八幡side
ワイワイガヤガヤ~ッ!!
……去年と熱気が大分違う、やはり今年は日本の【3冠ウマ娘】が参戦するという事もあるからか、外国人の数が去年に比べてかなり多く感じる。しかしそれと同時にこちらにも視線が集まっている。俺のすぐ横には今年の3冠ウマ娘にして史上初の【無敗の3冠】の称号を手に入れたルドルフが歩いているからだ。だが理由はそれだけでは無い。ホント今日に限ってどうしてこうなった?
タリアト「ふむ、やはり今年は観客の数が多いな。スピードシンボリの言っていた通りだな。席を取ってもらっておいて正解だったな。」
マンノウォー「だな……アメリカの者も少なからず要るようだしな。流石は新設された国際競走なだけはあるな。」
そうだ、この2人も居るから余計に目立つのだ……勿論2人はウマ娘の中では大柄の体格、なので歩いているだけでも目立つのだ。それに加えて今回は国際重賞競走でしかもGⅠ、特にアメリカからの来日者は2度見3度見は当たり前。
アメ1『お、おい今のウマ娘!!絶対あの【ビッグレッド】だよなっ!?』
アメ2『あぁ間違いねぇ!!あの伝説の2人もこのレースを観に来てたのかっ!!』
アメ1『来れなかった奴等には残念だが、これは自慢するくらいしておかないとな。』
アメ3『え、嘘……アレってセクレタリアトじゃない!?』
アメ4『うわっ、絶対そうだ!!っていうかそれだけじゃない!!マンノウォーまで居るぞ!!』
アメ3『えっ!!?じゃあ伝説の2人が揃ってるって事!?』
アメ4『そういう事になるよな……ヤバいって普通に。』
アメ3『写真とか一緒に撮ってくれないかなぁ……』
………こんな感じでアメリカの人からのヒソヒソ話や驚きの隠せてない声がチラホラ聞こえている。まぁそれだけじゃ無いんだけどな。
グラス「ま、まさかあの方達は………』
エル「ま、間違いないデスッ!【ビッグレッド】デスッ!!」
アマゾン「まさか本物を拝める日が来るなんてね……っていうか何で会長と会長のトレ公と一緒なんだい?」
マジで早くシンボリ家の観覧席に行こう。
ーーー観覧席ーーー
八幡「失礼します。」
スピード「おぉ、来たようだな。セクレタリアト殿もようこそお越しくださいました。そして……初めまして、マンノウォー殿。私はスピードシンボリと申します。現URA副会長を務めております。かの有名な【ビッグレッド】にお会い出来てとても光栄です。」
マンノウォー「堅苦しい挨拶なんて必要無い。私はただ見物に来たただのウマ娘だ。それに、久しぶりに可愛い孫弟子の顔を見に来たに過ぎない。そちらの孫娘と共に素晴らしい功績を上げたみたいだがな!」ナデナデ
スピード「えぇ、それはもう。」
八幡「……プロフェッサー、撫でるのやめてください。」
マンノウォー「はははははっ!相変わらず可愛い奴だ!」
ルドルフ(八幡君が押されている……初めて見たな。)
シリウス「よぅルドルフ、調子良さそうで何よりだ。」
クリスエス「………Hello.」
ルドルフ「やぁシリウス、それにクリスエスも。観に来てくれて嬉しいよ。それとシリウスは先週の重賞勝利おめでとう。それとも流石と言った方が良いかな?」
シリウス「この程度で喜んでられっかよ。」
八幡「シンボリ家が勢揃いか……なんかすげぇ場違い感、出てっても良い?」
タリアト「何を言っている八幡、お前はルドルフのトレーナーだろう。担当から目を離してどうする?」
八幡「……名家に加えてレジェンド級のウマ娘が3人、そんでただの男性トレーナーが1人……場違いでしょう。」
タリアト「それでも居てもらうぞ!それにどうせ逃げられはしないのだ、抵抗は無駄だ。」
八幡「………ですよね。」
マンノウォー「八幡!私は日本のファストフードを食べてみたいぞっ!場内の出店に行こうじゃないか!」
八幡「……はい、分かりました。」
俺って本当にこの2人に頭が上がらないんだよなぁ……まぁ簡単に上げられるような人達でもないんだけどさ。
ーーー場内飲食店エリアーーー
『マンノウォーさんですよねっ!!俺、ファンなんです!!握手お願いしますっ!!』
『私もっ!!お願いしますっ!!』
マンノウォー『参ったな、今はプライベートなんだが~……』
『セクレタリアトさん、良ければお食事を共にしてもいいですかっ!?』
『私もっ!当時のお話とか聞きたいですっ!!』
『アメリカクラシックのお話、聞きたいですっ!!』
タリアト『済まないが今はプライベートだ。』
………現在、2人が気になっている(主にプロフェッサーが。)うどん屋の前で並んでいたのだが、まぁアメリカのウマ娘達やファン達が集まる。この2人が一緒に居るだけでこの騒ぎ……警備員さん、何とかしてくれませんかね?
「突然すみません~少しよろしいでしょうか?」
タリアト「?もしや我々か?」
「数十分前から場内で噂になっているのですが、お2人は本物のセクレタリアトさんとマンノウォーさんなのでしょうか?」
タリアト「あぁ、その通りだが?」
マンノウォー「いかにも、我が名はマンノウォーだが?」
「やはり噂は本当でしたかっ!実は番組の者なのですが、もし手が空いていればテレビに出演してはいただけないでしょうか!?」
おいおいこの2人、遂には番組スタッフまでも動かしてしまうか……っていうか噂になる程アメリカの連中騒いでたの?幾ら何でもやり過ぎじゃね?
まさかのテレビ出演のオファーまで………ホント場内でどれだけ騒ぎになってたのやら。