比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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去年の腹いせ?

 

 

八幡side

 

 

ルドルフ「ご馳走様、八幡君。とても美味しくいただいたよ。目玉焼き丼、堪能させてもらったよ。」

 

八幡「そうか。ギリギリで思いついて作った甲斐があったってもんだ。」

 

ルドルフ「ギリギリ?という事は作る予定には無かったって事かい?」

 

八幡「お前に教えていた2つの料理だけじゃ物足りないだろうなって思ってな、お前達生徒が来る何十分か前に思いついた。美味かったようだな。」

 

ルドルフ「あぁ、美味しかったよ。」

 

八幡「そいつは何よりだ。遠くから見ていたが、やっぱブライアンとオグリがお前の所に行ってたな。」

 

ルドルフ「予想通り、だったけどね。君の所にもスペシャルウィークが行っていたね。」

 

八幡「しつこかったわマジで。ライスが全部食うって言ってようやく諦めてくれたわ。」

 

ルドルフ「そのようだね。ところで八幡君、デザートの用意はできているだろうか?」

 

八幡「あぁ、出来てるぞ。去年と同じだ、チュロス・コン・チョコラテだ。」

 

ルドルフ「懐かしいね、去年以来だ。今年も美味しくいただくよ。八幡君も一緒にどうかな?」

 

八幡「……そうだな、じゃあ俺も食べるわ。」

 

 

ルドルフの誘いもあったから、俺は幾つかのチュロスとチョコラテをカップに入れてルドルフと一緒に席に着いた。なんか途中、変に目をキラキラさせたお嬢様も一緒に来ていた気がするが、気にしないでおこう。うん、俺は何も見なかった。

 

 

ルドルフ「……うむ、やはり美味。このチュロスはチョコラテ以外にも合わせられるのかい?」

 

八幡「聞かないな。そこまで詳しいわけじゃないが、チョコ以外にディップできる物は知らないな。精々、生クリーム辺りだと思うぞ。」

 

ルドルフ「それはそれで贅沢だね。」

 

八幡「まっ、俺達もこうやって食べてる時点で贅沢なのは変わりないけどな。」

 

ルドルフ「ふふっ、正論だね。」

 

八幡「………」

 

ルドルフ「………」

 

八幡「………」

 

ルドルフ「………」

 

八幡「………」

 

ルドルフ「………八幡君、分かっているんだろう?」

 

八幡「………何が?」

 

ルドルフ「君のチュロスを見つめている彼女だよ。」

 

マックイーン「………」キラキラ

 

八幡「見るだけならタダだからいいかなって。」

 

マックイーン「で、でしたら「まぁあげるとは一言も言ってないけど。」なっ!?」

 

ルドルフ「八幡君………」

 

八幡「だってあげたらあげたで学園のカフェテリアとか来年の夏合宿とかでも欲しがりそうじゃん?相手なんてしてられねぇよ。」

 

マックイーン「そんな事ありませんわっ!それに去年は材料が無いからと言っていただけませんでしたわっ!トレーナーさん、一口でよろしいのでくださいましっ!」

 

八幡「俺に頼むくらいならあっちに頼んでもらえばいいじゃねぇかよ。何で俺のなんだよ?」

 

マックイーン「去年見た時から一口食べたいと思っていたんです!いいではありませんかっ!」

 

 

面倒だなホントに……オグリ達も食い意地張ってるんだが、コイツはそれ以上に粘るんだよなぁ。メジロ家の誰か居ねぇかなぁ……

 

 

マックイーン「……あの、先程から何をキョロキョロしていますの?」

 

八幡「ん?お前を引き取ってくれそうなメジロ家のウマ娘を捜索中。」

 

マックイーン「探さなくていいですわっ!」

 

八幡「それなら大人しく身を引いてくれる?」

 

マックイーン「………そちらを一口くださるのであればよろしいですわ。」

 

八幡「引く気ねぇじゃん、強情だな……」

 

ルドルフ「八幡君、ここは私のを分けよう。彼女の強靭な精神力に敬意を表して、ね。」

 

マックイーン「会長……ありがとうございますっ!」

 

八幡「ただ諦めが悪いだけじゃね?」

 

 

その後マックイーンはルドルフから1本チュロスを貰ってチョコラテにディップして食べていたのだが、泣きながら食べていた。つか泣くんだ……チョコつけたチュロス食べて泣く奴を俺は初めて見たぞ。

 

 

ーーー浜辺ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

あの後、マックイーンと一緒に居たらもっとチュロスをくれって言われるかもしれないと思ったから、俺はすぐに自分のチュロスとチョコラテを平らげ、洗ってから浜辺に来ている。真夏の外ってのは意外にも過ごしやすい日があったりする。今日がその日かもしれない。

 

 

八幡「……そういや、後1ヶ月したら婆ちゃんの命日だったな。」

 

 

けど今年は行けそうにない。京都に行く予定が無いからな……京都大賞典に出る予定があれば行けてたかもしれないが、この秋はなるべく使い回しはあまりしたくない。

 

 

八幡「こりゃ家にも仏壇を用意すべきか?」

 

ルドルフ「こんな所に居たのか。」

 

八幡「……もうチュロスはいいのか?」

 

ルドルフ「君の想像していた通りだと思うよ。」

 

八幡「やっぱあの後も欲しいって言ってきたんだろ。予想出来てたわ。」

 

ルドルフ「ふふふっ、それで君は何をしていたんだい?ただ海を眺めているだけじゃないんだろう?」

 

八幡「案外、それだけかもしれないぞ。俺だって何も考えない時くらいある。」

 

ルドルフ「そうなのかい?私には何かに耽っているように見えたのだが、見間違いだったかな?」

 

八幡「さぁ、どうだろうな?」

 

 

とりあえず今は静かな時を過ごしたい。

 

 

 




やはり来ましたメジロパックイーンww
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