比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お祭り?

 

 

ーーーーーー

 

 

ーーー中山レース場ーーー

 

 

「いやぁ〜俺、朝から猛ダッシュしてめっちゃ良い席取れたんだよ〜!」

 

「マジ?実は俺もなんだよ。何てったってシンボリルドルフの引退レースだもんなぁ〜。」

 

「せっかくだから指定席取ろうかなとも思ったんだけど、やっぱいつもの席の方が迫力感じるもんなぁ〜。」

 

「分かる〜!中でテレビ中継で見るよりも、外で生で見た方が熱が伝わるもんな!」

 

「ルドルフの引退レースだから、去年の有マ記念よりもレース場の導入人数、現時点で普通に超えてるんだってよ。」

 

「マジ!?まだ午前だろ!?やっぱ【皇帝】最後のレースは生で見たいって人が多いんだな……」

 

「最後のレース、どんなのを見せてくれるのか楽しみだよな。早く有マ記念、始まって欲しいなぁ〜。」

 

「だなぁ〜。」

 

 

午後のレースの有マ記念を今か今かと楽しみにしているのはこの2人だけでなく、中山レース場に集まっている観客、ウマ娘、トレーナー全員がそうだった。朝からレースが行われている形になっているが、観客席やパドック、ショップには既に深緑色と赤色のグッズやタオル、横断幕が沢山置かれていたり、貼られていた。

 

 

ーーーショップーーー

 

 

店員1「シンボリルドルフさんのグッズ、多めに用意しておいて良かったですね〜!」

 

店員2「えぇ、もしこれを例年と同じ数字にしていたと思うと………恐ろしいわ。」

 

店員1「でも………捌いても捌いても全く人が居なくなりませぇ〜ん!」

 

店員2「もう少しの辛抱よ!この時間はボーナス貰えるって聞いたから志願したんだから!お昼までの辛抱よ、それまで頑張るわよ!」

 

店員1「は、はいぃ〜!」

 

 

ーーーレストランーーー

 

 

「えっと、このシンボリルドルフの3冠コースをお願いしたいんですけど……」

 

店員1「かしこまりました。ではこの中からお飲み物をお選びください。」

 

「それじゃあ………」

 

 

 

店員1「3番卓、シンボリルドルフ3冠コース入りました。お飲み物はお食事と一緒にお持ちします。」

 

コック1「やっぱり3冠コースが1番人気かっ!シンボリルドルフさんとトレーナーさんと一緒に考案したコースとはいえ、とんでもないなっ!」

 

コック2「春3冠コースや春秋コースもありますけど、3冠コースに比べたらちょっと少ないですもんね!でも、これで10卓中7卓が3冠コースですね……朝から満席なんて今までに無かったから凄いです。」

 

コック1「ほれ、遅れたら洒落にならん!調理を進めるぞ!きっと客はまだまだ来るぞ!」

 

コック2「はい、シェフ!」

 

 

ーーー路上ーーー

 

 

生焼け肉「はい、毎度〜!」

 

「すみません、この日本ダービーの優勝レイタオルください!」

 

「こっちには去年と今年のジャパンCの優勝レイをくれ!」

 

生焼け肉「はいはい、順番にね〜!」

 

「私にはルドルフさんと同じデザインのピアスをください!」

 

「私も同じのをっ!」

 

生焼け肉「順番にお願いしますね〜!」

 

「シンボリルドルフさんと同じデザインのピアス〜………こんなのが手に入るなんて〜!!でも、何でおまけで青いバラの髪留めもくれたんだろう?」

 

 

このように、お店ではルドルフが関連している商品が飛ぶように売れている。他のが売れていないというわけではないが、比較してもその差は歴然だった。朝から既に中山レース場はお祭りのように賑わっていた。

 

 

ーーー観覧席ーーー

 

 

スピード「我が孫ながら凄いな……今し方来たばかりだが既にルドルフのグッズを持っている者が多い、我が孫娘ながら絶大な人気だな。」

 

スイート「えぇ、末恐ろしい娘です。ところで母上、まだルドルフと八幡さんは来ていないようですが、何か聞いてはおりませんか?」

 

スピード「うむ、私も特には聞いていない。普段であれば朝から居るのだが、今日は居ない……きっとまだ家に居るのかもしれないな。」

 

スイート「八幡さんが一緒みたいですから、早起きが得意ではないルドルフは多分大丈夫だと思いますけど、ふふふ、どうなっていますかね?」

 

スピード「いつ頃になったら来るだろうか?寝惚けたまま来ないといいな。」

 

スイート「ふふふっ、流石にそれは無いかと……」

 

 

ガチャッ

 

 

タリアト「失礼する……ジャパンC以来だな。」

 

スピード「ご無沙汰しておりますタリアト殿。生憎と八幡君とルドルフはまだ現地入りしてはいません。」

 

タリアト「そうなのか……とすると、八幡達はまだ家に居るか何処かに行っているという事になるな。」

 

スイート「何処かに行っているとすると……学園でしょうか?でもレース当日だというのにどうして?」

 

スピード「それは私にも分からないが、学園だと決まったわけではないからな。我々の憶測でしかない。」

 

タリアト「まぁあの2人の事だ、本番に遅れるという事はしないだろう。遅くとも昼には現地入りをすると思う。我々はそれまで待とうじゃないか。」

 

 

ルドルフの母スイート、祖母のスピード、八幡の師匠タリアトも八幡達の行方は分かっていなかったが、有マ記念までには間に合うだろうとレースを見ながら待つ事にしていた。

 

 

 




ルドルフの人気っぷりが凄い……


八幡「つかお前、何勝手に出てきてんだよ。」

生焼け肉「いやぁ〜僕も少し売り上げに貢献しようと思って。」

八幡「ライスの、だろ?」

生焼け肉「モチ!!!」

八幡「相変わらずライス一推しなんだな、お前。」
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