってる奴の美味そうな表情を浮かべながら作ってる、とかだな。似合わないだろ?」

 

ライス「ううん、そんな事無いよ!とっても素敵な事だとライスは思うよ♪」ニコッ

 

 

はぁ〜………これはもうヤバい。もしかしたら俺、作った事の無い料理だったとしてもライスにならめっちゃ美味しく作れる自信あるわ。あの顔を歪ませないようにこれからも美味い料理作らないとな。

 

 

ルドルフ「やぁ比企谷君、ライスシャワーも。」

 

八幡「おうルドルフ、生徒会お疲れさん。今から食事にするのか?」

 

ルドルフ「あぁ、頼めるかな?」

 

八幡「今日はバターチキンカレーだ。」

 

ルドルフ「盛り付けをお願いするよ。ライスシャワーも既にそれだけの量を食べたのか。素晴らしい食欲だな、私も見習わねばならないな。」

 

ライス「ふぇ!?で、でも会長さんもたくさん食べるようになっちゃったら、お兄様がもっと大変になっちゃうと思います……」

 

ルドルフ「ははは、それもそうだ。少しずつ量を増やす事にしよう。」

 

八幡「ほい、お待ちどう。カレーもう一鍋作ってるからまだ食いたかったら言ってくれ、それとこれは2人に。米が飽きたら言ってくれ、ナンが出来たから。」

 

ライス「ナンッ!?じゃあライス、これを食べ終わったらナンで食べたいっ!」

 

ルドルフ「君も意地が悪いな、私に無理矢理お代わりをさせる気かな?」

 

八幡「いやいや、別にそんなつもりはねぇけど?ただこの量を俺1人で食べるのは無理だからよ、少しでも食べてくれた方がありがたいと思ってるだけだぞ?」

 

ルドルフ「ふふふっ、今日はこの後予定も無い。食べ過ぎない程度に食べるよ。」

 

 

ライスだけでもかなりの量食べてるけど、もう1つの鍋もとなると流石に厳しいかもしれない。ルドルフが深読みしてくれて助かった。

 

 

1「ねぇ葉山君アレ!シンボリルドルフさん!昨日のスピーチ凄かったよね〜!」

 

葉山「あ、あぁ……そうだね。」

 

3「でも意外、カレーを食べるなんて。」

 

2「だよなぁ〜。だってあのシンボリ家だろ?そんなウマ娘が普通のカレー食べてるってあんま想像出来ないよなぁ。」

 

葉山「っ!(比企谷……)」

 

1「今度の弥生賞、楽しみだよね〜!だってシンボリルドルフさんのほぼ1強なんでしょ?」

 

3「うん、そうらしいよ。」

 

いろは「でもこうやって見ると、普通のウマ娘なんだって感じしない?」

 

2「そうかぁ?俺は昨日の壇上で堂々と話してた時点で普通じゃねぇって思ってたけどなぁ。」

 

3「感性は人それぞれ、私も一色さんの言う事は少し分かる。」

 

 

さて、俺もカレー食おっと。席で食いたいところだが、あの2人に気付かれたらなんかややこしくなりそうだから中で座りながら食べよっと。

 

 

 




葉山に少し姿を見られてしまったみたいですね。
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