ルドルフside
実況『最後の15番、1番人気で昨年のジャパンC覇者、シンボリルドルフ!』
解説『漲るパワーが他のウマ娘と違いますね。今年のこのメンバーの中では頭1つ抜けているように見えますね。』
実況『以上、今年のジャパンCに参加する15人のウマ娘のパドック紹介でした。しかし今年は【皇帝】率いる日本のウマ娘が5人が参戦しています。海外からは10人の刺客、今回のレース展開はどんな流れになりそうですかね?』
解説『逃げのウマ娘がウィンザーノットだけですからね、彼女の逃げる展開次第になりそうですね。その他の殆どが先行タイプなので、中団の位置取り争いが重要になると思いますよ。』
ルドルフ「………」
ゴールド『あれがニッポンのトリプルクラウンを獲ったウマ娘か……』
ヒラリオン『圧倒的に纏ってるオーラが違う……』
ゴールド『あぁ、1番の強敵になりそうだな。』
……八幡君、君の言っていた通りかもしれないな。去年の方が周りの圧が凄まじかった。今年も世界の強者達がこの日本に集ったみたいだが、去年には及ばないな。良くてイギリスのゴールドアンドアイボリーだろうか。
ルドルフ「……っ!」
八幡『………』
シービー『〜〜っ!♪』ギュ∼!
………ほう?
ゴールド『っ!?な、何だ!?急に雰囲気が変わった!?』
ヒラリオン『ライオンみたいなオーラに変わった。』
八幡君……少し話がしたいものだな………
ーーー控え室ーーー
八幡「家に出る前に作戦は伝えてあるし、お前の事だから確認する必要も無いと思うが、確認したい事はあるか?」
ルドルフ「……では1つだけ確認、というよりも要望もしくは命令だ。」
八幡「……穏やかじゃないぃ!?」
ルドルフ「八幡君、君は誰の担当トレーナーだい?1番見るべき担当のウマ娘は誰だい?」ギュ∼!
八幡「……目の前に居るシンボリルドルフです。」
ルドルフ「そうだ、私だ。それなのに君はパドックで見ていた時にシービーと居たね?」ギュ∼!!
八幡「あ、あぁ〜……うん、居た。」
ルドルフ「それもまた腕に抱き着かれていた。君の事だ、力づくで振り解くような事はしないとは思っていたが、少し許せなくてね………」ギュ∼!!!
八幡「わ、悪かったって……俺も止めたが、聞き入れてもらえたなかったんだよっ。た、頼むから力緩めてくれ……ちょっと苦しい………」ナデナデ
ルドルフ「………今日のジャパンC、しっかり見ていてくれ。前走の天皇賞以上の走りを見せよう。」ギュ∼!
八幡「分かった、しっかり見る。それと、行かなくていいのか?そろそろ入場だろ?」
ルドルフ「ギリギリまでこうする。文句は受け付けないぞ、元を辿れば君が私以外のウマ娘と親しくし過ぎているのがいけないんだ。」ギュ∼!
八幡(……なんか珍しいな、ルドルフがこんな風になるなんて。時間まではさせたいようにさせてやるか。)
ルドルフ「八幡君、手が止まっている。」ギュ∼!!
八幡「いっ……分かった悪かったって。」ナデナデ
ーーー地下バ道ーーー
ルドルフ「………」スタスタ
八幡「ふぅ………」
ゴールド『っ!トレーナー、あの子がニッポンのトリプルクラウンだ。』
ゴールドT『ほう……やはり雰囲気が違うな。流石は去年このレースに勝っただけの事はあるな。』
ヒラリオンT『そして隣に居るのがトレーナーか……しかし、何でだろうな?こうして見ると不釣り合いだなあの2人は。まるで月とスッポン……いいや、ダイヤと消し炭か?』
ルドルフ「っ!」ピタリッ… ギロッ!!
八幡「?ルドルフ?」
ルドルフ「……済まない、少し用事が出来た。」スタスタ
ヒラリオンT『まぁそれはさておき、今日のレースは『失礼、少しよろしいかな?』ん?おぉ、君は日本のシンボリルドルフだったね?英語が達者なようで。それで私達に何か?』
ルドルフ『今し方会話が聞こえたものでしてね……聞き捨てならない言葉が聞こえたものでね。私のトレーナーが消し炭だと聞こえたのだが?』
ヒラリオンT『ものの例えだよ。君は素晴らしい実績を持っているみたいだが、彼はまだ3年目の新米なのだろう?君の影に隠れてただただ甘い蜜を吸ってるだけの『その失礼な口を閉じろ……』っ!?』
ルドルフ『私の事ならいざ知らず、私の担当トレーナーに向かってそのような暴言を吐いたとなれば、黙ってはいられない。レースで語るつもりだったが、君には直接言った方が良さそうだ………
完膚無きまでに叩き潰す、日本を
ヒラリオン『あ……あぁ………』ヘタリ…
ルドルフ『それだけだ。それからゴールドアンドアイボリー、互いに良いレースにしよう。』スタスタ
ゴールド(………絶対に怒らせてはいけない人を怒らせてしまったかもしれない。)
ゴールドT(これは………マズい事になるかもしれないな。主に彼が。)
八幡『あ〜……ウチの担当がすみません。自分には会話が聞こえていなかったのですが、一応謝罪しておきます。けど………どうやらこれまで以上の力を発揮しそうな感じがします。』
さて、始めようか。
タイトル通り、ルドルフがメッチャキレる回でした。