八幡side
大阪杯から翌日。今日は通常通り学園に通って授業を受ける日だ。因みにトレーニングは休みにしている、昨日は大阪杯、レース後で疲れているのにトレーニングをするような鬼畜な所業はしない。つまり今日1日は完全な休み………っと言いたいところなのだが、今日の夜に予定が出来たので、俺はその為に学園には行かずにまちへ出かけている。
八幡「……こっちの方が良いな、じゃあ次は……」
悪いんだが、今は品の吟味に集中したいから相手は出来ない。それに相手が相手なだけに気が抜けない、目の前に集中したい。
八幡sideout
ルドルフside
ーーー昼食・カフェテリアーーー
シービー「………」ムッスゥ∼…
ルドルフ「シービー、いい加減に機嫌を直さないか。1日中その態度じゃないか。」
シービー「しょうがないじゃん!!だって八幡が居ないんだよっ!!?朝に会って抱き着こうと思って校門で待ってたのに一向に現れなくてギリギリまで待ってたあたしの気持ちはどうなるのさっ!!」クワッ!!
ルドルフ「……彼にも事情があるのだ、そのくらい察してやらないか。」
シービー「そうは言ってるけど、ルドルフだってあたしと一緒にギリギリまで待ってたじゃん!」
ルドルフ「……彼には連絡を取った、『今日は用事あるから学園には行けない。』っだそうだ。」
シービー「あたしよりも優先する用事って何っ!?」
ルドルフ「君の基準で考えないでほしいのだが……しかし、確かに彼の用事というのは気になるな。彼は普段、自分の用事を作らないからね。」
想定外の何かがあったから……だろうか?
♪~♪~
ルドルフ「っ!済まない、私の携帯だ。これは……」
成る程、そういう事だったか………
シービー「?ルドルフ~?」
ルドルフ「あぁ済まない、少しばかり大事な電話をしなければならなくなった。この席を取っておいてくれないか?」
シービー「?いいよ~。」
さて、大いに驚かせてやろうじゃないか……なぁ八幡君?
「な、なんか会長の雰囲気おかしくない?」
「きっと私達じゃ及ばない深い事を考えてるんじゃない?」
「きっとそうだね!」
シービー「ルドルフ~なんかまた変な誤解されてるよ~?」
ルドルフsideout
八幡side
八幡「………」テキパキ
……よし、下処理はこんな感じだな。もう余裕が出来たから話すが、昨日のウイニングライブ後にスイートルナさんからこんな申し出があった。
スイート『母上は昨日と今日の事でとてもお疲れになっていると思うの。そこで貴方を利用するような形になって悪いとは思うのだけど、明日の夜7時にお家にお邪魔させてもらってもいいかしら?母上もクリフジさんの歴史や貴方の普通に暮らしている姿を見れば、少しはリラックス出来ると思うの、どうかしら?』
っという依頼を受けたのだ。俺の暮らしを見てリラックス出来るとは思えないが、あの人の楽しみは俺に知る限りでは婆ちゃんくらいしか知らないし……なので引き受けた。
八幡「とりあえず、今はこれでいいか。さて、俺も時間になるまでは普通にしてるか……っつっても何していいか全く分からん……」
私生活も充実させないとダメかコレ?
ーーー数時間後・自室ーーー
八幡「………」カキカキ
pipipipipiッ!
八幡「ん?もう6時か。そろそろ準備を【♪~】……ん?もう来たのか?あの人達なら時間きっかりに来そうなんだが……」
ルドルフ「やぁ、八幡君。」
八幡「……何で?」
ルドルフ「君も水臭い真似をするじゃないか。担当ウマ娘である私を放っておいて母上と祖母上のお2人を招待するなんてね……」
八幡「……もしかしてお前にも?」
ルドルフ「いいや、違う。君が買い物をしていたところを偶然見かけたシンボリ家の執事が居てね、今日の7時に母上と祖母上が君の家に行くのを思い出して私に1本くれたという事さ。」
それはもうこの際いいんだけど、真っ直ぐ俺の家に来るのはどういう事なの?学園で会えなかった腹いせ?それとも自分には何も言わなかった仕返し?
八幡「……どうせ追い返しても玄関前で居座るだろうから入れよ。分かってると思うが、後1時間したら来るからな。」
ルドルフ「あぁ、お邪魔するよ。」
ーーー居間ーーー
ルドルフ「ふむ……良い空間だ、とても住み心地が良さそうだ。」
八幡「つかよ、お前門限は大丈夫か?「心配無い、外泊届は既に提出済だ。」……今日はシンボリ家に行くのか?」
ルドルフ「?君の家で世話になるつもりだが?」
おいおい何を言ってるんだこの【皇帝】様は?俺の家で世話になるだって?俺、泊っていいなんて一言も言ってないんだけど?
八幡「何でそうなるんだよ、普通にダメだぞ?」
ルドルフ「八幡君、これは我々にとって必要な事だと思わないかな?」
八幡「思わないけど?」
ルドルフ「君とは2年前から共に切磋琢磨をして来た。私の掲げていた夢、【3冠達成】という目標を【無敗の3冠達成】へと変えてくれたのも君だ。それからは獅子奮迅が如くトレーニングに邁進し、レースだって勝利を重ねてきた。ジュニアクラスのメイクデビュー戦勝利から始まり、昨日の大阪杯まで1度も後塵を許す事無く勝利を収められている。先も言ったが私達も既に2年の付き合いだ、浅くない関係というわけだ。それにお互いに既にご両親に挨拶は済ませているし、私に至っては世話にもなった。故にここは君も覚悟を決めて「前置きが長ぇよ!!20字以内で簡潔に述べやがれっ!!」………私も八幡君の家に泊まりたい。」
『
っていうか何で
八幡の現住宅にシンボリ家の3世代を招待!(お孫世代は担当特権?)