比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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帰省

 

 

八幡side

 

 

ルドルフ「お初にお目にかかります、お父様、お母様。ご存知かもしれませんが、ご挨拶させていただきます。トレセン学園にて比企谷八幡トレーナーの担当ウマ娘をさせていただいております、シンボリルドルフど申します。この度はご挨拶が遅れてしまい、誠に申しわけございません。こちらつまらない物でございますが、お納めください。」

 

凛「ど、どうもご丁寧な挨拶をしていただいて……」

 

尚人「………」

 

 

年が暮れようとしている日々、皆さんはどうお過ごしでしょうか?ついこの間はシンボリ家にご招待されたから千葉に赴いていたが、今度は帰省の為に千葉へと来ている。前からルドルフとは相談していたのだが、何故かルドルフが

 

 

ルドルフ『では私も同行してもいいだろうか?君にはこれまでもこれからも世話になる、ご家族の方にもご挨拶をしておきたい。』

 

 

って言って俺の実家に来ている。そんで玄関前での挨拶よろしく、着いて早々に膝を折って三つ指を付いての丁寧なご挨拶………君ね、婚約交わすわけじゃないんだからそんな丁寧な挨拶ウチには要らないの。母ちゃんも親父も困惑してんだろ………

 

 

凛「……はっ!!げ、玄関じゃ寒いから中に入りなさい!八幡も久しぶりでしょう?」

 

八幡「あぁ。そういや小町は?家に居ねぇの?」

 

凛「小町は就職と同時に家を出たけど、明日帰省するって連絡あったわ。それにしても、真っ先に帰ってくると思ってたのに6年も帰って来ないんだもの……それに携帯も繋がらないし。」

 

八幡「だから悪かったって。今は新しく登録したんだからそれでいいだろ?」

 

凛「月に1回くらいは連絡くらい寄越しなさいよ。去年GⅠを制覇したと思ったら今年は3冠を獲るわ世界に勝つわ、レコードを立てるわで……アンタそんなに凄かったの?」

 

八幡「いやちげぇから、ルドルフがすげぇんだよ。」

 

ルドルフ「あはは……」

 

 

ーーー数十分後・居間ーーー

 

 

凛「ふぅん……じゃあ問題無くやれているのね?」

 

八幡「心配ねぇよ。」

 

ルドルフ「寧ろ学生からも同僚からも頼られている事が多いくらいで、私も彼にはよく頼りにさせてもらっています。」

 

尚人「愚息がご迷惑をかけていないか?」

 

ルドルフ「ご迷惑だなんてとんでもない。彼には私の目指すべき道を示してくれた恩師と呼ぶべき存在であり、欠かす事の出来ないパートナーです。寧ろ私が迷惑をかけていないか心配になっているくらいです。」

 

八幡「そう思うなら毎週日曜日の昼飯、もうそろやめるか?」

 

ルドルフ「八幡君、そんな事をしてしまったらライスシャワーの笑顔を見られなくなってしまうぞ?」

 

八幡「俺はお前に言ってんの。ライスは俺がトレーナー辞めるか、ライスがトレセン卒業するまで永久継続だから関係ありません。」

 

ルドルフ「そうか……それは困ったな。君のお宅に押し入ってしまう事になるが、構わないか?」

 

八幡「お前……それ脅迫だぞ?」

 

ルドルフ「ふふっ、君の料理を食べられるのなら構わないさ。」

 

凛「……上手くやれているようね。」

 

 

これを見てどうしてそう思えるのだろうか?担当とは仲良くやれているってのを理解したって意味か?

 

 

凛「ところで八幡、今のルドルフさんの口振りからするとアンタ、料理が出来るの?」

 

八幡「それなりに。」

 

ルドルフ「八幡君、いくらご家族とはいえ嘘は良くないぞ。君の料理は既に店を開ける域に達しているだろう?何度もご馳走になっているからよく知っているぞ。」

 

凛「なら今夜の食事は手伝ってもらいましょうか。」

 

八幡「献立は何にすんだ?」

 

凛「ルドルフさんも来ているからそれなりにしようと思っているのだけど……」

 

ルドルフ「いや、私の事であればお構いなく。」

 

八幡「じゃあ冷蔵庫見てくる。それで決めるわ。」

 

凛「決めるわって……アンタが作るの?」

 

八幡「その方が料理出来るって信じてもらえんだろ。じゃあ覗かせてもらうぞ。」

 

 

さて、どんな食材があるかなぁ〜。

 

 

八幡sideout

 

ルドルフside

 

 

八幡君がキッチンへと向かい、今晩の夕飯を作ろうとしている。しかし八幡君の家は本当に一般的な家庭なんだな。

 

 

尚人「しかし、シンボリルドルフさんは…あのシンボリ家のご家系なのかな?」

 

ルドルフ「はい、末席に加わらせていただいています。」

 

尚人「成る程……しかし、そのような名家のウマ娘がどうして八幡をトレーナーに?それとも八幡が君をスカウトしたのかな?」

 

ルドルフ「いえ、私が八幡君にスカウトしたんです。所謂逆スカウトというものです。彼の技量は出会った頃からトレセン学園のトレーナー全員を含めても逸脱しているとすぐに分かりました。人格的にも好ましく、走りを見てもらった際にも私の意図した仕草にもすぐに気付いた程でした。」

 

凛「八幡が……」

 

ルドルフ「そして彼と契約を結んでトレーニングを始めました。それからはお2人も知っていると思いますが、連戦連勝のまま3連勝で初のGⅠ制覇、クラシッククラスに入ってからは無敗の3冠を達成してジャパンCと年末の有マ記念を制してGⅠ6勝を上げました。彼にはとても助けられましたよ。」

 

尚人「そうだったのか……八幡はルドルフさんにとって良いトレーナーなのかな?」

 

ルドルフ「先も言いましたが、欠かす事の出来ないパートナーです。」

 

 

彼を手放すような生徒はきっと現れないだろう……そんな生徒が存在するとすれば、余程の無知だろう。

 

 

 




今度は八幡が実家に帰省!

でもご両親が家の事を知ったらどんな反応するでしょうね?
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