比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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無駄な抵抗?

 

 

ルドルフside

 

 

実況『こんなウマ娘がこれまでに存在していたでしょうか?私はありません!日本のウマ娘達が世界を相手にこれだけの力を見せた事があったでしょうか?いや、ありません!我々は今、異常な光景を目の当たりにしていますっ!!日本がこのジャパンCを制覇してから約1年、覇者は一回りも二回りも進化してこの府中に帰って来ただけでなく、レコードを3秒も上回る驚異的な脚で勝利しました!シンボリルドルフ、デビュー戦から続いての勝利数を【15】に延ばし、歴代最多無敗記録をまたも更新っ!!そしてGⅠ最多勝利記録も【11】と更新!!このウマ娘に土をつけられるウマ娘は居るのかっ!?』

 

 

ルドルフ「……あぁ、心地良いな。この達成感は。」

 

 

実況『そして今、着順が確定しました。2着に船橋のロッキータイガー、3着にザフィルバート、4着にアリダーズベスト、5着にドーンという結果になりました。2番人気ゴールドアンドアイボリーは8着、3番人気セントヒラリオンは9着となりました。』

 

 

次の有マ記念が楽しみだな……さて、私も皆の声援に応えなければな。

 

 

ルドルフ「ありがとう、皆のおかげで今日も勝利を掴む事が出来た!」

 

 

~~~っ!!!!!

 

 

ーーー地下バ道ーーー

 

 

ルドルフ「………っ!」

 

ヒラリオンT『……っ!?』メ ソラシ

 

ルドルフ『失礼。』

 

ヒラリオンT『っ!?な、何かな!?』

 

ルドルフ『レース前は少々イレ込んでしまって済まなかった。だが私は間違った事は言っていないと今でも思っている、傷口に塩を塗るわけではないが敢えて言わせてもらう。私のトレーナーを侮辱した分の代償は君達の敗北で支払わせてもらった……これで失礼する。』

 

ヒラリオンT『………』ウツムキ

 

 

さて、八幡君は居るだろうか………っ!

 

 

八幡「よう、作戦を破った挙句にあの走りか。とんでもない走りしやがって、お前って奴は。」

 

ルドルフ「ははは、済まない。何しろ絶対に負けられない戦いだったものだからね、全力以上の走りをさせてもらったよ。」

 

八幡「負けられない理由ってのは……レース前に話に行ったあのトレーナーが関係してるのか?」

 

ルドルフ「その通りだ。さぁ八幡君、時間は短いんだから早く控え室に入ろうじゃないか!」

 

八幡「……無くても「良くない、絶対に良くない。」……でもよ、レース前に「ソレはソレ、コレはコレだよ。」はい。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

ルドルフ「………」シッポ フリフリ+ミミ ピョコピョコ

 

八幡「………」ナデナデ

 

ルドルフ「やはり君の撫で方には不思議な中毒性があるな……いつまでもやってもらいたいよ。」ギュ∼!

 

八幡「あのさ、もう止めにしない?ちょっとやり過ぎだと思うんだよ俺。」

 

ルドルフ「ダメに決まっているじゃないか。それと、手が止まっているぞ?」

 

八幡「すいません……それと疑問だけどさ、今日も家に来るのか?」ナデナデ

 

ルドルフ「?何か問題でもあるのか?」

 

八幡「……帰ってくんない?」ナデナデ

 

ルドルフ「断固拒否する。」

 

八幡「今なら週1来るのを許可するからさ。」

 

ルドルフ「断固拒否する。」

 

八幡「学園で昼飯毎日作ってやる。」

 

ルドルフ「断固拒否する。」

 

八幡「プラスマッサージも付ける。」

 

ルドルフ「断固拒否する。」

 

八幡「………奉納舞期間と同じ生活?」

 

ルドルフ「仕方ない、それで手を打とう。」

 

八幡「これまでと同じ生活じゃねぇか!お前早く寮に帰れっ!」

 

ルドルフ「断固拒否する!」

 

八幡「それしか言わないじゃん……はぁ、もういい。今度はスイートさんに相談する。」

 

 

無駄だぞ八幡君、母上も既に私と祖母上で買収済だ。

 

 

ーーー口取り式ーーー

 

 

八幡「何か去年もあった流れだな、これ………」

 

マンノウォー「気にするな八幡、私はお前と記念撮影するのが好きだぞ!そうだ、写真館に行って色々と撮影してもらうのはどうだろうっ!?」

 

八幡「勘弁してください、写真嫌いな俺には辛いです。」

 

タリアト「苦手な事を克服していくのも必要な事だぞ。師は今年度までは日本に滞在する予定だ。それまでに私達と色々と回ろうではないか。」

 

八幡「……はい。(俺が今、寮暮らしではなく一軒家暮らしだという事は言わないでおこう。だって間違い無く論争起こりそうだし……先生とルドルフで。)」

 

スピード「今年も去年と同じくこうして写真を撮る事になるとはな、それも構成も全くの同じときたものだ。」

 

スイート「ふふふ、面白い事もあるものですね。」

 

 

口取り式、そして本日のレースとウイニングライブを終えた私と八幡君は帰路へと着いた。八幡君は説得を諦めたのか、横を歩く私に何も言わずに歩き、車を走らせた。

 

 

ーーー八幡宅ーーー

 

 

八幡「とりあえず、何か飲むか?」

 

ルドルフ「では君特製のレモン炭酸をいただけるかな?」

 

八幡「お前、ホント好きだよな……気に入ったのか?」

 

ルドルフ「1日に1杯は必須だよ。」

 

八幡「中毒じゃん。ニコチン接種と同じくらい中毒じゃん。」

 

ルドルフ「体を蝕むアレとレモン炭酸を一緒にしないでくれるかい?」

 

八幡「……なんか済まん。」

 

 

……この爽やかな味わいに口の中を刺激する微炭酸、やはり美味い!

 

 

八幡(何というか、ホントに馴染んじまってるよなルドルフの奴……コレ、ホントに何を言っても無駄かもしれないな。)

 

 

 




ルドルフ、梃子でも八幡の家から出ていくつもりは無いみたいですね。
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