比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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シンボリ家へ

 

 

八幡side

 

 

………ダービーから1週間。俺は今ルドルフと一緒にシンボリ家の執事さんが運転して来た車に乗って、只今その屋敷に到着したところだ。

 

 

スピード「よく来てくれたね、愛孫の担当トレーナーよ。私はルドルフの祖母にあたり現URA副会長のスピードシンボリだ。トレーニングからレースまでルドルフが世話になっている。」

 

スイート「ルドルフの母でシンボリ家当主のスイートルナです。娘が大変お世話になっております。」

 

八幡「ご丁寧な挨拶、痛み入ります。ご存知でしょうが一応……シンボリルドルフの担当トレーナー、比企谷八幡です。」

 

スピード「ルドルフも久しぶりだな、年末年始以来だろうか。先日のダービーでは見事なレースだった。現地で観させてもらっていた。」

 

ルドルフ「っ!観ておられいたのですか?」

 

スイート「えぇ、それも母上から言い出したものだから驚いたものです。」

 

スピード「……孫娘の活躍する場だ。それに中山のGⅠレースでは見られなかったのだ、観たいと思うのは当然の感情だ。」

 

 

ルドルフはあのレースが自分の母親と祖母に現地で観られていたのと活躍する場所を見たいと言ってくれて少し気恥ずかしいのか、少し俯いて赤くなっていた。

 

 

ーーー応接室ーーー

 

 

スピード「ルドルフから話は聞いていると思うが、確認の為に今1度話そう。シンボリ家が取引をしている▲▲商会との契約を破棄、新規契約との取引を開始、その立会人をしてもらいたい。君達はその見届け人というわけさ。」

 

八幡「聞きましたが、何故俺が必要なのですか?」

 

スイート「実は貴方の事が気になっていましてね、少しお話を聞かせてもらいたくて招待させてもらった、というのがもう1つの理由です。」

 

八幡「……成る程、分かりました。では本題が終わりましたらそちらを伺いましょう。」

 

スピード「うむ、感謝する。話を理解したところで早速、取りかかろう。」

 

 

さめ、▲▲商会はどんな反応をするか……

 

 

『お電話ありがとぅございます、▲▲商会□□でございます。」

 

スイート「シンボリ家当主のスイートルナです、お世話になっております。すみませんが、▲▲社長取締役はご在社でしょうか?」

 

『た、大変お世話になっております!すぐにお取り次ぎ致しますので少々お待ちください!!』

 

 

八幡「……向こうの人、かなり慌ててましたね。」

 

スピード「それもそうさ。商会が今どの程度の取引をしているかは不明だが、我々シンボリ家はそれなりに大きい取引先だと思う。それにメジロ家に続いての取引中止だ、商会からしてみれば何としても引き止めたいところだろう。」

 

 

スピードシンボリさんの予想通り、電話の向こうからはかなり焦ったかのような声色でスイートルナさんに話していた。どうやら必死に食い止めているようだが、スイートルナさんも痺れを切らしたのか、遂に………

 

 

スイート「……これを言うのは少々憚られますが、致し方ありませんので述べさせていただきます。先程お取引を中止する際に理由を述べさせていただきましたが、正確にはもう1つございます。」

 

▲▲『ほ、ほう?それは一体?』

 

スイート『貴方のお人柄についての噂の事です。』

 

▲▲『なっ!!?そ、それは有象無象が勝手に言っている事でありまして!「そうでしょうとも。しかしながら数年経った今でもこうして噂が飛び交っているというのは、流石に我々としても真実と受け取らざるを得ません。我々としても先代、先々代より前からお付き合いのある御社との取引中止は苦渋の判断ですが、ある条件を持ちまして決断を致した所存です。」……そ、その決断というのは?』

 

スイート「我が娘ルドルフの日本ダービー制覇、それが理由です。我が娘ルドルフからも御社との取引に疑念を抱いていました。未熟ながら彼女もいずれはシンボリ家の未来を担う者、その者の声を聞かないわけにはいきませんでしたので。なので条件としてダービー制覇を出しました。」

 

▲▲『そ、それで見事、シンボリルドルフ嬢は日本ダービーを優勝し、この取引中止を実行した、と?』

 

スイート「その通りです。故にこの決断は娘の誇りにも懸け、曲げる事は出来ません。なので再度申し上げます、我々シンボリ家は▲▲商会との取引を破棄致します。それでは。』

 

 

………随分と長い電話だったが、最終的には一方的に話して切ったか。まぁそれが良いだろう、構図上ではシンボリ家が客で商会が店側だ。下手な事を言って機嫌を損ねたらその客が寄り付かなくなるからな。まぁ、もうなってるんだが。

 

 

ルドルフ「……ご苦労様でした、母上。」

 

スイート「えぇ、本当に。向こう側の気持ちも分からなくもないけれど、あんなにあからさまに止めに来るとは思わなかったわ。それも新しい取引先の事を伝えたら金額を幾らか勉強するからって……そういう問題じゃ無いのに。」

 

スピード「だがこれで肩の荷が1つ減ったのは確かだ。来月から新しい取引先との契約が始まる手筈なのだろう?もう準備はしているのか?」

 

スイート「はい。それでしたら既に向こう側と話は済んであります。後は契約書にサインをして開始です。」

 

スピード「そうか。これで▲▲商会の心配は無くなったな。では次に行こう。」

 

 

漸く俺の番か……しかしどんな事を聞かれるのやら。

 

 

 




案の定、必死でしたけど撃沈ww
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