比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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シービーの攻め

 

 

八幡side

 

 

八幡「………終わった、漸く終わった。」

 

 

なんか疲れた。当初はシンボリルドルフの臨時トレーナーとしてトレーニングを見るだけだったのに、いつの間にか俺の背後に居たシービーもトレーニングに乱入して2人分の動きを分析する事になるとは………

 

だが2人の走りは今まで俺が見たどのウマ娘よりも洗練されたものだった。今日は2,000mと2,400mだけを行ったが、どちらも同じくらいだった。この2人が同じ世代だったら間違い無くクラシッククラスでは戦争が起きるだろうな。

 

 

ルドルフ「ふぅ、新鮮だったよ。今までに無いトレーニング内容だった。それに併走であれだけ充実したのは初めての体験だったよ。」

 

シービー「いやぁ〜全くだよ〜♪今日の走りはすんごく楽しかったなぁ~!」

 

八幡「1人、呼んでもいないのに参戦して来たウマ娘はどこの誰だ?」

 

シービー「八幡が私の走りを見てくれないからでしょう!元を辿れば八幡が悪い!常に見てくれてればこうならなかったんだよ?」

 

八幡「嘘つけ、もしそうだったとしても今日みたいにしてたろ。」

 

シービー「えへへ、やっぱり分かる?」

 

 

なぁにが分かる?だ。見え見えだよ。だが、シービーはこれで終わりだろう。約束してたわけじゃないしな、明日からはルドルフのみのトレーニングだ。

 

 

ルドルフ「それで比企谷トレーナー、明日は3,000mを走るのかい?」

 

八幡「………今それを言うなよ。」ボソッ

 

シービー「えぇっ!?ルドルフって明日もトレーニング見てもらうの!?」

 

ルドルフ「エアグルーヴが3日間トレーニングを休むから、その間だけトレーニングを見てもらえる事になってね。だから明日と明後日も比企谷トレーナーとトレーニングさ。」

 

シービー「何それズルい!!ルドルフだけズルい!!ねぇ八幡、私も!!私もルドルフと同じように後の2日もトレーニング見てよー!!」

 

八幡「何でだよ、お前の走りは見たからもういいだろ?目標達成しました。もう大丈夫です。」

 

シービー「何にも大丈夫じゃないっ!!もっと八幡に見てもらいたい!!」

 

八幡「いや、だから「い~や~だぁ~!!」………」

 

 

コイツ、段々幼児化してきてないか?

 

 

ルドルフ「シービー、あまり無理をいうものではないよ。比企谷トレーナーにも都合というものが「じゃあ八幡がいいって言うまで八幡に付き纏うんだから!!嫌って言っても付き纏うんだから!!」シ、シービー……」

 

八幡「マジかよ……」

 

シービー「ねぇ八幡、お願い!私にもトレーニングつけてよ〜!ルドルフだけズルい!!」ダキッ!!

 

 

うわぁ、コイツとうとう前みたいに抱き着いて来やがった。こうなったら本当に離れない。ソースは俺。12月の頃にシービーに連行される形で一緒に走ったのだが、走ってる最中なんて手を握りながら走ろうだとか言い出しやがった。あん時はマジで疲れた、肉体面だけでなく精神面でかなり疲れた。

 

 

八幡「ちょっと?抱き着かないでくれる?「ヤダ。」いや、だから「ヤダ!」……話を聞い「ヤ~ダ~!!」話も聞いてくれないの?」

 

ルドルフ「シ、シービー?」

 

シービー「ルドルフだけズルいんだもん……」ギュー!!

 

八幡「痛い痛い痛い痛い痛い!あんまり力強めないで!鳴っちゃいけない音鳴るかもしれないから!」

 

シービー「じゃあ私も見てくれる?」

 

八幡「見る見る見る見る!見るから力強めんな!」

 

シービー「……えへへ〜ありがとう〜♪」

 

 

力弱まったが、腕を解放してくれない………いやホントに放してくんない?

 

 

ルドルフ「ふふふっ、しかしシービーの懐き具合は凄いね。明日からは一緒にトレーニングか。」

 

八幡「騒がしくなるだろうな。」

 

シービー「何さ~騒がしくなるって~!八幡は私の事を何だと思ってるのさ~!?」

 

 

抱き着き大好きウマ娘。

 

 

ルドルフ「ふむ、2人の関係は羨ましいよ。」

 

シービー「えへへ〜でしょう?」

 

八幡「一方的に絡まれてるだけだけどな。」

 

ルドルフ「ならば私も比企谷トレーナーの事を名前呼びしてみようか?そうすれば何か変わるかな?」

 

八幡「変わんないだろ。」

 

シービー「変わる変わる!1度名前で呼んでみたら良いよ〜♪」

 

八幡「お前は勝手に呼んでるだけだろうが。」

 

ルドルフ「………八幡。」

 

 

あ………

 

 

ルドルフ「少し違和感があるね、八幡君………うむ、こちらの方が良いな。八幡君、これからはこう呼ばせてもらっても良いだろうか?」

 

八幡「……呼び方は好きにしていい。」

 

ルドルフ「そうか。ではこれからは八幡君、と呼ばせてもらうよ。」

 

シービー「私達は名前そのまんまだもんね。幼名とかあるならそれに越した事は無いけど、それは少し恥ずかしいしね〜。八幡にはあだ名って無いの?」

 

八幡「あるにはあるが、苗字をいじっただけみたいなもんだから面白味も何も無い。まぁとにかく、今日のトレーニングは終了だ。ルドルフには言ったが、他の奴等にこの事は言わないようにな?何人、何十人ものウマ娘のトレーニングを見るなんて俺はごめんだからな?」

 

シービー「えぇ〜どうしよっかなぁ〜?八幡にはずぅ〜っとトレーニング見てもらえなかったしなぁ〜?」

 

八幡「そっかぁ………じゃあ明日はルドルフのトレーニングだけを見る事にしよう。お前は勝手に走ってていいぞ〜。」

 

シービー「………」ギュ∼!!

 

八幡「分かった分かった、分かったから腕を放せ。ちゃんと見るから放してくださいお願いします。」

 

 

はぁ………こりゃもうシービーの前では下手な事は言えないな。

 

 

 

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