比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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3冠への一歩

 

 

八幡side

 

 

新規トレーナーの話をしよう。先月トレーナー試験に合格して今年4月から新しいトレーナーとして活動する事になった6人は既にそれぞれのトレセン学園で活動している。あの元気な女の子は大井トレセン、男は笠松トレセン、物静かな女の子も笠松トレセン、風邪を引いて来れなかった奴は名古屋、何の因果かは分からんが葉山と一色は船橋、地元だ。なので今年の中央配属者は0だ。まぁでもトレーナーという狭き門を叩き、試験を乗り越えたのだから何年かかっても頑張ってほしいという気持ちはある。地方から中央に来たっていうトレーナーだって居るし、逆も居るからな。

 

けどまぁ、1年目は誰かのサブに入って研修期間だろうな。何処もトレーナー不足だから2年目も研修というのは地方では考えづらい。中央では2年間の研修をやっているが、それは学園に入学する生徒の数が多いからというのもある。とまぁ、新トレーナーの事はこれくらいにしておこう。

 

 

八幡「悪いところは無さそうだな。」

 

ルドルフ「あぁ、君のおかげでね。今日も最高のレースが出来そうだよ。」

 

八幡「とはいえGⅠレース、朝日杯FSの時よりも強いウマ娘が揃ってる。レースの鍵を握るのはお前になるだろう、駆け引きのタイミングを間違えないようにな。」

 

ルドルフ「勿論。漸くここまで来たんだ、3冠への、無敗の3冠への最初の1歩だ。落とすわけには行かない。比企谷君も気楽に見ていてくれ。

 

八幡「気楽に見れるかどうかは展開次第だな。」

 

 

今日はルドルフの目標の1つ、皐月賞の開催日だ。朝日杯、弥生賞のレース評価も最高だったからか、この皐月賞でも1番人気の支持を受けられた。

 

 

ーーー観客席ーーー

 

 

八幡「………何で此処に居る?」

 

シービー「え?いいじゃん別に。」

 

八幡「ていうかどうやって俺が此処に居るって分かった?誰にも伝えてない筈だが?」

 

シービー「そんなの八幡を見つけたからに決まってるじゃん!それで此処に来たっ!」

 

八幡「え………ストーカー?」

 

シービー「失礼なっ!追っかけって言ってよ!」

 

 

………何が違うんだ?

 

 

八幡「まぁいい、喧しくしないでくれよ。」

 

シービー「はぁ〜い♪」

 

 

実況『昨年はこのレースから新たな伝説が始まりました。長い間現れなかった【3冠ウマ娘】の称号を得た始まりの1冠、皐月賞!『最も速いウマ娘』が勝つと言われているこのレースを勝って世代最速の称号を手にするのは誰なのでしょうか!?』

 

解説『やはりシンボリルドルフが中心になるでしょうね。ライバルのビゼンニシキとアサカジャンボもマークをしながらレースをすると思いますよ。』

 

実況『さぁ各ウマ娘がゲートへと入って行きます。1番人気シンボリルドルフも既にゲートへ収まっています。最後に大外オンワードカメルンが入りました!さぁ満を持して!!3冠路線第1関門、最も速いのは誰だ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『スタートしました!揃ったスタートになりました!先行争いに早くもシンボリルドルフが行く!外からルーミナスレイサー、最内アサカジャンボ外からケンセツエースの3人が先頭争い!その後ろに外からスズマッハ、並ぶ形でシンボリルドルフこの位置で1コーナーカーブ!』

 

 

シービー「おぉ〜前目のポジションだね、それにあの位置なら抜けられるね。」

 

八幡「羨ましいか?」

 

シービー「ん〜ん、別に。あたしも最初は脚質で色々苦労してたけど、今のスタイルに落ち着いたし。あぁ〜皐月賞前に分かって良かった!」

 

 

実況『向正面に入って先頭はアサカジャンボ1から2バ身のリード!2番手ルミーナスレイサー、3番手にシンボリルドルフと内にトウホーカムリ!すぐ後ろの外にスズマッハとヘイアンテスコがルドルフを見ながらレースをしているぞ!ちょうど中間にビゼンニシキ!これから3コーナーへと向かって行きますっ!』

 

 

ルドルフ(気のせいだろうか?周りが遅く感じる……やはり3コーナーから仕掛けるか?仕掛けるならば……3コーナーを曲がり始めてからだな。)

 

 

八幡「……っ!動いた。」

 

シービー「割と早いスパートだね。狙ってた?」

 

八幡「いや、ルドルフの策だろう。もしくはアドリブで考えたか、だな。(まぁここ最近のトレーニングでは割と速い速度で2,000mのトレーニングしてたからなぁ……遅く感じてるんだろうな。それでスパートをかけたんだろう。トレーニングではゴールまで脚が使えてたが、本番ではどうだ?)」

 

 

実況『4コーナーをカーブして直線に向きました!!シンボリルドルフが1人先頭に立っている!!後ろからニッポースワローとビゼンニシキが追い込んで来ている!しかし前との差が縮まらないっ!!抜け出したシンボリルドルフ先頭!!4バ身とリードを取って今ゴールインッ!!皐月賞3冠への一歩は、まずはシンボリルドルフが制しました!!』

 

 

シービー「へぇ……凄いね、あんなに早くスパートをかけたのに最後もしっかり登り切ってた。」

 

八幡「あぁ。まずは目標クリアだ。」

 

シービー「良いねぇ〜あたしもちょっと走りたくなってきちゃった♪じゃあ八幡、走りに「行かない、俺は今からルドルフの所に行くんだよ。」ちぇ〜、まぁ分かってたけどね。また今度っ♪」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




ルドルフ、皐月賞勝利っ!
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