比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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オムライスをかけてっ!

 

 

八幡side

 

 

水曜日、今日は16時に会見の場を用意してもらっている。この事は既にスピードシンボリさんにも報告済みだし、月曜日のトレーニング前にルドルフにも言ってある。駿川さんに教えてもらったんだが、レースの取材に携わっている殆どの会社がこの会見に参加するみたいだ。少しだけルドルフのトレーニング時間が減ってしまうが、致し方ないだろう。

 

それと何故か生徒達から色々とヒソヒソと噂されているような気がする……会話の内容までは分からないけど。それとこれも理由は分からないが、グラスからよく日本舞踊の事を聞かれる。その手の知識は全く無いんだが……どうして俺に聞いてきたのだろうか?知ってるかどうかは別としてフクキタル辺りに聞いた方が確実だと思うんだが。

 

んで今は調理中……ではあるが、今日は単純な料理を作っている。だが少しだけ趣向を凝らしている。見てくれたらきっと驚いてくれると思う。

 

 

ーーー昼休みーーー

 

 

八幡「おっ、ライス来たな。今日はこっちに来っかな?友人達と食べるかも………いや、来たな。」

 

ライス「お兄様、こんにちはっ♪」

 

八幡「おう、こんにちは。午前授業お疲れさん。今日はオムライスなんだが、食べるか?」

 

ライス「うん、食べる♪」

 

八幡「ん、分かった。じゃあ用意する。あっ、因みに今日はたくさん食べられそうか?」

 

ライス「え?うん、食べられるよ?」

 

八幡「よし、じゃあ用意する。一気に7つくらい用意するけど、構わないか?」

 

ライス「そ、そんなに?」

 

八幡「急いで食べる必要は無いから大丈夫だ。」

 

 

多分、驚くだろうな。

 

 

八幡「ほい、オムライス1つ目とケチャップ。」

 

ライス「ありがとうお兄様♪」

 

八幡「はい、2つ目。」

 

ライス「ありがえぇ!?オ、オムライスが赤色っ!?」

 

八幡「3つ目〜。」

 

ライス「こ、今度はオレンジ色!」

 

 

めっちゃ良いリアクション取ってくれるから嬉しくなるな。うん、もっとやりたくなる。

 

 

「ね、ねぇちょっと!トレーナーがライスさんに渡してるアレ見て!!」

 

「何アレ!?赤色のオムライス!?」

 

「ちょっと待って!?今度は緑色渡してるけど!?」

 

「今度は青のオムライス!!幾つあるの!?」

 

 

よし、最後だ。

 

 

八幡「はい、最後7つ目。」

 

ライス「………」

 

八幡「七色のオムライス。今日は卵をフライパンに入れる前に着色料を使ってな、ちゃんと食用のを使ってるから問題無いし味見もしてるから。ちゃんとオムライスになってるから大丈夫だぞ。」

 

ライス「………」キラキラ

 

八幡「夢中だな。」

 

ライス「お、お兄様?写真撮ってもいい?」

 

八幡「全然いいぞ。」

 

「あっ、じゃあ私もっ!」

 

「私もっ!コレ絶対バズる!!」

 

カレン「ウマスタに投稿しちゃおっと〜♪」

 

 

見映えが良いのか、色んな生徒がやって来ては写真を撮っていた。流石に人数が多過ぎるから写真用にオムライスを作る事にした。色を付けただけでこれだけ騒がれるなんて………着色料スゲェな。因みに色の種類は赤、橙、黄、緑、水、青、紫の7色。単純に虹をテーマにした。

 

 

ライス「凄いね、あんなにたくさん集まってる。」

 

八幡「あぁ、俺も予想外だ。オムライスに色を足しただけであんなに騒ぎになるとは思わなかった。なんか暫く色付きの料理を作ってくれって言われそうだ。」

 

ライス「何だかライスもちょっとだけ楽しみになっちゃうかも。」

 

八幡「まぁとりあえず食べてくれ。青はちょっと食べづらいかもしれないが普通にオムライスだから。」

 

ライス「うん!いただきます♪」

 

 

……ホントパクパク食べるよなぁ〜。ライスって小柄なのに、どこに入ってくんだ?オグリとスペもあんなに食ってんのに数時間後には出てる腹引っ込んでるし。でもライスが腹を出してるところって見た事無いんだよなぁ………見たいとは別に思ってないが。

 

 

ルドルフ「また君の仕業かい、八幡君?」

 

八幡「またとは何だ、またとは?」

 

ルドルフ「先程あの机の上を見たが、あんな事をする生徒が居なければ調理スタッフも居ない。他にやる可能性があるとすれば、君以外この厨房を使う者は居ないからね。」

 

八幡「じゃあもう作らない。」

 

ルドルフ「いいや、良い刺激になっているから定期的にやってほしい。生徒の皆も喜ぶ。私も貰ってもいいかな?折角だから7色貰いたいのだが。」

 

八幡「あいよ。」

 

ルドルフ「調理しながらで聞いてほしいのだが、あのオムライスはどうするんだい?食用なのだろう?」

 

八幡「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「勝者7名限定っ!!ルドルフとじゃんけんして勝ち続けた奴が好きなオムライスを食べられる権利を得られるキャンペーン開始っ!!オムライス食べたい人〜、ルドルフに止〜ま〜れ〜!!」

 

 

〜〜〜〜〜っ!!!!!

 

 

すげぇ………一気に集まったやん。

 

 

ライス「………」

 

ルドルフ「す、凄い人数だ……」

 

八幡「というわけでルドルフ、俺はオムライス作るからその間はその子達の相手よろしく。」

 

ルドルフ「君は全く……ふふふっ、退屈しないな。では、じゃんけんを始めようか……七色のオムライスをかけてっ!」

 

 

その後、カフェテリアではイベントレベルの大賑わいで、すげぇ大盛り上がりだった。因みに午後の授業には皆ちゃんと間に合った。

 

 

 




洋食のお店でカラフルオムライスというのがあったなぁ〜って思いついたので出してみました。

後は久しぶりにライスを出したかったからです。
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