比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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久々の休日

 

 

ルドルフside

 

 

八幡君達が裁判に勝訴してから数日が経った。八幡君の何かを警戒するような雰囲気も消えている。今日は久々に八幡君とお出掛けに出ている。備品の補充も兼ねて街へと出ているのだが、今日は休日の為レースがある。街に来ている生徒の数はいつもより少ないように見える。

 

 

ルドルフ「久しぶりだな、八幡君とこうして街へ出かけるのは。」

 

八幡「そうだな……休みの日は全部事件関係の事で動いてたからな。」

 

ルドルフ「またこうして肩を並べて出掛けられて嬉しく思うよ。今日は思う存分楽しもうじゃないか。」

 

八幡「あぁ、久々に休日を楽しむか。」

 

ルドルフ「では、備品の買い物は後にしてまずは散策と行こうか。」

 

八幡「いいのか?お前は他に予定とかは?」

 

ルドルフ「私から誘ったのに他に予定は無いよ。今日の予定はこのお出でかけだけさ。」

 

 

八幡君も他に予定は無さそうで良かった。今日は純粋に楽しめそうだ。

 

 

「なぁ、あれってシンボリルドルフじゃね?」

 

「マジだ!【無敗の3冠】凄かったよなぁ……」

 

「次のジャパンC、どんなレースしてくれんだろうなぁ〜今から楽しみだわ〜。」

 

 

ーーーショッピングモールーーー

 

 

ルドルフ「やはりいつ来ても賑やかだな、此処は。さて、最初は何処から見ようか?」

 

八幡「適当にブラつけば良いんじゃね?目的も備品補充くらいしかねぇんだし。お前もさっき言ってただろ、散策って。」

 

ルドルフ「ふふっ、ではそうしようか。」

 

八幡「けど、休日って俺何してたっけか……全然記憶にねぇな。」

 

ルドルフ「それだけ事件に集中していたって事だよ。その分、今日は付き合ってもらうよ。」

 

八幡「あいよ。」

 

 

「ねぇ、あの2人ってシンボリルドルフと担当トレーナーさんじゃない?」

 

「え、そう?ウマ娘の方大人じゃない?」

 

「いや、だってあの流星の形は絶対そうだって!」

 

「……そうなのかな?」

 

「じゃあレース動画見てみよ!」

 

 

……さっきもそうだったが、やはり注目されてしまうな。ふむ……もう少しカジュアルな格好をした方が良いのだろうか?

 

 

八幡「……服でも買いに行くか?」

 

ルドルフ「っ!どうしてそう思うんだい?」

 

八幡「周りの目が気になってんじゃねぇの?実際、俺もちょっと聞こえてるし。」

 

ルドルフ「君は本当によく見ているな……トレーニングだけじゃないのかい?」

 

八幡「今のは偶々だ。」

 

ルドルフ「そういう事にしておくよ。それと服に関しては遠慮しておくよ。特別嫌と感じたわけではないからね。」

 

八幡「そうか、ならいい。」

 

ルドルフ「それよりも八幡君、今は11月。これから先もっと寒くなるだろう。部室にポットやカップ等を置くのはどうだい?夏場でも麦茶を冷やせば有効に使えると思うんだが。」

 

八幡「そうだな……俺達ミーティングも結構するから良いかもしれないな。」

 

ルドルフ「自分のは自宅からあれば持って来るとして、客人用のを3つくらい用意しようか。ポットとカップ、コーヒーや紅茶を用意しようか。」

 

八幡「あぁ、そうするか。んじゃ備品とポットとカップ、茶葉だな。」

 

 

八幡君と色々話をしながら見て歩いている内に、私達はゲームコーナーへと着いた。いつもならスルーするところなのだが、景品一覧で立ち止まった。

 

 

ルドルフ「私の3冠レースの優勝レイがタペストリーとしてクレーンゲームで登場か……完成が早いな、許可を出したのは菊花賞の翌日からだというのに。」

 

八幡「そのくらいの話題と人気があるって事だろ。」

 

ルドルフ「どうだろう?確かにこうやって取り上げてくれるのは嬉しい事だが、やる人は居るだろうか?」

 

 

テイオー『あぁ〜また落ちちゃった〜!!』

 

 

ルドルフ「……今のはテイオーの声か?」

 

八幡「……みたいだな。どうやら誰も居ないのを良い事に独り占めしてる奴が居るみたいだぞ。」

 

 

私達はテイオーを探しながら景品を見ていると、ようやくテイオーを見つけた。テイオーの前のクレーンゲームにはタペストリーが丸まった状態で台に乗せられていた。

 

 

マヤノ『テイオーちゃ〜ん、まだぁ〜?』

 

テイオー『後ちょっと!もうちょっとだからぁ〜!』

 

 

八幡「……まぁ、だと思ってたわ。」

 

ルドルフ「あはは、しかし見る限りかなり苦労しているようだ。だが2つは取れているから充分だと思うんだが……」

 

八幡「本人は全部集めたいんだろう。何せ憧れの会長だからな。1つでも取り逃がしたら発狂でもするんじゃないか?」

 

ルドルフ「そうなる、だろうか?」

 

八幡「あぁ、なるな。」

 

ルドルフ「助けに行くべきか?」

 

八幡「いいや、これくらいやり遂げてくれないと、【皇帝】を超えるなんて夢のまた夢の夢だろ。」

 

ルドルフ「厳しいね、君にしては。」クスクス

 

八幡「そうか?なら明日にでも聞いてみたらどうだ?『昨日のクレーンゲームの戦果はどうだった?』って。そしたら嫌でも答えるだろ。」

 

ルドルフ「ではそうしてみようか。では行こうか、此処には我々の求める物は無さそうだからね。」

 

八幡「どうする?買い物行ってさっさと帰るか?」

 

ルドルフ「それではつまらない、買った後は何処かの店でお茶をするのはどうかな?考えてみれば、君と2人でそういう場所に行った事は無かったからね。」

 

八幡「じゃあそうす【♪〜♪〜】……っ!先生……悪い、少し出る。はい、比企谷です。」

 

 

先生……八幡君の師に当たる人物か。アメリカ最高のウマ娘、マンノウォー殿から教えを受け、その知識と技術を八幡君に授けられた人………どのような人物なのだろうか?

 

 

八幡「これからですか?買い物を終わった後にお茶をする予定ですが………今夜ですか?ルドルフは分かりませんが、場所は何処ですか?………えっ!?よくそんな所取れましたね……分かりました、後の事はLANEか電話で伝えます……はい、失礼します。」

 

 

会話の内容からして今夜何処かで会いたいという内容だと思うが……八幡君に聞いてみるか。

 

 

 




予定のない休日から一転、先生と久々の再会か!?
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