比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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一等星からの警告

 

 

八幡side

 

 

年明け、ルドルフのトレーニングを開始した俺達。次走の大阪杯だが、直行で行こうと思っている。トライアルレースを使う事も考えたが、期間が短過ぎる上に大阪杯の後は天皇賞。流石のルドルフも中4週……つまり1ヶ月だけっていうのは堪えるだろう。ジャパンCと有マ記念でそれは経験しているだろうと言いたいと思うだろうが、中距離最短GⅠと長距離最長GⅠがローテションだと流石に調整が必要だ。中距離から長距離つっても1,200mも延長されるんだしな。

 

開催されるのも関西方面だから移動の事も考えないとならん。阪神→京都→阪神だからなぁ……手段は車だからその辺りは問題無いが、泊まりで行くか日帰りで行くかでも大分違ってくる。

 

 

ルドルフ「八幡君、柔軟は終わったよ。」

 

八幡「あぁ、ご苦労。それじゃあ今日はこれでおしまいだな。今日は生徒会の仕事は無いのか?」

 

ルドルフ「あぁ。比較的少なかったのもあるが、授業の中休みの間でも片付けられる量しか無かったから終わらせておいたんだ。」

 

八幡「仕事熱心なのは良い事だが、あんまり根を詰め過ぎるなよ。俺みたくなるぞ。」

 

ルドルフ「?というと?」

 

八幡「お前の目がこんな風に腐ったらどうする?」

 

ルドルフ「………ぷっ!ふふふっ、それはそれで良いかもしれないな。テイオーや皆を驚かす良い材料になるかもしれない。そうだな……エイプリルフールにでもやってみようか。」

 

八幡「お前何する気だ?」

 

 

コイツの冗談はマジで笑えない気がするから止めてほしい………なんか想像出来るんだよなぁ〜テイオーがルドルフ連れてエアグルーヴの所に行くって想像が。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

ルドルフ「そうだ八幡君、部屋の片付けは終わったのかい?」

 

八幡「終わったと言えば終わったが、それは俺の部屋だけとも言えるな。今まで寮住まいだったから日用品はあっても他のが圧倒的に不足しているってのが現状だ。家具はスイートルナさんが用意してくれる事になってるが、消耗品を買い足さないとってのが現状だ。」

 

ルドルフ「そういう時こそ、我々を頼れば良いと思うのだが。負担は全てこちらで取るという約束だ。」

 

八幡「いや、確かにその通りなんだ。デカい買い物ならそうしてくれる分には非常にありがたいが、普通に買える物なら自分でって思ってんだよ。だってトイレットペーパーが無いから買ってください、皿が無いから買ってください、本を読みたいから買ってください、なんておかしな話だろ?」

 

ルドルフ「ふふ、それもそうだな。言ってしまえば金銭的に不自由をしているわけではない限り、そういう事態にはなり得ないな。」

 

八幡「そういう事。」

 

 

実際、今言ったのだって既に買ってあるし。しかしそうなると2階のちょうど真ん中のあの部屋、何の部屋にするか……全く考えてなかったんだよなぁ〜。っていうかもうどの部屋を何の部屋にするとか考えたくない。無駄に広いしオシャレだし、ラグとかビーズクッションでも買うか?

 

 

コンコンコンッ ガチャッ

 

 

シリウス「邪魔するぜ。」

 

八幡「シリウス?」

 

シリウス「よぉトレーナー、会いに来たぜ。」

 

ルドルフ「……私のトレーナーに何か用かな?」

 

シリウス「今日はアンタに用があって来たわけじゃねぇ。アンタのトレーナーに用があって来たんだよ。」

 

八幡「……んで?用ってのは?あっ、飲み物欲しいか?紅茶?コーヒー?それとも茶漬け?」

 

シリウス「来て早々に茶漬けを出そうとすんのはお前くらいだぜ……紅茶を頼む。」

 

八幡「あいよ。」

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「よっこいせっと……」

 

シリウス「……ほう、淹れるのが美味いな。」

 

八幡「それなりには、な。」

 

シリウス「アンタの自分を誇張しない辺り、それなりに好感が持てるぜ。最も、もう少し誇っても良いとは思うけどな。」

 

八幡「それは個人の自由ってやつだ。俺は別に紅茶の淹れ方1つで威張る気なんてねぇよ。」

 

シリウス「はっ、違いねぇ………でだ、要件を言うぜ。あたしはこの先クラシックに向けて本格的なトレーニングに入る。そこまでは良い、だがウチの親父とトレーナーが衝突してやがってな。」

 

八幡「………(愚痴りにでも来たのか?)」

 

シリウス「親父が言ったわけじゃないが、ありゃ恐らくトレーナー変更を考えてやがる。しかもそれがお前に行くとあたしは考えてる。」

 

ルドルフ「っ!」

 

八幡「おいおい、そこで何で俺の名前が出てくる?」

 

シリウス「自分のネームバリューをもう少し自覚した方が良いぜお前は。比企谷八幡って言やぁ欧州でもそれなりに名が通ってるぜ?腕も確かで実績も充分、そんなトレーナーが居るならそっちに任せた方が確実とでも思ってんだろうよ。」

 

ルドルフ「……それは叔父君の意見であって君のではないのだろう?シリウス、君はどう思っているんだい?トレーナーと契約したのは他でもない君だ。」

 

シリウス「確かに親父の言ってる事は面白くはねぇ……だが一理あるってのも確かだ。それに次走の若葉賞ってのも気に食わないらしくてな。」

 

八幡「……とりあえずお前が言いたいのは、トレーナー変更の話が上がった時に俺に白羽の矢が飛んできそうって事だな?」

 

シリウス「あぁ、その通りだ。ウチのパピーは優柔不断だからな、シンボリ家ともなれば尻込みするのは目に見えてる。アンタはそんなタマじゃ無さそうだけどな。」

 

八幡「ん、とりあえず了解した。まぁそれもこれから先になってみないと分からん事だな。何か分かったらまた連絡くれるか?」

 

シリウス「あぁ、いいぜ。」

 

 

シリウスが担当に、かぁ………ルドルフとバチバチになりそうだから受け入れたくないなぁ。

 

 

 




シ、シリウスがまさか八幡の担当に?
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