ルドルフside
ルドルフ「………」
シービー「これはまた凄いね……」
ルドルフ「あぁ、完全に予想外だったよ。いつもより少し豪華になるくらいだとばかり思っていたが、こんな風にして来るとは……」
八幡「ルドルフはこの1ヶ月間、休みの日以外は1度も休まずにトレーニングを頑張ってたからな。それに1ヶ月で目標を達成しそうな勢いだ。なら少しは色付けても問題無いだろ。シービーのそれは完全におまけだけどな。」
シービー「いいよいいよ♪食べられるんだもん♪」
八幡「とはいえ、早く食べた方が良いぞ。同席している【アイドルウマ娘】が我慢の限界になってに手を出す前にな。」
オグリ「っ!ト、トレーナー!私は人の食事を勝手に取るような事はしないぞ!」
八幡「じゃあ今すぐ自分の食事を食べような?ルドルフ、お前にはお代わり用意してあるから欲しかったら言ってくれ。用意するから。」
お代わりもあるのか……八幡君が私の為に腕によりをかけて作ってくれた料理だ、ありがたく食そう。しかしどれから手をつければいいものか。
シービー「とりあえずさ、どれでもいいから食べてみない?あたしもどれから食べようか迷ってるから。」
ルドルフ「うむ、そうだな……」
私達は食べたい料理から口に運ぶ事にして、八幡君の料理を楽しむ事にした。
ルドルフsideout
八幡side
皆釘付けだな……自分の飯を食べてはいるものの、ルドルフ達の席に注目してる。隣のオグリもすげぇ見てるし。ブライアンもあの目ヤバいな……獲物狙ってる目じゃん。アレは絶対ロースト狙いだろうな。スペもチラチラ見てるし。食の3人はやっぱ反応が違うな。
ライス「会長さんの料理、お兄様が作ったんだよね?とっても美味しそう。」
八幡「ライスも欲しいか?」
ライス「ううん。だってお兄様言ってた、アレは会長さんが頑張ったから作った料理だって。ライスも食べたいけど、この合宿が終わった後の日曜日にお兄様が作ってくれる料理を食べられればそれでいいから……はわわっ!?ご、ごごごめんなさいお兄様っ!!お兄様が作る前提で話を進めたらダメだよね!お兄様にも予定があるから、ライスが決めたらダメだよね!」
八幡「いやいや、いいんだぞライス。日曜のランチは必ず作るから。流石に遠征の時は作れないから無理だが、それ以外なら毎週作るから。」
ライス「で、でもそれだとお兄様が忙しくなっちゃう……大変になっちゃうよ……」
良い子だ、何度も思うがライス本当に良い子だ。だからライスに飯を作りたくなるんだよなぁ〜……よし、合宿終わったらライスにも豪華飯作ろう。
八幡「おっ、クリスエスも来たな。クリスエス、ちょっといいか?」
クリスエス「………トレーナー、何か用だろうか?」
八幡「あぁ。ルドルフから聞いたんだが、よく自作でプロテインドリンクを作ってるんだってな?」
クリスエス「………その通り、だ。」
八幡「じゃあ今回のトレーニングに付き合ってくれた礼だ。コレ、アメリカの知人から送ってもらったプロテイン。よかったら貰ってくれ。」
クリスエス「………」ゴゴゴゴゴ…
ライス「あわわわ……」
クリスエス「………コレは、アメリカでも高評価、されている種類。私も使ってみたかったが、流石に金額が高い。断念していたが……いいのか?」
八幡「貰ってくれ。お前のおかげでルドルフが一皮も二皮も剥けたんだ。そのくらいさせてくれ。」
クリスエス「………thanks.トレーナー、もし、また必要であれば、声をかけてくれ。」
八幡「あぁ、そうさせてもらう。」
ルドルフ「八幡君。」
八幡「ん?おぉルドルフ、もう食い終わったのか?いつもより早いな?」
ルドルフ「あぁ、つい美味しくてね。それにスペイン料理なんて日常で食するような料理ではない。堪能させてもらったよ。それで、お代わりを要求したいのだが、いいかな?」
八幡「あぁ、いいぞ。」
そして俺はルドルフにお代わりを渡したのだが、まだ料理が残っていると思われたのかは知らんが、オグリとブライアンとスペが俺の所にやって来て『料理が欲しい!』と要求して来た。まぁ答えは
八幡『済まん、ルドルフのお代わり1人前をもって終了だからもう無い。』
と言ったら戻って行った。単純な奴等………
八幡「さて、俺もそろそろ締めを揚げるか。」
ーーー数十分後ーーー
八幡「おっ、どうやら食べ終わったみたいだな。」
ルドルフ「っ!八幡君。あぁ、美味しかったよ。しかし君は色々なものを作れるのだな。」
八幡「先生から料理を教わってから料理をある程度作れるようになった後に結構自分でも料理してたからな。色んな国の料理に手を出してたもんだ。ところで、器はもう下げてもいいか?」
ルドルフ「いいや、流石にそこまでさせてしまうのは忍びない。食器を下げるくらいはさせてほしい。」
八幡「そうか?じゃあ頼むが……ルドルフ、食後って紅茶飲んだりするか?」
ルドルフ「……偶になら飲むが?」
八幡「今日作ったのは紅茶じゃないんだが、良かったら飲むか?」
ルドルフ「君が作ってくれたものだ、頂くよ。」
八幡「ん、分かった。」
ルドルフ(八幡君が淹れた紅茶か……一体どんなものだろう?茶葉はどんな物を使っているのだろう?しかしそれにしてはあまり香りが漂って来ないな。)
八幡「ほい、お待ちどう。食後の紅茶……では無くデザートだ。」
ルドルフ「……これは?」
八幡「見ての通りチュロスだ。揚げたてだから美味いぞ。んで添えてあるのが砂糖とホットチョコレートだ。そのまま飲む良し、チュロスをディップして食べる良し、砂糖をまぶしたチュロスにチョコをディップして食べる良し、3つの食べ方が楽しめるぞ。スペイン語では『チュロス・コン・チョコラテ』だ。」
ルドルフ「ほう………飲めるチョコレートか。それにチュロスを付けて食べるという文化があるのか。世は広いな、こんな食文化があるのか………」
その後、ルドルフは色々な食べ方をしながらチュロスとホットチョコレートを堪能した。因みに余ったチュロスとホットチョコレートはライスにあげた。美味そうに食べるあの表情はマジで癒されるわぁ〜………
マックイーン「私の分はありませんの!?」
八幡「ごめん、ライスにあげたからもう無い。」
マックイーン「ではそこにあるのは何ですのっ!?」
八幡「俺の糖分補給用。」
マックイーン「トレーナーさん、私にもくださいません事?」
八幡「いや、これ俺のだから。」
マックイーン「……もう作れませんの?」
八幡「材料がもうありません。諦めてください。」
マックイーン「では次は頂きますからねっ!」
八幡「お前も諦め悪いな……」