比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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招待と夏合宿の予定

 

 

ルドルフside

 

 

ダービーが終わったその夜、母上から電話があった。内容は私が予想していた通り、▲▲商会についての事だ。母上は約束通り▲▲商会との取引を止めて新しい取引先との契約を結ぶつもりだった。母上の話では私と八幡君に立会いをしてもらいたいらしく、後日本家に来て欲しいとの事だった。私も母上に相談をした手前、あまり断るという事はしたくない。八幡君にも相談して家に来てもらえないかどうか確認をしようと思っている。

 

 

「おはようございます、会長!」

 

「昨日のダービー、おめでとうございます!」

 

ルドルフ「あぁ、おはよう。それとありがとう。」

 

シービー「やっほ〜ルドルフ、おはよっ♪」

 

ルドルフ「あぁ、おはようシービー。」

 

シービー「八幡は?一緒じゃないの?」

 

ルドルフ「君はいつでも何処でも八幡君だな?彼とは一緒じゃないよ。」

 

シービー「そっかぁ……じゃあ八幡が来るまで此処で待ってよ〜とっ♪」

 

ルドルフ「遅れても知らないぞ?」

 

シービー「大丈夫、遅刻には気を付けるから。」

 

 

やれやれ、相変わらずだなシービーは。

 

シービーは校門前で八幡に会えたようで、ご機嫌な様子で教室に入って来た。鼻唄を歌いながら入って来たから何か良い事があったのかもしれないな。

 

 

ーーー昼休み・カフェテリアーーー

 

 

ルドルフ「……おぉ八幡君、こんにちは。」

 

八幡「おうルドルフ、出来上がってるぞ〜。」

 

ルドルフ「ありがとう八幡君、それと少し話があるのだが構わないだろうか?」

 

八幡「?あぁいいぞ、じゃあ俺も片付けが終わったらお前の卓に向かう。」

 

 

さて、どう伝えようか………

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ルドルフ「ふぅ……今日もご馳走になったよ八幡君、美味しくいただいたよ。それに今日のはいつもより随分と豪華に感じたのだが?」

 

八幡「そりゃダービーを勝ったわけだからな。いつもより良い素材を使って、いつもより良いのを作ったつもりだ。調理はいつも通りだけどな。」

 

ルドルフ「ふふっ、そうか。君なりの祝福という事か。ありがたく受け取ろう。」

 

八幡「お前に豪勢な食事っつっても名家の生まれだから舌は肥えてるだろうなら意味無いと思ってな、普通の料理を少しだけグレートアップしたに過ぎない。それで、昼飯前に言ってた話ってのは何だ?」

 

ルドルフ「あぁ。君には伝えていたと思うが、先日のダービー制覇でシンボリ家は▲▲商会と取引を止めて新しい取引先と契約する事にした。」

 

八幡「あぁ、確かにそう言っていたな。」

 

ルドルフ「それで母上から君に頼みがあってね、契約破棄と新契約締結の立会人として私と君を家に招きたいのだそうだ。どうだろう、来てもらえないだろうか?」

 

八幡「ふむ……1つ確認させてくれ、何で俺?」

 

ルドルフ「私にもよく分からないのだが、母上は君を随分と買っているみたいでね。かなり念を押されたよ。それも我々の都合に合わせると言ってくださっていてね、君の余裕がある日と時間で構わないとも言っていたよ。」

 

八幡「……そこまで合わせてくれるのか?なんか逆に行くのが怖いんだが?」

 

ルドルフ「そう言わないでくれ八幡君、母上も悪気があるわけじゃないんだ。私にもよく分からないのだが、会った事も無い君に対して異様な興味の持ちように感じた。何かを感じたのだろうか……それとも………」

 

八幡「……分かった、お前の家に行こう。日時についてだが次の日曜でどうだ?俺は特に用は無いし、トレーニングも休みにしている。後はお前が空いてるかどうかだが、どうだ?」

 

ルドルフ「ではそのように伝えておくよ。済まないね、無理を言ってしまったようで。」

 

八幡「いいや、別に構わない。それに向こうからしてみれば娘を預けてる相手って理由もあるだろうしな。ただ単に俺の為人を知りたいのかもしれないしな。」

 

 

……母上が立会人以外でそれだけの理由で興味を持つとはあまり考えにくいのだが、家に帰ったその日にでも聞いてみるとしよう。

 

 

ルドルフ「では次の日曜日と伝えておくよ。」

 

八幡「あぁ、頼む。それとルドルフ、今年は夏合宿に行く予定なんだがそれでいいか?」

 

ルドルフ「あぁ、私からもそれを頼みたいと思っていたんだ。秋に向けて自分をもっと鍛え上げておきたいと思っていたところだ。」

 

八幡「そうか、じゃあ夏合宿用のメニューを作っておく。一応言っておくが、結構ハードなメニューを組むつもりだ。秋にはこの春よりも2〜3倍くらい強くしたいと思っている。まだ走った事の無い京都3,000mが最後の関門だ、トレーニングは何日あっても足りないと思ってる。勿論、お前の潜在能力なら勝てる見込みは充分ある。だがその慢心で負ける時だってある、【無敗の3冠】を目指すのなら1つの不安を放っておく事さえも致命傷になる。この夏はビシバシ行くぞ。」

 

ルドルフ「あぁ、よろしく頼む!」

 

 

本当に頼もしいトレーナーだ、やはり八幡君を私のトレーナーとして選んだのは正解だったようだ。

 

 

八幡(しかし、あの2人は何故こっちを見てるんだ?悪い感じの視線ではないが、どういう事だ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリウス「………」ジィ∼

 

クリスエス「……enviable(エンヴィアブル).」

 

 

 




八幡、招待を受けた模様。

そしてシンボリ家の2人はどうしたんでしょうね?
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