比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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仰天の報告

 

 

八幡side

 

 

尚人「しかし、こうしてお前と酒が飲める日が来るなんてなぁ~……もうこの家には戻って来ないとばかり思っていたのによ。」

 

八幡「流石にそれはねぇだろ。っていうかちょっとペース早過ぎないか?もうちょっと抑えろよ。」

 

尚人「息子と飲む酒がこんなに美味いってのに、抑えるバカが何処に居んだよっ!?」

 

八幡「ったく……明日二日酔いで起きれなくなっても知らねぇからな。」

 

凛「アンタ達はもう……ごめんなさいねルドルフさん。」

 

ルドルフ「いえいえ、ご家族の団欒に水を差す程、無粋ではありませんから。」

 

 

学生も居るってのに全く……それに乗っかって飲んでる俺もあまり親父に強く言えた事じゃねぇけどよ。にしてもまだ飯の最中なのに親父は3本目に突入してる。若くねぇんだから飲み過ぎるなって母ちゃんからも言われてる筈なのによ……大丈夫なのか?

 

 

凛「それにしても美味しいわね、ルドルフさんの言っていた事は嘘じゃなかったのね。お酒が進むわ。」

 

八幡「褒めてくれんのは嬉しいが、飲み過ぎるなよ?まだ6時なんだから。」

 

ルドルフ「いつか、私の母上と祖母上にも振舞ってもらいたいくらいだよ。」

 

八幡「無茶言うな、そっちには腕の良い料理人が居るだろ。充分過ぎるし、俺なんかの料理で舌の肥えてるあの2人を満足させられるとは到底思えない。」

 

ルドルフ「そうかな?では次の機会にまた招待する事にするよ。」

 

八幡「勘弁してくれ……ただでさえ向こうに俺の料理の事がお前の報告のせいでバレてるのに、負担を増やさないでくれ。」

 

 

冗談なんかで言ってねぇからな?結構切実に言ったつもりだぞ?

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

尚人「あんなにぐぅたらぁだったお前がぁ~トレーナァ~とはなぁ~俺ぁ~嬉しいぞぉ~。」

 

八幡「飲み過ぎるなって言ったのにこのザマかよ……」

 

ルドルフ「まぁまぁ八幡君、君とこうして酒を交わせた事が余程嬉しいのだろう。その気持ちも汲んであげるべきだ。」

 

尚人「いやあぁ~流石はルドルフさぁん!嬉しいなぁ~!」

 

ルドルフ「恐縮です、お父様。」

 

凛「そうだとしても、飲み過ぎだけどね。明日どうなってる事やら………」

 

八幡「小町に酒臭いって言われても俺は知らねぇ。」

 

尚人「小町はぁそんな事言わない………筈だぁ。」

 

凛「言われたら膝から崩れ落ちてるでしょうね、ふふ。それはそうと八幡?トレーナーやってるってのは去年知ったけど、アンタ今は何処に住んでるの?都内に住んでるって言っても契約するのに他の人のサインも必要でしょ?」

 

八幡「トレーナー寮に住んでる。その辺りの事も俺の先生と一緒にやってもらった。母ちゃん達の事も頭によぎったけど、先生がそのままサイン書いてくれた。荷物の運搬とかはトレセン学園が負担してくれたから俺から出る金は無かった。強いて言うなら学園の寮の家賃くらいだったけど、先生が『合格祝いだ。このくらい私が払ってやる。』って言って払ってもらった。返そうと思って電話とかしたんだけど、頑なに受け取ってくれない。」

 

凛「そんなにお世話になった人が居るのね……」

 

八幡「まぁな。まぁその寮とも近々別れる事になってな、引っ越しってヤツだ。」

 

凛「3年も経たずに引っ越し!?アンタ今度は何処に行くのよ!?」

 

ルドルフ「ご安心ください、お母様。八幡君の新しい拠点は、我々シンボリ家が所有している一軒家でございます。トレーナー寮程ではありませんが、徒歩でも通える距離ですし、買い物にも困らない場所です。それにこれは我々からのご提案なので、八幡君は引っ越しという形になりますが、諸々の費用はこちらで面倒を見るという事で話はついていますので。」

 

凛「そう、なの?なら問題は無い………ん?ちょっと待ってルドルフさん。八幡が新しく住む場所の情報をもう1度言ってくれる?」

 

ルドルフ「はい。我々シンボリ家が所有している一軒家です。」

 

凛「………一軒家?アパートとかマンションじゃなくて?」

 

ルドルフ「はい、一軒家です。詳細は持参しておりませんのでお見せする事が出来ませんが、お1人で住む広さには充分な広さだと思っています。」

 

八幡「いや嘘言うなって。あの家普通に5~6人は余裕で住めるから。個室含めなかったら10人はいけるぞ。」

 

凛「じゅっ!!?ル、ルドルフさん!そんな家にウチの息子が済むというのは分かったが、お借りするだけでも相当な費用がかかるとと思うわ。八幡は払っていけるの?」

 

ルドルフ「先程も申しましたが、諸々の費用は全てシンボリ家で負担する事になっていますので、八幡君が掛かる費用は食費くらいですのでご安心を。」

 

凛「………」

 

 

母ちゃん、開いた口が閉じなくなってる。そりゃそうだよな、いきなり『家やるからそこに住め。ウチで面倒見るから。』って言われても鵜呑みに出来るわけねぇ。

 

 

八幡「俺だって流石にお断りしようと思ったんだが隣で圧かけてくる担当が居るし、断ったらもっと良い場所提供しようとしてくる当主と前当主が居るからどうしょうも無かったんだよ。」

 

凛「そ、そう……アンタ随分と仲良くなったのね?」

 

八幡「まぁ……そうだな。」

 

尚人「はちまぁん!ちゃんとぉお礼は言うんだぞぉ~!」

 

八幡「酔っぱらいながら言うなよそんな事、ペコペコ頭下げまくったって。」

 

 

 




そりゃ驚くよねぇ~寮から一軒家に住むって言われたら。
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