比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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糖分補給と新たな助っ人

 

 

八幡side

 

 

ルドルフ「ふっ……ふっ……ふっ……」

 

八幡「………」

 

 

8月に入って夏合宿も後半に突入したところで、ルドルフは目標だったスタミナ増加の課題を予定よりも早く終わらせてしまった。7月の時は2本目で既に息が上がっていたのに、今では4本目でそれが起きている。確実にスタミナが増えている証拠だ。スピードを落とさないように俺がタイムを測ってるからそこは問題無いが、それでもかなりのものになったと思っている。

 

 

八幡「これもプロテイン効果かねぇ?」

 

ルドルフ「八幡君、5本終わったよ。」

 

八幡「……お前、もう息が戻ってるじゃねぇか。これなら淀の3,000mは大丈夫そうだな。」

 

ルドルフ「あぁ、私でも分かるよ。この合宿で走り抜いた数は決して無駄にはならないと。あぁ……本番が待ち遠しいよ。」

 

八幡「だがその前にトライアルのセントライト記念だ。そこでダービーの勢いを取り戻してから本番の菊花賞だ。」

 

ルドルフ「あぁ、分かった。」

 

八幡「よし、じゃあ今日のトレーニングは終了だ。んで聞きたいんだが、今日もか?」

 

ルドルフ「あぁ、頼めるかな?」

 

八幡「……癖になってんじゃねぇか。」

 

 

ルドルフはこの合宿で覚えてはいけない………というわけでは無いが、普段はしないであろう事を覚えてしまった。

 

 

ーーー3時・食堂ーーー

 

 

八幡「ほい、チュロスとホットチョコレート。」

 

ルドルフ「待っていたよ八幡君。」

 

八幡「おう。」

 

 

ルドルフが覚えた事、それは糖分補給という名の3時のおやつだ。ルドルフが言うには『生徒会の執務が行えない今、少しでも脳を働かせる為に宿舎の改修案や感謝祭を考えている事が多い。脳を働かせる、つまりは糖分補給が必要になる。単刀直入に言うとだ、チュロス・コン・ショコラテを作ってほしい。無茶な要求であるのは承知しているのだが、お願い出来ないだろうか?』という事だ。まぁ色々と理屈を捏ねてるみたいだが、あの味が気に入ったんだろう。食べてる時の顔がいつも以上に綻んでるし。

 

 

八幡「しかし、週3で食べてもまだ飽きが来ないなんてな。いや、ホントはもう飽きてんのか?」

 

ルドルフ「そんな事は無いさ。本当に美味しいと思っているし、食後にコレが来たとしても食べ切れる自信もあるよ。ただ………」

 

八幡「……?ただ?」

 

ルドルフ「飲み物に食べ物を付けて食べるという背徳感もあるせいだからなのか、つい食べ進めてしまう。」

 

八幡「いや、日本ではそういう文化が無いってだけでやってる奴は居ると思うぞ?」

 

 

※僕やってる!!ココアにビスケットを浸して柔らかくなってから食べるのが美味しいんだよね〜♪

 

 

ルドルフ「そうかな?私の身近にはそんな人を見かけた事が無かったのだが。」

 

八幡「まぁアレだ、味変とでも思っておけば良いんじゃね?食感を変えるって意味でも面白いと思うぞ。」

 

ルドルフ「そういうものか……ならば今度、私も試してみよう。」

 

八幡「けどやるなら乳製品使った飲み物の方が良いかもしれない。紅茶でやったら失敗しそうな気がする、多分。」

 

ルドルフ「挑戦はしてみるものさ。だが最初は君の言う通り、牛乳や豆乳で試してみよう。」

 

 

ーーー八幡の宿部屋ーーー

 

 

さて、ルドルフのスタミナはもう問題無い。学園に帰ってからはトライアルレースまで時間が無いから色々やる時間は無い。スタミナ維持のトレーニングはさせるつもりだが、他のトレーニングを疎かにしては元も子もない。クリスエスの併走もあったから並ばれても抜かさせない、抜かれても差し返す、相手に好き勝手させないだけのトレーニングもしてきた。圧倒的なスピードも手に入れたいんだが……今のルドルフのスピードは同世代の中でどの辺りなんだろうか?走り比べとかしてみたいな………

 

 

八幡「スピード……スピードかぁ。ルドルフと同等かそれ以上の脚を持ってる適任者は………あっ!」

 

 

ちょっと、ダメ元で頼んでみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東条「マルゼンとトレーニング?」

 

八幡「はい、少しの間マルゼンの力をお借りしたいんです。その期間中はこちらで面倒を見ますので……お願い出来ませんか?」

 

東条「そうね……私は構わないわ。けどマルゼンが良いと言わない限りこの話は無しよ。それでも良い?」

 

八幡「はい、それで構いません。」

 

東条「まぁでも、ダメと言う事は無いでしょうね。あの子もルドルフとトレーニングをしたいと言っていたから。じゃあマルゼンに聞いてみるわね。」

 

 

その後東条さんはマルゼンに電話をして確認してくれたんだが、2つ返事でOKしてくれた。東条さんによるとかなりウキウキしたような返事だったらしい。

 

 

東条「それじゃあマルゼンの事、頼んだわよ。」

 

八幡「はい、任されます。」

 

東条「ところで、マルゼンが貴方のトレーニングメニューを盗んでも文句言わないでよ?」

 

八幡「言いませんよ。このままだったら貸し作っちゃいますから。トレーニングをして盗むくらいなら何も言いませんよ。流石に書いたのを盗むのはダメですけど。」

 

東条「そんな事させないししないわよ。じゃあ比企谷君、シンボリルドルフの3冠を期待してるわよ。」

 

八幡「………はい。」

 

 

 




ルドルフ、悪い事?を覚えてしまった様子。

そして新しい助っ人はマルゼン!
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