比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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かわいいいたずら

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

ルドルフ「八幡君……私は少し悲しい気持ちになったよ。」

 

八幡「いや、そんな事言われてもなぁ……」

 

ルドルフ「いや、理解している。君はただ休日を楽しんでいただけ。それだけに過ぎない……しかし、こうも楽しそうなウマスタを見てしまうとね。」

 

八幡「………」

 

 

現在、俺は自分の担当であるシンボリルドルフと対面している。目の前のルドルフはちょっと嫉妬しているような表情をしている。その理由は昨日俺がカフェと行った喫茶店にある。

 

俺は昨日、商店街でカフェと偶然出会って喫茶店でお茶をしていた。それなりに交流のあったし、一緒に居ても別に苦にならない。会話も弾んだから良い時間を過ごせていた自覚はある。しかしその時の写真を撮られていたみたいなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あっ、他の人が盗撮したみたいな言い方になっちまったからちょっと訂正。正確には投稿主がカフェだったのだ。けど俺はまだ本人に確認を取ってないし、何ならずっと会話をしていたからカフェがそんな事をする隙も無い。それにカフェの性格上、ウマスタをするようなタイプでもない。だとしたら答えは………お友達しか居ない。マスターが写真カシャカシャ撮ってたら音で気付くし何やってんのって止めてる筈だし。

 

 

八幡「そういや、お前は学園で書類整理してたんだっけ?誘えば良かったな……」

 

ルドルフ「いや、まぁそうではあるのだが……君とマンハッタンカフェはかなり仲が良かったんだね?」

 

八幡「……まぁ俺が配属した初日から出会ってるしな。仲は悪くないと思ってる。」

 

ルドルフ「ふふふ………担当である私よりも仲が良さそうに見えるのは気のせいだろうか?」

 

八幡「いやいやいや待て待て!仲が良いのは否定しないが、1番付き合い長いのお前だからな?それに、休みの日でもお前ってレース場に行ってるか生徒会とかで忙しそうだと思ってたから、こういうのとかに誘いづらかったんだよ。」

 

ルドルフ「つまり希望があって時間が合えばこうして一緒に出掛けてくれると?」

 

八幡「担当ウマ娘だしな、そのくらいの都合はつける。まぁ今年はちょっと無理そうだけどな。有マ記念で忙しいだろうから。」

 

ルドルフ「では来年の最初の外出は君と一緒に初詣と喫茶店に行こうか。」

 

八幡「とりあえず日とか決めておくか?一応暫定って形で。」

 

ルドルフ「そうだね、そうしておこう。」

 

 

………さて、カフェに連絡だ。

 

 

prrr…prrr…っ!

 

 

カフェ『もしもし、トレーナーさん?』

 

八幡「急に悪いなカフェ、今大丈夫か?」

 

カフェ『構いませんが……どうかしたんですか?』

 

八幡「その様子じゃ把握してないみたいだな。カフェ、お前ってウマスタやってるか?」

 

カフェ『……いいえ、していませんが。』

 

八幡「だよな。お前の投稿で俺とお前がお茶してる写真がウマスタで投稿されてた。多分だがお友達の仕業だ。」

 

カフェ『え……あっ、いつの間にかウマスタのアイコンが。確認してみます………本当ですね、私達の写真が投稿されてます。』

 

八幡「犯人はお友達だと思うぞ。昨日は俺達の他にお客居なかったし、マスターだって注文の後はずっとカウンターに居たから、ホントにお友達が撮って投稿したんだろう。時間も投稿されたのが深夜だからお前は寝てるだろ?お友達がやったんだと思う。」

 

カフェ『……そうなの?え、楽しそうだったから?だからって勝手に撮ったらダメ……』

 

 

……今、お友達と話してるんだろう。終わるまで少し待ってるか、ちょっと面白いし。

 

 

カフェ『もうしちゃダメだからね?この投稿も消すから……写真?い、一応取っておく……んんっ、すみませんトレーナーさん。終わりました。』

 

八幡「(済まん、普通に聞こえてた。)どうだった?」

 

カフェ『トレーナーさんの言っていた通り、お友達が勝手に撮って勝手に投稿していたみたいです。投稿は消しましたしアカウントも削除しました。』

 

八幡「え、そこまでやる?アカは別に残しておいても良かったんじゃないのか?」

 

カフェ『いえ、私には必要ありませんので……もう、わがまま言わない。』

 

八幡「お友達がアカウントくらい残しとけって?」

 

カフェ『はい。ですが良くない事を投稿されても困りますので、お断りしました。トレーナーさん、ご迷惑をおかけしました。』

 

八幡「いや、俺もルドルフに言われるまで気付かなかった。まさかお友達がこんな事してるとは思いもしなかった……いつの間に撮ってたんだろうな?」

 

カフェ『えぇ、本当に。』

 

 

こうして、お友達によって引き起こされた事件は幕を下ろした。めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シービー「ちょっと八幡!昨日カフェと喫茶店に行ってたでしょ!?」

 

八幡「……何だよ急に。」

 

シービー「カフェのウマスタに載ってたんだからね!2人で仲良くお茶してる写真が!」

 

八幡「ほぉ〜……で、その写真は?」

 

シービー「カフェのアカウントだからすぐに見つけ……ってあれ?アカウントが無い?」

 

八幡「(どうやら本当に削除したみたいだな……)んで、写真は?」

 

シービー「ちょっと待って!確かに投稿されてたのを見たのに!あれ!?何で無いのっ!?」

 

八幡「ひょっとしたらかもしれないが、幽霊の仕業だったりしてな。」

 

 

実際、お友達がやったから幽霊の仕業だけど。

 

 

 




お友達……いたずらは程々にね?
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