比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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宿泊予定→決定!

 

 

八幡side

 

 

夕食から少しばかり時間が経ったのだが、2人は一向に帰る気配を出さない。帰ってほしいわけではないのだが、こうなるとルドルフの言っていた『泊まる』という単語が少しだけ気になってくる。疲れを取るとスイートルナさんは言っていたが、その対象はURAの副会長……謂わば超大物だ。そんな人物の疲労は俺達トレーナーと比較しても雲泥の差だろう……1日で取り切れるとは思っていないが、この後はどうするつもりなのだろうか。まぁとりあえず………お湯入れてくるか。

 

 

スイート「……母上は今、クリフジさんのお部屋にいらっしゃるから言うけれど、最上にも困ったものだわ。」

 

ルドルフ「それはつまり?」

 

スイート「この前の事をそれとなく注意したのよ。それが無くても土曜日のシリウスのレースで自分の作戦で走らせようとした……」

 

ルドルフ「ある程度の事はシリウスのトレーナーから聞きました。あれは最早、強要に近いと思いました。」

 

スイート「えぇ……きっと私どころか母上の言葉も聞かないと思うわ。」

 

ルドルフ「そんな、まさか………」

 

スイート「……母上に向かって放った言葉でも分かったと思うけれど、あの態度は流石に私も少し腹が立ったもの。」

 

ルドルフ「……シリウス達は大丈夫でしょうか?」

 

スイート「分からないわ。けれど、乗り越えなければ最上に飼い殺しになる未来が来るかもしれないわ……」

 

 

ルドルフ(……シリウス、君の歩道は前途多難だな。)

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「スイートルナさん、ちょっとよろしいですか?」

 

スイート「?何かしら?」

 

八幡「出来ればこんな質問はしたくなかったんですけど、この後の予定は?別に出ていけと言っているつもりじゃないんですけど、時間も良い頃なので……」

 

スイート「そう、私もそれを悩んでいるのよ。」

 

八幡「………はい?」

 

スイート「このまま帰ってもいいけれど、それはとても勿体無い……そう思っているの。憶測だけど、母上もそう思っていると思うわ。それに送迎とはいえ、毎日千葉から東京を行き来しているから移動にも時間がかかるわ。だから比企谷さんさえよろしければになるけれど、今日はこの家に泊めていただいてもよろしいかしら?」

 

八幡「さっき悩んでるって言ってませんでした?もう答え出てますけど?」

 

スイート「『善は急げ。』という諺があるのだから、決めるのなら急いだ方が良いと思ったの。」

 

 

ルドルフの予想通りになったか……断る理由は無いが、一応スピードシンボリさんにも確認してもらうように言ってみるか。

 

 

八幡「自分は構いませんが、一応スピードシンボリさんにも確認を取りませんか?勝手に決めて機嫌を損ねても後味が悪いので。」

 

スイート「その必要は無いと思うけれど、貴方がそう言うのなら母上にも確認を取るわ。」

 

八幡「お願いします。それとルドルフ、お前はどうする?帰る?」

 

ルドルフ「八幡君、私が此処に来た時に言った筈だと思うのだが?」

 

八幡「いや、心変わりしてるかもと思ったから聞いただけだ。」

 

ルドルフ「心変わりなどしていない。私も八幡君の家に泊まりたい。」

 

八幡「はいはい分かってますよ。無いとは思うが念の為言っておく、7時になっても起きてこなかったらフライパンとおたま持って叩き起こしに行くからな。」

 

スイート「……比企谷さん、暴力は良くないと思うのだけど?」

 

八幡「え……あっ、あぁ違いますよ。おたまでフライパンを叩くと叩いた音が反響して大きな音が生まれるんですよ。」

 

スイート「まぁ、そういう!」

 

 

流石は名家、多分そういう漫画やドラマを見ていないから知らなかったのだろう。

 

 

八幡「とにかく、そのつもりでな。」

 

ルドルフ「容赦の無い起こし方だな……」

 

八幡「容赦が無い?俺が優しくなかったら起こしに行ったりもしないぞ?ほったらかしにする。」

 

ルドルフ「……君の優しさに感謝しよう。」

 

八幡「1番は1人で起きる事だが、感謝を言うって事はお前……」

 

ルドルフ「うむ……朝はあまり得意な方ではない。」

 

八幡「………どのくらい起きてこないのか実験してみるか。」

 

ルドルフ「酷いぞ八幡君!母上と祖母上の前で醜態を晒せと言うのか君は!?」

 

八幡「でも基準知れるじゃん。」

 

ルドルフ「そのような基準は図らなくていいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スピード「愉快だな、楽しそうで何よりだ。」

 

スイート「母上!」

 

スピード「比企谷君、君達の話は途中から聞こえていた。その上で答えよう、私はこの家での宿泊を希望する、今一度世話になってもいいだろうか?」

 

八幡「構いませんよ。最初に紹介しましたけど、2階の1~3番目が客室になってますので、好きな部屋を使ってください。一応ウマ娘用の寝間着は用意してありますので、寝る時も困らないと思います。」

 

スピード「君の用意周到さには驚かされるな……ありがとう。それと………」

 

 

……?何だ、俺とルドルフを交互に見てる?

 

 

スピード「……ふっ、ルドルフは君に随分と惚れ込んでしまっているようだ。これからも孫を頼むよ。」

 

ルドルフ「そ、祖母上っ!?何をっ!?///」

 

スピード「む?信頼を寄せていると言ったのだが、違っていたかな?」

 

ルドルフ「っ!……んんっ、でしたら最初からそう言ってください……///」

 

スピード「はははっ、済まない。少々からかいたくなっただけさ。」

 

 

……けどどうしてだろう、今のスピードシンボリさんの表情と目が嘘を言っているように全く見えないんだが。

 

 

 




シンボリ御一行3名様、ご宿泊で~すっ!
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