比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ルドルフ達の晩餐

 

 

ルドルフside

 

 

ルドルフ「ふぅ……はぁ……はぁ……よし、4本目でこの感じなら5本目も良い形で臨めそうだ。」

 

八幡「ん、中々良くなってきたな、良い調子だぞ。この調子のまま5本目に行くぞ。」

 

ルドルフ「あぁ、分かった!」

 

 

今日はクリスエスが1人でトレーニングをする予定だったからルドルフ1人でトレーニングを行っている。ちょうど1ヶ月が過ぎて8月に入った。しかし1ヶ月でもうここまで来るとはな、ルドルフのトレーニングに対する真っ直ぐなところが活きたのだろう。

 

 

ーーー宿舎ーーー

 

 

八幡「どうだ?」

 

ルドルフ「あぁ……とても気持ち良いよ……やはり性分だからか、んっ……あまり気を抜くというのが得意ではないみたいだ。」

 

八幡「出来るだけリラックスしてくれればいい。しかし未だに力を抜くのが苦手みたいだな。結構キツい日のトレーニング後は大抵マッサージしてたが、夏合宿では殆ど毎日やってるよな。それでも慣れないか?」

 

ルドルフ「あはは……そうだね。これまであまりされた事が無かったからかもしれない。」

 

八幡「そうか。ならやってほしい箇所があったら言ってくれよ。次の日にはなるべく疲労は残したくないから遠慮せずに言ってくれ。」

 

ルドルフ「あぁ、分かったよ。それでは頼みたい箇所があるのだがーーー」

 

 

八幡君は夏合宿のトレーニング後は毎日こうしてマッサージをしてくれている。これがまた実に気持ち良い………的確にやってほしい箇所や酷使した箇所を重点的にやってくれる。加えて私の希望する箇所もやってくれるから非常に助かっている。八幡君はきっと怪我を防止する為にしてくれているのだと思うが、これもきっと『ウマ娘の未来を守る為』に繋がっているのだろう。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「よし、施術終了。」

 

ルドルフ「ありがとう八幡君、やはり君のマッサージは気持ち良い。眠りにつきそうになるのを我慢するのがとても辛いくらいだ。」

 

八幡「別に寝ても良いんだぞ?」

 

ルドルフ「そうしたら勿体無いじゃないか。」

 

八幡「そういうもんか……」

 

ルドルフ「じゃあ今日もありがとう。また明日「いや、ちょっと待ってくれ。今日の夕飯は俺が作るから食堂に着いても何も注文せずに待っててくれ。」ほう……それは以前シービーに言っていた事かな?」

 

八幡「そういう事だ。何を食べられるかはついてからのお楽しみだ。」

 

ルドルフ「分かった、じゃあ時間になったら食堂に向かう事にするよ。」

 

 

八幡君の料理は週に2〜3回食べているのだが、美味しくないと思った日は1度も無い。そのくらい八幡君の調理する料理は美味だ……期待してしまうな。

 

 

ルドルフ「どんなジャンルを作るのかは聞いてもいいかな?」

 

八幡「……スペイン。」

 

ルドルフ「ス、スペイン!?」

 

八幡「あぁ、割と日本でも知られてる料理は多いぞ。どの地域で発祥されたか知られてないだけで。」

 

 

そうなのか、少し調べて……いや、楽しみが少し減ってしまう。聞くのはここまでにしておこう。

 

 

ルドルフ「では夕食、楽しみに待つとするよ。」

 

八幡「あぁ、俺も今日の為に仕込んでたヤツもあるからちょっと楽しみでな。」

 

 

八幡(さて、俺も料理の準備をしに行かないとな。)

 

 

ルドルフ「さて、夕食まで時間がある。私も部屋に戻って出来る事をやってしまおう。」

 

 

ーーー数時間後・食堂前ーーー

 

 

ルドルフ「相変わらず此処でも大食いなのだな。」

 

オグリ「トレセン学園の料理はどれも美味しい。食べても食べてもすぐに無くなってしまうからつい食べてしまうんだ……」

 

ルドルフ「ふふふ、君らしいな。」

 

オグリ「早く食べたいな……む?何だ、食堂側が少し騒がしいな。」

 

ルドルフ「何かあったのだろうか?」

 

シービー「やっほ~ルドルフ、オグリも。なんかちょっと騒がしいね?」

 

ルドルフ「我々もその話をしていたところだよ。おや、急に進み始めたな。」

 

 

私が食堂に入って八幡君を探していると、厨房の奥で調理をしていた。どうやら注目の理由は八幡君が調理をしていたからなのだろう。

 

 

八幡「……おっ、ルドルフ。来たみたいだな。もうちょっと待っててくれ、シービーもな。お前達2人には作る約束してたからな。」

 

シービー「八幡八幡、何作ってるの!?」

 

八幡「それは見てからのお楽しみだ。ほら、席の確保しておけ。そっちに持ってくから。」

 

 

八幡君の言われた通り、私とシービー(どういうわけか料理を持ったオグリキャップも一緒に。)は4人席の場所を取った。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「お待ちどう。コレが今晩の料理だ。1ヶ月のトレーニングを頑張ったご褒美ディナーだ。」

 

ルドルフ「おぉ………」

 

シービー「ヤバい……すっごい美味しそう……」

 

オグリ「………」ジュルリ……

 

八幡「ルドルフには言ったが、作ったのはスペイン料理だ。まずは代表的な料理、パエリアに海老とホタテのアヒージョだ。トマトを使った冷製スープ、サルモレホ。スペイン風のオムレツと言われてる、トルティージャ。タコとエビを和えたグリーンサラダ。そんでメイン、豚のローストだ。」

 

 

………これは予想外だ。想像の斜め上を行く料理の出来映えだ。いつも作っている料理が遊び感覚に見えるようだ。

 

 

 




今回出てきたスペイン料理、アヒージョしか食べた事ない。
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