比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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トライアルレース

 

 

八幡side

 

 

実況『さぁ本日の中山レース場第11レース、クラシック3冠路線の登竜門、皐月賞トライアルレースの弥生賞の時間が迫って来ています!!何といっても1番人気シンボリルドルフがどのようなレースを見せるのかがファンの間でも楽しみの1つとなっております!』

 

解説『これまで無敗、しかも強い競馬でしたからね。着差もそうですが内容も申し分ありませんでしたので、この弥生賞でも見せてくれると思いますよ。』

 

 

ルドルフ「………」

 

八幡「緊張してるのか?」

 

ルドルフ「多少の緊張は、ね。だが動けなくなる程では無いさ。」

 

八幡「そうだろうな。まっ、まだパドックだから気楽に行ってこい。」

 

 

ーーー観客席ーーー

 

 

今回の弥生賞で、大体のライバルと当たる事になるだろう。どんな走りや脚質で走るのかもお互いの時間を見つけて研究した、それなりにデータ収集は出来たと思う。ルドルフもマークが厳しくならない限りは良い走りが出来るだろう。

 

 

2「あっ、比企谷さん!」

 

1「どうも!観に来ました!」

 

3「シンボリルドルフさんのレース、楽しみです。」

 

八幡「よう、今日が最後の研修だったな。」

 

1「はい。このレースを見るのが最後の研修になります。けど緊張が抜けません……この研修が終わった後に配属先の書かれた書類を渡されるんですよ。」

 

八幡「そうなのか……ところで後の2人は何処に行ったんだ?それに合格者は6人なのに5人しか来てない。」

 

2「葉山さんと一色さんなら別の所で見てます。もう1人は体調不良で来られなかったんですよ。不運っすよね、来たかったでしょうに。」

 

八幡「そうか……2人については分かった。しかしそのもう1人が不憫だな。途中からの参加は出来なかったのか?トレセン学園ならそのくらいの融通は利かせてくれそうなんだが。」

 

3「断ったんです。それに体調不良が治ったとしても来るのはちょっと難しいと思うので。九州の子らしいので。」

 

八幡「……成る程。」

 

 

確かにそれは俺でも断るかもしれん………

 

 

八幡「それでも合格には変わりないから大丈夫だろう。もし研修に参加しなければ合格を剥奪するなんて言われたら、横暴だと言われないしな。」

 

1「そ、それはブラック過ぎますって……」

 

八幡「冗談で言っただけだ。そんじゃあ俺は控え室に行って来る。最後の作戦会議をしなきゃならないからな。」

 

2「はい、じゃあ俺達は此処で待ってます!」

 

 

俺は控え室に向かってルドルフに作戦を伝えてから観客席に戻った。ルドルフの様子は行ってくる前と変わらず、堂々とした態度でターフへと向かって行った。

 

 

♪〜♪〜♪〜

 

 

実況『中山メインレース、弥生賞が間も無く発走されます!このレースでは入着上位3人が皐月賞への優先出走権が与えられます!同じ中山で行われる皐月賞への出走権を得られるのは果たしてどのウマ娘なのか!?』

 

 

1「比企谷さんはどの子がライバルだと思いますか?」

 

八幡「……正直、ルドルフのライバルになり得そうなのは居ないんだよなぁ。良さそうなのは居るんだが、ルドルフのライバルとまでは行かないな。身贔屓に聞こえるかもしれないが、ルドルフが抜き過ぎてる。」

 

2「あぁ〜でもなんか分かりますよ!なんか1人だけオーラが違うって感じがあります!」

 

1「だよね〜!」

 

 

……このまま行ってくれれば良いんだけどな。

 

 

実況『全ウマ娘が収まって体勢完了!』

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『スタートしました!!ニッポースワロー好スタートでそのまま行きました!外からカスケードも上がって参りました、スズパレードとシンボリルドルフ!外からリキサンパワーも上がってスタンド前の先行争いであります!』

 

 

八幡「………良い位置だ。」

 

3「でも、ビゼンニシキにマークされてますね。」

 

八幡「だな。だがマークする位置が悪い、アレじゃマークは出来てもプレッシャーは与えられない。」

 

3「じゃあ、無駄なマーク?」

 

八幡「無駄とは言わない、実際ルドルフの後ろに付いてるからスピードに乗れているからな。だがその後だな、ルドルフの脚について行けるかどうか。」

 

1「最後の直線、って事ですか?」

 

八幡「そうなるな。」

 

 

実況『3コーナーのカーブに差し掛かって先頭のニッポースワローのリードが無くなって、後ろからスズパレードとリキサンパワー、シンボリルドルフも上がって行った!外からビゼンニシキも一緒に上がって行くぞ!!しかし外を回ったシンボリルドルフ1人だけ脚が違うっ!!一気に先頭に立って4コーナーカーブ、直前コースへと向きました!!』

 

 

2「うわっ、はっやぁ〜!!」

 

1「何あれっ!?1人だけ全然違うっ!!」

 

八幡「………」

 

 

実況『シンボリルドルフ先頭!シンボリルドルフ先頭!!リードを3バ身、4バ身、5バ身と突き離す!!2番手には外から迫ったビゼンニシキとリキサンパワー、ニッポースワローが争っている!!余裕の走りだシンボリルドルフ圧勝でゴールインッ!!2着ビゼンニシキ、3着にニッポースワローが入って4番手にスズパレード、5着に最後方一気にハツノアモイッ!今日も強かったシンボリルドルフ、破竹の4連勝!!』

 

 

1「凄かったですね!文句無しですよ!」

 

八幡「……あぁ。」

 

 

今回のスパート、少し早かったな。そのせいで少し外に膨らんだ。4コーナーで1人だったのは良かったが、インを突けれたからそのままラチ沿いのまま行きたいよな。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




ルドルフ、見事トライアルを勝利!!
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