比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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弱弱と八幡の提案

 

 

八幡side

 

 

八幡「これでよしっと……にしてもなんか変な感じだな、自分の部屋に自分の絵を飾るってのは。」

 

 

ルドルフとのトレーニングを終えた後、ルドルフは諦めた様子で自分の荷物を片付けて家を後にした。少しだけ心が痛……んだりはしない。なんか少しだけスッキリしてる俺が居る。まぁまた近くなったら絶対に向こうの方から言ってくるとは思うが、その時の事はその時考えよう。んで俺はルドルフを寮に送り届けた後に絵師さんの家に行って絵を取りに行った。ちょっと気分が良くなって身体が軽くなったのかもしれない。んで今、その絵を自分の部屋に飾り終えたところだ。

 

 

八幡「さて、そろそろ晩飯にするか。ルドルフ居ないからな……作り過ぎないようにしないとな。まぁ作り過ぎた時は明日の朝飯か昼飯にでもすればいい事だけど。」

 

 

ーーー居間ーーー

 

 

八幡「……なんか久しぶりだな。こんな静かな食事も、1人で食事するのも。」

 

 

♪~♪~

 

 

八幡「ん?誰だって何でだよ………はぁ~……もしもし?」

 

ルドルフ『八幡君……帰ってもいいだろうか?』

 

八幡「今はそこがお前の家だろうが。何勝手にこの家まで自宅にしようとしてんだよ。3ヶ月近く泊めてやったんだから残りの年内は寮で過ごせ。」

 

ルドルフ『そっちのベッドの寝心地が恋しい……』

 

八幡「知らんがなそんな事。」

 

ルドルフ『君の目覚ましが無かったら、私はどうやって起きればいいんだ?』

 

八幡「お前、これ以上ダメにならない為にも暫く寮で過ごせ。コレ結構真面目、じゃ。」

 

 

やれやれ………まさか1日で、しかもたった1~2時間で根を上げるとは思わなかったぞ。アイツ、ホントに無敗の3冠を成し遂げた【皇帝】シンボリルドルフなのか?今の電話のやり取りだけだと、ただの甘ちゃんにしか思えないんだが。

 

 

八幡「まっ、甘い蜜吸ってきた分のしっぺ返しが来たとでも思ってもらおう。」

 

 

♪~♪~

 

 

八幡「……違うよな?俺は信じるぞ?………はぁぁぁぁ~………もしもし?」

 

ルドルフ『八幡君、無理だ。』

 

八幡「諦めんの早ぇよ。返しの電話5分も経たずに来たと思えば2度目はそれかよ……」

 

ルドルフ『家がダメなら君だけでも来てくれ。』

 

八幡「そこ女子寮だから。俺入れないから。俺を犯罪者にして牢屋にぶち込む気かお前?」

 

ルドルフ『大丈夫だ、ヒシアマゾンは必ず説得させる。だから私の隣のベッドで過ごして欲しい。』

 

八幡「お前は何を言い出すかと思ったら………更にアウトな要求を乗せるんじゃねぇよ。さっきのが足して2で割ったものだとしたら今度のは足して2で掛けてんじゃねぇか。ヒシアマが許可するわけねぇだろ。」

 

ルドルフ『毎朝、君の味噌汁が飲みたい……』

 

八幡「遠回しな告白ありがとう。けど今はお断りだ。年末までは寮生活、コレ絶対。じゃ。」

 

 

………まさかこんなに拗れるとは思わなかった。アイツ、途端に弱弱になったな。大丈夫かアレ?明日ちゃんと起きれるか?急に心配になってきたぞ?

 

 

♪〜♪〜

 

 

…………………………クッソ面倒くせぇ〜!!

 

 

八幡「だから!!ダメだって言ってんだろ!!3度目の正直って言葉知っとる!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライス『あ、あの……ライスなんだけど………』

 

 

っ!!??!!!!?!?

 

 

※$=+♪#|<*÷〆:☆¥○€!!?

 

 

八幡「ラ、ライスッ!!?」

 

 

スマホの画面を見たら、ハッキリ《ライスシャワー》と表示されていた。ヤバい、着信音ライスだけ変えておこう。電話終わったらすぐやろう。

 

 

八幡「わ、悪い!ちょっとしつこい電話があったもんだから次もそれだと思っちまった……ライスに言ったわけじゃないから勘違いしないでくれると助かる。それとも飯どのくらい作れば許してくれる?」

 

ライス『だ、大丈夫だよ!勘違いなんて誰にでもよくある事だし、ライス気にしてないからお兄様も気にしないで、ね?』

 

八幡「済まん、ありがとう……それで、どうしたんだ?お前から連絡くれるなんて珍しい。」

 

ライス『あのね?この前お兄様の後をついて行った日があったの覚えてる?お兄様はいつも毎週月曜日に走ってるの?』

 

八幡「いや、俺は日課だから雨とか降らない限りほぼ毎日走ってるぞ。レース当日とかは流石に走らないけどな。やる事あるし。」

 

ライス『そうなんだ〜!えっと…迷惑かもしれないんだけど、ライスもお兄様と一緒に走りたいなぁ……なんて。』

 

八幡「(断る理由ある?)勿論いいぞ。流石にトレーニング中の並走には付き合えないが、ランニング程度なら俺も並走出来るしな。」

 

ライス『い、いいの?迷惑じゃない?』

 

八幡「迷惑なんてねぇよ。それとランニングの終点はこの前と同じでウチでいいか?学園の荷物持って来ればこの前みたいに朝飯も食えるし、汗も流せるぞ。そして学園への送迎付きだ。どうだ?」

 

ライス『そ、そんなにお世話になっちゃっていいのかな……ホントに迷惑じゃない?』

 

八幡「ライスは俺とルドルフが一緒に住んでたって噂、聞き覚え無いか?」

 

ライス『うん、なんか少し前から噂になってたよ?』

 

八幡「実はアレマジ。まぁ今日からかくかくしかじかあって寮に帰ってるけどな。」

 

ライス『そ、そうだったんだ………』

 

八幡「だから今は俺以外には誰も居ないって事。だから迷惑だなんて思わなくていい、俺が提案してるんだからな。ライスが嫌なら無理強いしないし、そのまま寮に帰っていい。どうする?」

 

ライス『……じゃ、じゃあ、えっと……よろしくお願いします!』

 

八幡「よし、決まりだ。じゃあ明日からか?」

 

ライス『うん!ライス荷物持ってお兄様のお家に行くね。じゃあその時にっ!』

 

八幡「おう、また明日な。」

 

 

………よし、着信音変えよう。曲は……《ささやかな祈り》一択だな。

 

 

 




最後までルドルフだと思いました?実はライスでした♪
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