エアグルーヴside
今日はレース明けだからトレーニングを休みにしているが、明日から始まるオークスに向けてのトレーニング内容を聞いておきたいと思ったので、部室に向かっている。次は東京の2,400m、かなり過酷なレースになる。オークスに出走予定の他のウマ娘もそうだろうが、私自身も未知のコースだ。準備は入念にしておくべきだ。時間はたったの1ヶ月しかないのだ、それまでに2,400mを走り切れる体力を作っておかなければならん。
エアグルーヴ「トレーナー、入るぞ。」
八幡「ん?どうした?今日はトレーニングは休みだぞ?」
エアグルーヴ「いや、オークスに向けての事を聞きに来た。どんな内容で1ヶ月を過ごすのか、私も気になっているのでな。」
八幡「まぁ単純だがスタミナとスピードだな。スタミナ重視の方向だが、最後の2週間は調子を整える為にもスピードをメインにする。これが今考えているプランだが、何かあるか?」
エアグルーヴ「……最後の2週間までスピードはやらないのか?」
八幡「いや、ちゃんとその間もスピード入れるが、スタミナと併用して入れるから、スピードのトレーニング比は良くて3割ってところだ。」
エアグルーヴ「そうか………」
八幡「……」
エアグルーヴ「………」
八幡「話終わりか?」
エアグルーヴ「っ!あ、あぁ……それよりも貴様、ピアスなどしていたか?」
八幡「あぁ、コレか。これはピアスじゃなくてイヤリングだ。先生から俺宛にこの学園に届けられたんだ。試運転がてら付けてんだよ。」
エアグルーヴ「そうか。」
トレーナーが付けているのはイヤリングだったか……奴は耳に穴は開けていなかったのだな。だが何故左右で違う色なのだろうか?左耳が白で右耳が青の装飾だった。
エアグルーヴ「っ!では去年に北海道の一室で眺めていた蹄鉄のネックレスもそうなのか?」
八幡「あぁ、先生からだ。もっともこのネックレスは今ではもう売られていないし、この先絶対に売られる事も無いだろうけどな。」
エアグルーヴ「……どういう事だ?」
八幡「コレは記念品なんだよ。先生がとあるレースで勝った時に贈呈された品らしいんだ。首には銀を、装飾には金が使われている超高価な物らしい。値段は恐ろしくて聞いてない。なんせ純金と純銀を使ってるんだからな。」
エアグルーヴ「………」
純金と純銀だと?しかもそんな貴重な素材をあしらった装飾を自らの弟子に渡すとは、一体何者なのだ?
八幡「まぁ、これは組み合わせのだから本来の形ではないんだけどな。本当なら金なら金、銀なら銀って組み合わせをしてる。先生曰く、『一種のペアルックだと思ってくれれば良い。』という事みたいだ。ペアルックの意味が違うと思うが、何も言わないでおいた。」
エアグルーヴ「何だそのサッパリとした理由は?」
八幡「まぁ、先生なりに考えたんだろう。実際、俺もコイツは誰にも渡す気は無い。ていうかそんな気も起きねぇよ、素材を聞いたら、な。」
そうだろう。誰が好き好んで純金純銀の装飾を他者に渡すものか、私もそんな事はしない。
エアグルーヴ「では半分はスタミナ重視でもう半分がスピードで間違い無いな?」
八幡「あぁ。スピードに関しては調整という事でやる事にしてるから、そんなに強めにはしないけどな。そんな感じで行く。」
エアグルーヴ「了解した。では私はもう失礼させてもらう。明日のトレーニングでな。」
八幡「あぁ。」
さて、私も寮に戻るとしよう。会長からはしっかりと身体を休めておくようにと言われてしまったので、生徒会の業務も任せてしまった……生徒会の業務くらいは何でもないというのに。
エアグルーヴsideout
ルドルフside
ブライアン「………」カキカキ
ルドルフ「………」スラスラ
シービー「♪〜♪〜」ダラ∼
ブライアン「………おい、何で此処にシービーが居るんだ?」
ルドルフ「何でも最近は少し退屈らしくてね、此処に居れば何か紛れると言って入っているわけだが……シービー、退屈は治ったのかい?」
シービー「ん~ん~全然。楽しい事ないかなぁー……」
ルドルフ「そういえば今日は八幡君の所には行かないのかい?君ならこういう時、真っ先に向かいそうなものだと思っていたんだが?」
シービー「毎日行っても迷惑かなぁって。」
八幡君の腕に抱き着く事については迷惑だとは思っていないのかい?
シービー「今日はセーブしてるのっ!」
ルドルフ「そういう事にしておくよ……ん?」
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今回、比企谷八幡トレーナーの輝かしい実績を考慮した上で2人目の担当を持つ事を促す書類である。尚、この書類は増員を決定する物ではなく、あくまでも促す物である事をご理解していただきたい。比企谷トレーナー本人もまだ検討中との答えを頂いているので、早まった行動は慎むように。
ついては、現担当ウマ娘であるエアグルーヴ以外のウマ娘に調査を依頼するものである。出来るだけ多くの意見を聞きたいので、広範囲のウマ娘からインタビューの一環として聞き出して欲しい。
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ルドルフ「………」
八幡君……君は2人目のウマ娘を持つように言われていたのかい?しかもそれを今は検討中、と………
とはいえ、これは安易に聞き出せる内容ではないな。だがまず最初はこの2人だ。
ルドルフ「2人共、少し聞いても良いかい?」
ブライアン「?」
シービー「何、ルドルフ~?」
ルドルフ「君達は八幡君の担当になり「すんごくなりたいっ!!それはもう今すぐにでもっ!!」………あはは、1人はとても情熱的なようだ。」
ブライアン「……あたしも奴の担当にはなりたいと思っている。アイツ程優れたトレーナーは居ないだろうからな。」
ルドルフ「ふふっ、そうか。」
シービー「じゃあルドルフは?」
ルドルフ「私も君達と同じ想いだ。彼に担当してもらいたいと思ってるよ。この前のトレーニングでその気持ちは更に強くなったからね。」
先ずは3人、だな。これは私で調査する事にしよう。流石にこれはエアグルーヴには任せられない事だ。
わぁ……事がどんどん進んでる………
担当ウマ娘は増やした方が良いと思いますか?
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折角だから、増やしちゃおう!
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いや、エアグルーヴ編だからここは無しで!
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まぁどっちでも良いかなぁ〜。