比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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両手に花

 

 

ルドルフside

 

 

天皇賞を観戦してより一層、次走のジャパンCへの気が引き締まった。シービーのレコード優勝はそれだけのインパクトがあり、次走のジャパンCでの日本ウマ娘の初優勝が期待される。しかしだからといって私も負けてはいられない、私も【3冠ウマ娘】としての誇りと意地がある。それにジャパンCで初の日本ウマ娘優勝を飾るのは私だ。海外のウマ娘と戦う同志でもあるが、逆に優勝を争うライバル同士でもある。シービーもそれは充分理解している筈……私もうかうかしてはいられないな。

 

 

シービー「んふふぅ~♪」ギュ∼!!

 

八幡「………」

 

 

理解している筈、だと思いたいのだが………

 

 

ルドルフ「シービー、何故君は私のトレーナーに朝から抱き着いているんだい?」

 

シービー「え?優勝祝い。」

 

八幡「さっきも説明したが何で俺が商品扱いされてんだよ。ほら、そろそろ自分の……トレーナーの所に、行けよ……」グググ…

 

シービー「えぇ~良いじゃんちょっとくらい~!!」ギュ∼!!

 

八幡「そう言って、かれこれ5分は……この状態、だろうがっ。もう離れろっ……」グググ…

 

シービー「や~っ!!」ギュ∼!!

 

ルドルフ「ここまでとは思わなかったよ……八幡君、流石にこれは懐かれ過ぎではないか?」

 

八幡「そうやって注意してくれてはいるけどよ、お前だって人の事言えないからな?俺の腕をホールドして楽しいか?」

 

ルドルフ「何の事かな?」ギュッ

 

八幡「いや誤魔化せてないから。寧ろお前達のせいで注目されまくりなんだわ。頼むからもう離れてくんない?」

 

シービー「うん、無理♪」

 

ルドルフ「却下させてもらう。」

 

八幡「……【3冠ウマ娘】の威厳も何も無いな。」

 

 

シービーには出来て私には出来ないというのはおかしな話だからね。

 

 

マルゼン「おはようトレーナー、朝からお熱いわね~♪【3冠ウマ娘】の2人に抱き着かれてるなんて。両手に花ねっ!」

 

八幡「好きでこうなったわけじゃねぇよ……お前からも何とか言ってくれ。」

 

マルゼン「ごめんなさい、2人から『何も言うな。』って圧が凄いからお先に行っちゃうわね♪」

 

 

八幡(神様、そして3女神様、俺には救いは無いのだろうか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たづな「比企谷トレーナー、おはようございます……やはりとても人気みたいですね。」

 

八幡「おはようございます……俺が望んでやったわけじゃないですけどね。」

 

たづな「例の件についてお話がしたいのですが、お時間は空いていますか?」

 

 

例の件……そうか、確か明日だったか。

 

 

八幡「分かりました、伺います。シービーとマルゼンは教室に、ルドルフはついて来い。一応生徒会長の耳にも入れておいた方が良いだろう、いいですか駿川さん?」

 

たづな「はい、大丈夫です。」

 

ルドルフ「感謝します、駿川氏。」

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「粗茶ですがどうぞ。それで、話は長くなりそうですか?」

 

たづな「いえ、そこまでの時間は要しません。明日の裁判ですが、比企谷トレーナーにも同行願いたいのです。1番積極的に動いていたのは比企谷トレーナーですので、これまでの出来事も含めて証言者として話していただきたいのです。」

 

八幡「それは構いませんが、俺はたとえ裁判であっても言う事は言わせてもらいますよ?相手はウチの生徒に手を出した連中です、許せる理由も道理もありませんから。」

 

たづな「はい、もしヒートアップしていたら止めに入りますので、そのつもりで。」

 

八幡「はい、お願いします。」

 

ルドルフ「駿川氏、明日の裁判はこちら側が有利なのは今のを聞いて理解しているが、向こう側がシラを切る可能性もある。その点は大丈夫なのだろうか?」

 

 

八幡君からもシンボリ家からも決定的な証拠を押えていると知ってはいるが……

 

 

たづな「もしその場合は比企谷トレーナーからお預かりしている音声ファイルを流すつもりですので、問題は今のところは盤石な体勢かと。」

 

ルドルフ「そうですか、それでしたら安心です。」

 

八幡「いよいよ明日か……っ!ルドルフ、そろそろ教室に行け、生徒会長が遅刻したら示しがつかないぞ。」

 

ルドルフ「あぁ、そうさせてもらうよ。」

 

 

私も裁判所に赴き傍聴したいところだが授業もあるからそれは叶わない。トレセン学園の勝利を祈っておくとしよう。

 

 

ルドルフsideput

 

八幡side

 

 

八幡「……駿川さん、もしこちらが勝訴しそうってなった時、向こうは大人しくしてると思います?」

 

たづな「おそらく判決の内容次第かと。△▲製薬は比企谷トレーナーの想像通りだと思いますが、▲▲商会は反抗してくる可能性が高いかと。」

 

八幡「駿川さんもやっぱりそう思いますか。逆上した時がどうなるかですね。一応俺も柔術を嗜んでいるので対応は出来ると思いますけど。」

 

 

判決の内容次第、とは言っているがその判決は絶対軽いものでは無いだろう。納得出来ず喚き散らす事くらいは容易に想像出来る。電話の向こう側でも大いに騒いでたし。出来れば相手にしたく無いが、無理だろうなぁ……

 

 

 




朝から3冠ウマ娘に両腕ホールドとはww
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