比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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仁川の舞台と接触

 

 

ーーーーーー

 

 

シリウスの父親、最上とシリウスの担当トレーナー、スイートルナ、スピードシンボリのいざこざがあった土曜日。シリウスは問題無く勝利を収められた。皐月賞のトライアルレースという事もあって気合も乗っていた事もあり、このレースの勝利は大きかった事だろう。その後は最上が動く事は無かった。しかしシリウスとトレーナーの間では少々では無い行き違いが生じていた。

 

そして日付は変わって3月最後の大一番。

 

 

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ルドルフside

 

 

ルドルフ「そうでしたか……叔父上がそんな事を。」

 

スピード「こんなタイミングで伝えたくはなかったが、言うなら早い方が良いと思ってね。比企谷君、少しばかり周りを注意しておいてほしい。」

 

八幡「分かりました。まぁ俺はシリウスを担当する気はありませんのでお断りするだけですけどね。」

 

スイート「比企谷さん、我が家の者がご迷惑をおかけして申しわけございません。」

 

八幡「いえ、俺はまだ何もされていませんので大丈夫です。問題はシリウスのトレーナーでしょう、今回の事で精神的に参ってなければ良いんですけど……」

 

スピード「それは彼次第だな。恐らく最上は今後も接触を図るだろう。我々も出来る限り対処はするが、昨日の様子を見る限り効果は薄い……あまり期待は出来ないな。」

 

ルドルフ「………」

 

スピード「レース前に済まなかった。ルドルフ、勝利を祈っている。」

 

ルドルフ「はい。」

 

 

……シリウスはどうしたいのだろうか?

 

 

ーーーゲート前ーーー

 

 

シービー「ねぇルドルフ、出てくるのに随分時間がかかってたみたいだけど八幡と何話してたの?」

 

ルドルフ「いや、特に何も話してはいないよ。作戦を再確認していただけさ。」

 

シービー「ふぅ〜ん……ねぇルドルフ?もしレースが終わったら八幡を「無理だ。」借りたいってまだ言い切ってないのに!?」

 

ルドルフ「何度も言っているが自分のトレーナーにやってくれ。八幡君でやらないでくれ。」

 

 

レース前にも関わらず普段と変わらない会話が出来ているのはシービーのおかげと言っていい。

 

 

♪〜♪〜

 

 

実況『桜満開の阪神レース場にて初めてのGⅠが開催されます!出走するメンバーは10人中3人がGⅠウマ娘で2人が3冠ウマ娘!!3度交えるこの2人ですが、勝つのは3冠ウマ娘か!?それとも他のウマ娘が人気を覆すのか!?各ウマ娘がゲートへと向かって行きます。大外シンボリルドルフは落ち着いた表情、ミスターシービーは既にゲート入り。さぁ最後、11番シンボリルドルフがゲートへ入って体勢完了!春最初の1歩を踏むのは誰だ!?GⅠ大阪杯………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッコン!!

 

 

実況『スタートしました!!スタンド前のポジション争いで前に行くのはハシローディー!内からニホンピロウィナーとミスタールマンの展開!1コーナーのカーブへ向かって行きます!』

 

 

私は5、6番手でシービーが最後方……ジャパンCと同じ流れになりそうだな。

 

 

実況『向正面に入って、先頭変わらずハシローディー1バ身のリード。2番手にニホンピロウィナー、差が無くミスタールマンとヤマノスキーが並んで追走!その後ろ、此処にシンボリルドルフ、好位の一角!並ぶようにニシノライデンとスズカコバン!3バ身くらい離れた所にエリモジャガーとステートジャガーの2人!すぐ後ろにゴールドウェーと内を突いてミスターシービー上がってくる構え!!』

 

 

3コーナーのカーブ……まだだ、まだスピードは上げない。私が仕掛けるのは中間点を通過した直後だ。

 

800標識を通過……次の600標識で………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処だっ!!

 

 

ズサァ!!!

 

 

実況『さぁシンボリルドルフ!、此処で動き出した!!シンボリルドルフ、快進撃は続くのか!?待ったをかけるのか!?4コーナーを曲がって直線474mの直線勝負!!大外一気に上がって来たシンボリルドルフが先頭に変わる!!ハシローディー懸命に粘る!外からミスタールマンとステートジャガーも上がって来た!!』

 

 

済まないが、まだ負けるわけにはいかない……このレースも、勝たせてもらうっ!

 

 

実況『シンボリルドルフ逃げる!シンボリルドルフ逃げる!!漸くミスターシービーも来たが3番手の位置!2番手ステートジャガーと2着争い!抜けたシンボリルドルフ最後は流してゴールイン!!鮮やかな好位進出で大阪杯を勝ち獲りました!!11番のシンボリルドルフです!!』

 

 

ルドルフ「はぁ……はぁ……ふぅ……」

 

 

よしっ、勝てたぞ!まずは1冠目だ!

 

 

シービー「はぁ……はぁ……あ〜ぁ〜……」

 

 

ーーー地下バ道ーーー

 

 

今日の走り、きっと天皇賞でも活かせるだろう。もし追い出しからギアをもう1段階上げる事が出来れば、後ろとの差を広げられるかもしれない……だがまずは八幡君と相談だな。

 

 

八幡「ようルドルフ、しっかり勝ったな。」

 

ルドルフ「八幡君。あぁ、勝ってきたよ。次は天皇賞……このままの勢いで進もうじゃないか。」

 

八幡「あぁ、そうだな。」

 

 

パチパチパチパチパチッ!

 

 

八・ル「?」

 

最上「素晴らしい走りだった、ルドルフ。母君もさぞお喜びになる事だろう……君がルドルフの担当トレーナーかな?」

 

 

………まさかこうも早く接触を図って来るとは。祖母上の言っていた通りだ。

 

要件は恐らく………シリウスの件だ。

 

 

 




最上、やはり現れましたか………
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