比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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やる気アップ

 

 

八幡side

 

 

先生と再会した翌日、俺とルドルフは現在トレーニング中だ。昨日のジャパンC出走の話題もあってか、俺もルドルフもかなりやる気が上がっている。勿論だがちゃんと休みも入れてるし無理なメニューも入れていない。それでもやっぱり先生からの言葉の影響なのか、力が入る。ジャパンCまではちょうど3週間あるから、それまでの期間でどれだけルドルフを最高の状態に持っていけるかどうかもトレーナーとしての腕の見せどころだ。

 

 

ルドルフ「はぁ……はぁ……はぁ……八幡君、タイムはどうだったかな?」

 

八幡「縮まっている。段々と良くなっているぞ、良い脚を使えるようになってきたな。菊花賞の時と比べても明らかに鋭くなっている。」

 

ルドルフ「相手は海外……そして日本からもシービーを含めた強者3人、気の抜けないレースになるのは必定。八幡君、アメリカからの参戦者は昨日分かったが、他の国からの参戦者の情報はあるのかい?」

 

八幡「あぁ。カナダから1人、ブリーダーズS優勝者のバウンディングアウェイ。ヨーロッパのイギリスから11戦9勝で重賞2勝しているベッドタイム、ドイツからはGⅠオイロパ賞を勝ったカイザーシュテルン、イタリアダービーを制したイタリアのウェルノール、凱旋門賞4着入線したフランスのエスプリデュノール、オーストラリアではクラシックで活躍したバウンティーホークと世界各地でGⅠレースを走って活躍しているストロベリーロード、ニュージーランドからは去年のG Iレースを2勝しているキーウィ、合計10人のウマ娘が日本に来る事になってる。イタリアのウェルノールは既に来日しているけどな。」

 

ルドルフ「半分以上が海外からとは……内日本からの出走は4人、日本主催だというのにこの少なさ。耳が痛い話だよ。」

 

八幡「仕方ねぇよ、こればかりはウマ娘の走る気があるかどうかの問題だ。トレーナーやそれ以外の人が強制する事は出来ないしな。」

 

 

だがルドルフの言う通り、日本の出走の少なさは確かに問題だ。有名なレースでいうならフランスの凱旋門賞、イギリスのK(キング)J(ジョージ)6世&Q(クイーン)E(エリザベス)S、アメリカのブリーダーズカップも国際競走で海外からの出走も多いが、現地のウマ娘の方が参戦率は高い。まぁ今回は回避って形もあるだろうが、それでも日本からの参戦が少ないのは、世界から見ても日本のレースが消極的に見られてしまうだろう。

 

 

八幡「来年はもっと日本の人数が増えると良いな。」

 

ルドルフ「あぁ、そう思うよ。」

 

 

ーーーカフェテリアーーー

 

 

ジュウウウウウ〜!

 

 

ん、良い音だ。トレーニングをした後だしルドルフもかなり腹が減ったような表情だった。【腹が減っては戦はできぬ】という諺があるように、まずは腹ごしらえだ。それから書類整理なり何なりすれば良い。

 

 

「ホントよく作るね〜トレーナーさん?今日は揚げ物みたいだけど、何を作ってるんだい?」

 

八幡「まっ、見てのお楽しみですよ。」

 

「食材を見れば大体分かるけどね!トレーナーさん、あたしにも少しくれるかい?」

 

八幡「いいですよ。」

 

ルドルフ「良い匂いだ……八幡君、香りは立っているが昼食の用意は出来ているのかな?」

 

八幡「あぁ、出来てるぞ。ほれ、秋の幸、海と陸の幸を使った天丼だ。具材は南瓜、さつまいも、茄子、海老、イカ、卵を使っている。味噌汁と沢庵も一緒にどうぞ。お召し上がれ。」

 

ルドルフ「あぁ、いただくよ。」

 

 

………今日は来ないのだろうか?

 

 

八幡「いや、絶対来る。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

ルドルフ「八幡君、今日の料理もとても美味しかったよ。八幡君、お代わりは……あるみたいだね。」

 

八幡「あぁ、お代わり希望か?」

 

ルドルフ「あぁ、いただくよ。」

 

ライス「あっ、お兄様!」

 

 

ほら、やっぱり来た。

 

 

八幡「おうライス、今日は天丼だ。お代わりもして良いからな。」

 

ライス「うん、ありがとうお兄様♪」

 

八幡「さて、俺も食べるとするか。」

 

ルドルフ「……しかしどうしてだろうか?学園のメニューにある天丼も確かに美味だが、八幡君の作る天丼はそれよりも味が濃い。それなのにまだ食べられると来た……」

 

八幡「秘密を言うと、たれだ。天丼に使ってるたれは学園で使われているのではなく俺がブレンドしたのを使ってる。味の濃厚さは同じくらいだが使ってる材料は少し違う。」

 

ルドルフ「君の自家製だったか!そうか、君はドレッシングさえも自分で作れる程の腕前だったね。」

 

八幡「今はレシピとか普通にネットで探せば色々あるからな、それを参考に作ったりしてるだけだ。凝ったの作ろうと思えば誰だって出来る……余程変な事をしなければ。」

 

ライス「でも、お兄様って本当に色んなのが作れちゃうんだね。夏合宿の時はスペイン料理を作ってたし、お兄様に作れない料理ってあるのかな?」

 

 

ライスちゃん、作れない料理なんてたくさんあるよ?例えばケバブなんて専用の調理機器が無いと作れないし、フランスのコースメニューなんて繊細過ぎて俺には無理。大衆料理店とかで出てるようなメニューなら全然作れるけど、昨日行った3つ星レストランみたいなのは作ろうとも思わない。だってあの量で満足するようなウマ娘ってこの世に1人も居ないだろ。

 

 

八幡「あっ、デザートに南瓜のタルトとさつまいものクッキー作ったけど、食べるか?」

 

ライス「た、食べたいっ!」

 

ルドルフ「ライスシャワーに同意だ。」

 

 

 




レースへのやる気と食欲……というか大食い?のやる気アップ!
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