ルドルフside
八幡「あっ、そうだルドルフ。今年もご褒美ディナーをやろうと思ってんだけどよ、なんか食べたい料理ってあったりするか?」
ルドルフ「去年はスペイン料理だったね。しかし食べたい料理と聞かれると君の料理はどれも美味しく調理されるからね、悩んでしまうよ。」
シービー「あっ、じゃああたし「はいはい大人しくしてようね〜。」んんぅ〜♪」
八幡君に撫でられるだけで言葉を発さなくなってしまうとはな、だがその気持ちは理解出来る。彼は撫でるのが上手いからね。
ルドルフ「そうだ、料理ではなくデザートに出て来たチュロス・コン・チョコラテがあると嬉しい。糖分補給にちょうど良くてね。」
八幡「ん、じゃあ食後に用意しておく。食事に関しては俺が用意したのでいいか?」
ルドルフ「あぁ、お願いするよ。何を作るのか聞いてもいいかな?」
八幡「今年はちょっと悩んでたんだが、さっきライスのおかげでもう作る品は決めてある。言おうか?去年に比べたらすっげぇ庶民だぞ。」
ルドルフ「ほう?では教えてほしい。」
八幡「冷やし中華とスタミナステーキ。」
シービー「ありゃ、ホントだ。庶民的〜。」
エアグルーヴ「去年が凄過ぎたのだろうか、そう聞かれると凄みを感じさせないな。」
八幡「俺も悩んでたんだよ。」
シービー「でもさ、冷やし中華なんて食べる機会そんなに無いから良いかもね。学園でもメニューに無かったし。」
ルドルフ「確かにそうだな……夏限定としてメニューに加えても良いかもしれないな。」
八幡「だろ?俺も今年と一昨年は夏合宿だったが、1年目のこの時期はルドルフのデビュー時期だったから学園で過ごしてた。生徒の殆どが夏合宿に行ってたからカフェテリアは寂しかったが、メニューの内容見てると夏限定ってのが余り無かったのはうっすら覚えてる。」
ルドルフ「ふむ……夏限定メニューを増やしてもらうように理事長に稟議書を提出してみようか。」
夏場は殆どの生徒が夏合宿に行くから学園は必然的に生徒の数が減ってしまう。残る生徒はサマーシリーズや休みを取る生徒くらいしか居ないからね。
八幡「シービー、俺買い物行きたいからそろそろ退いてくれないか?」
シービー「うん、ナデナデしてくれたからいいよ♪んんぅ〜……はぁ〜!やっぱり八幡の膝枕は良いねぇ〜最高だよ♪」
八幡「枕として使わせた覚えは無いんだけどな。」
ーーー数十分後ーーー
シービー「♪〜♪〜」
エアグルーヴ「……あの、シービー先輩。」
シービー「ん?どうかした?」
エアグルーヴ「あの者の膝枕は「すっごい良いよ!いやぁ〜アレは癖になっちゃうよね〜♪」……まだ言い切っていないのですが。」
シービー「ルドルフなら分かるでしょ?八幡ってなんか手慣れてる感じがあるんだよね〜!撫で方も普通に上手いし、膝に頭乗せてもなんかシレ〜ってしてるっていうかさ、何でだろうね?」
ルドルフ「八幡君には3つ下の妹さんが居てね、その妹さんがまだ小さい頃に甘えていたりしたのだろう。それで慣れていたのではないか?彼は意外にも年下の扱いが上手いように見えるしね。」
シービー「それってあたし達が妹みたいって言ってるように聞こえるんだけど?」
ルドルフ「そんなつもりは無いさ。」
エアグルーヴ「では、比企谷の我々の扱いの原点はその妹が居るから、だと?」
ルドルフ「私はそう思っているよ。それよりもシービー、八幡君も再三言っていると思うが、ああいった行為は自身のトレーナーにしてほしいのだが?」
シービー「ん〜やった事あるんだよ?あるんだけどね?八幡と比べるとちょっとね〜……」
エアグルーヴ「男の膝枕でしょう?一体何の違いがあるというのですか?」
シービー「いやぁ〜なんていうか、あたしにも分からないんだよね〜。でも抱き着く時とか膝枕とかもやるなら八幡って思っちゃうんだよね〜。今じゃ他の人は考えられないかな。」
エアグルーヴ「……私には理解出来ません。」
シービー「じゃあ試しに八幡に抱き着いてみれば?」
エアグルーヴ「何故私がそのような事をっ!?」
ルドルフ「私のトレーナーで、というよりも本人の許可も無くしていい事では無いと思うんだが……」
エアグルーヴ「会長!私はやりたいとは思っておりませんのでご安心ください!」
シービー「あたしはこれからもやるよ〜♪」
ルドルフ「君は遠慮を覚えてくれ……」
私もシービーのようにもっと思い切った行動をした方が良いのだろうか?だが八幡君にはあまり負担はかけたくない。だからといってこのままシービーに好き勝手な事はさせたくない……どうしたものか。
シービー「じゃあさ、エアグルーヴは頭撫でてもらえば?気持ち良いよ?」
エアグルーヴ「ですから私は遠慮します。」
ルドルフ「君も懲りないな……」
シービー「だって本当の事だよ?ルドルフだってしてもらった事くらいあるでしょ?」
ルドルフ「確かにある、だが無理強いをさせるものじゃないよ。」
シービー「でもさ、なんだかんだ言って八幡ってやってくれるから優しいよね〜♪」
ルドルフ「それは君がグイグイ行き過ぎるからではないか?八幡君も口にする事があるぞ『諦めも肝心』とね。それは君の事じゃないか?」
シービー、布教活動はやめなさい。